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旅行先で体調不良になったけれど楽しめた件

夫が仕事を休めないと言うので、今回の箱根旅行は私と子供達だけになった。

一つのことに一言も二言も文句の多い夫なので今回の件については「夫がいなくてせいせいするわー!」と私は本気で思っていた。
どこへ旅行に行くにも行き方や時間の使い方への考え方が違うし、基本的に「私の意見はダメな意見」という思い込みのある夫なので、私の意見が通りづらくて結構苦しい時があったので。
なので晴れ晴れしていけると思っていたのだが、どこかの神様は私をいつも思うようには行かせてくれないようである。

以降、私の体調悪化記録をつけてみる。

旅行1日目
行きの箱根湯本行きロマンスカーにて。朝食のおにぎりを食べていたら、気持ち悪さを感じる。あと口の異様な渇きを感じる。

強羅公園に到着。子供とクラフト体験をしていたら、エアコンの寒さに冷えを感じて頭痛と吐き気を覚える。頭痛が止まらなくなり、食欲もなくなる。

ホテル到着。子供達がホテルのカラオケしているのを見ながら横になっていたら、発熱したような感覚になり体がほてる。
チェックインして部屋に来た途端、発熱と頭痛がガンガンMAX状態になったので部屋風呂に入って寝る。

夕食。食欲は無いが朝から水分以外摂ってないので、ホテル懐石の食べられるものだけ選んで食べる。熱状態の体が少し落ち着いた。しかしだるさと頭痛は止まらず。子供達が卓球をしているのを見ているだけでも辛かった。
食事後1時間後くらいに腹痛に見舞われる。胃というより腸あたり。かなりの激痛。そのまま寝る。

旅行2日目
発熱状態は脱するも、お腹の違和感と口の中の苦味あり。朝食を固形物は無しにするも、キリキリと腹痛が断続的にする。

ユネッサンに移動。遊んでいられたが、朝食が少ない為に栄養不足になり、売店でコーンスープとアイスと子供達のポテトを少し食べる。その後腹痛復活。気が遠くなりながら子供とプールで遊ぶ。ウィダーインゼリー的なものを買う。

箱根湯本へ。お土産買う。お腹が平気な気がしたが、気を緩めるのが怖くて子供の食べ歩きは見るだけで。

帰りのロマンスカー。時々お腹の違和感あるも、体調落ち着く。ウィダー飲む。昼寝したら色々回復した。

家帰宅。少し食べるとそれなりに腹痛が起きるので、あまり食べないようにする。昼寝したのでお腹以外はそれなりに元気だった。無駄に咳が出る感じがする。

以上。

旅行で非日常が味わえると楽しみにしていたのに、これでは旅行先で体調悪化するという嫌な方の非日常を食らうことになってしまった。
子供達には「ごめん、いま母ちゃんお腹痛いからちょっと遊べない…。」と何度言ったことか…。体調良い時は十分付き合えたし、子供達は子供達で楽しんでいたから良いのだが。

なんとなく、全てが「自分が思うような形の旅行」をさせてくれなかったように思う。
夫がいなくて楽で楽しい旅行、になるはずが、自分の体調悪化という究極的に良くない状態になり、「大浴場でゆっくりお風呂に入る」こともできなければ、「好きなだけ美味しいものを食べて楽しむ」こともできなかった。書いてみると自分でも「ああ、びっくり。」だ。

でもそれがすごく悔しくて無念と思うことがあるか、と言えば、そこまででもない。
私が体調が悪くても、子供達には美味しい食事や遊びを提供できたし、本人たちも十分満足そうであったこと。
大浴場でお風呂に入れなくても、ホテルの部屋のお風呂も檜作りの浴槽で、大きな窓もあり、その時はリラックスして温泉気分は味わえたこと。
私は食事は楽しめなかったけれど、子供達が食べたいものを食べる視点で店を選べたこと。固形物は食べられなかったけど、お店で美味しいハーブティーが飲めたこと。食べられない代わりにお土産は奮発して美味しそうな紅茶を買えたこと。

などなど、体調悪くても落ち込まないような選択肢を選べたので結果悪くなかったな、とは思った。

熱が出た時は最悪病院へ行かなくてはいけないかも、宿泊せずに帰った方がいいかも…とは気にしたが、「絶対今寝たら熱は下がる!」というくらいの疲れによる発熱だと思ったので乗り越えられはした。
そもそも体温計ないから発熱しかも分からず、強い頭痛の感覚だけで発熱と勘違いしただけかもしれない。(普段よくある。)

あと、親一人で子連れで旅行行くのも、リスキーなことなのだな、というのは思い知った。今まで旅行先で病気になったことはなかったが、私のような超小心者がなったらかなり苦労するのだな、という学び。
やはりもう一人の親である夫がいたら…とは思うが、それはそれで夫の心無い行為で余計に自分が傷つきそうなので、体調が悪くても夫がいて欲しいとは思わない。(私の体調を気にせず、余計に行動に無理をさせられていたかもしれない。心無い言葉を投げられて、より体調悪化しかもしれない。)

とにかく、夫はいなくてよかったし、体調悪くても子供達には苦労かけずに計画通りに楽しめたから良いのである。一泊二日なのに1ヶ月旅行したくらいのお土産話と感慨に耽られている。
今思い出すのは子供達の笑顔と、自分が究極的に体調悪くなった時の感覚。猛暑日に歩いた道。全てが同量で、少し楽しいこともあった、で良いではないかと思っている。


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