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06:The Ruling Class.


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続・階級について

タイトルの「The Ruling Class」というのは「支配階級」という意味なんですが、私はThe Monochrome setというイギリスのバンドの同名曲がめちゃんこ好きでして、そこから取ったものです。(60年代のグループではないのだけど!)
オリジナルもめちゃくちゃかっこいいし、EGO-WRAPPIN'のカバーバージョンもステキなんだな~!!

え~話がそれましたが、第二次大戦中の出来事ですね。
いつも以上に語るのにおっかなびっくりなのですが笑、第二次世界大戦は「総力戦」と呼ばれるように、銃後の人々も戦争に関与せざるを得ないものだったそーです。

漫画の中に描いた疎開の話は、はじめはちょっとした記載を資料に見つけただけだったんですが、それがすごく印象に残ったんですよね。
なんでも大戦中、政府が政策を打ち出さなかったもんで、子どもたちの疎開は民間団体主体で執り行われたそうなんです。

富裕層は子どもを海外に送り出したり、寄宿学校にやったり、別荘に移り住んだりする経済的余裕を持ち合わせていたが、労働者階級の子どもたちは疎開計画によって百万人ほどが都市を離れることとなった。
受け入れ家庭の多くが労働者階級であり、上流階級と中産階級のあいだでは、疎開者の受け入れを拒否する傾向が高かったといわれる。受け入れた場合も、子どもたちは冷淡で無情な取り扱いを受けたという。疎開を経験したものは、疎開計画が民間団体の能力を超え、公的機関による介入が望ましいこと、また労働者階級の家族や共同体が高い道徳性を保持していることを発見した。
長谷川貴彦『イギリス現代史』p.27~28

なんというか、断絶が、見えませんか…。
ここから伺えるのは、「総力戦」という言葉の「みんなでともに戦ってるぜ感」とは異なる、階級によって選択肢が・人生が規定されるという現実であり、「労働者階級の家族や共同体が高い道徳性を保持している」ことが「発見」されたというのは、「階級の低いもんは道徳的にも堕落してる」という価値観が根強く残ってしまっていたということでもあるかと思います。

前回も「階級の話はするのがむずかしんだよ~」と述べたばかりですが、外から見ていてはわからない、そして中にいる人たちも言語化することができない「壁」のようなものは確かに存在するのかな~と感じます。
難しいので容易には取り扱えないと分かりつつ、フィクションの中で何かできることはないかというのは、いつも考えていることです。

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