原田病 〜その10:入院生活6日目。完全隔離な1日。〜

 現在絶賛入院闘病中(8日目)の私の、原田病発見から入院生活について。入院中は目の見えが良くないので、ゆっくりゆっくり更新してます。

5月5日(水)
 世間ではゴールデンウィーク最終日。
 だけど朝から気分はブルー。PCRの検査結果はまだ出ないままで、緊張しながら一夜を過ごした。

 昨日は部屋の隣にある二つのトイレの内、片側は使用可能だったのに、昨夜遅くにはもう部屋から一歩も出ちゃ駄目になってて、廊下の扉も締め切りだから何も音が聞こえない。完全隔離。

 トイレは紙コップにするらしい。大部屋だけど空きのベッドスペースがあったので、そこにトイレグッズが設置されていた。
 もちろん防音対策がされているわけでもなく、『え、なにこの拷問…』状態。災害が起きた時の避難所生活ってこんな感じなんだろうか、、もっと良い環境を作りたいなと、仕事脳がはたらく。(まだベッドと布団があるだけマシか)

 突然のコロナ発症だったようで、院内でもまだ慌ただしそうだった。朝の眼科の診察は、私がフロアを移動できないため、なかった。
 幸い点眼と内服薬は部屋でもできるので、治療に専念しようと心に決める。

 昨夜のPCR検査の結果はどうやら夕方にわかる模様。これで感染とかなったらまた更に大変な日々だろうな、退院は長引くなと不安は募る一方で、気が気じゃ無い1日が始まった。

 担当してくれる看護師さんは、テレビの向こう側でしか見たことがないようなエプロンをつけて完全防備。
 入院も約1週間も経って、段々仲良くなってきた看護師さんだったのに、なんだか別人に見えて、仰々しくて、コロナこえーなと感じた。

 『こんな事になっちゃって、大変ですね…』と声をかけるも『いや、でも患者さんの方が不便な思いをしてしまって辛いと思うので、私達は大丈夫』との言葉。すっごく頼もしかった。
 医療従事者の方ほんとすごいわ…なんか本気で支援したくなった。

 そういえば、入院前に買ってたパズル雑誌を久々に開いてみたら、見やすく、解けるようになっていた。こんな所で回復傾向を感じるとは。なんだか嬉しい。(最初は視界の中心が消えるので、答える枠がどこかさえわからなかった)

 久々に銃撃系のゲームにもチャレンジしてみた。前より見える!攻撃できる!
 でも久々だったからか目が疲れたのでやめた。早く、夫と弟達と通信しながらやりたいな。

 暇を潰しつつ、トイレに対して猛烈なストレスを感じつつ過ごしたけど、たまーに同室の方とカーテン越しに話すのは気持ちが安らいだ。(この時点でまだ陰性か陽性かわからないから、だいぶ慎重にやったけど)(しかも私は免疫が下がってるのでずっとマスク2枚してた。暑かった)

 そして18時。全然結果が伝えられないまま、1時間が経った頃、『全員陰性!』との報告有り。心底ホッとした。
 だけどまだまだ油断は禁物。コロナは潜伏期間とか発症期間とか色々定義があって、この先発症する可能性もまだあるとか。なので、5日後?くらいにPCR検査を再度することも伝えられた。

 今は全員陰性だけど、まだみんな完全に安心ではない状態。これから2週間ほどの隔離生活が始まる。トイレもお風呂も変わらずNG。トイレだけは何とかしてくれと本気で思った。水回りってほんとに大切。引越しするときも水回り一番大事やもんな。

 コロナ感染への恐怖やら何やらで、1日を通してご飯も全然進まなかった。痩せていってる気がする。まあ、ちょうどダイエットしたかったし、この後待ち受けるムーンフェイス&上半身肥満に備えるためにも、今はこのままでいいのかなと言い聞かせる。

 それにしても、コロナ対応でお食事が簡易包装に変わったので(簡単に捨てられる器に)、ほんとに食事が質素になった。入院中は食事が唯一の楽しみって聞いてたけど、そんなことはなかった。(むしろ修行僧の気持ち)

 明日こそは目も見えて、コロナ騒ぎがおさまってるといいなと願って早めに寝た。

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