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【2022】葛藤からの決意とこれからについて

2021年もあっという間に過ぎ、新しい年を迎えました。昨年は個人事業主として色々な想いや葛藤を感じた数ヶ月間がありました。

メイン事業を動画・映像制作でやっていくと決めたことは良い決断だったと思っています。一方で、「働き方」に関してはまだまだ改善できるのではないかと考え、自分なりに出した前進するための手段が「投資」でした。

その経緯と、投資したことで今年何をどう変化させていくのか、自分の中でしっかりと言語化しておきたく、noteに残します。

個人事業主としての葛藤

2019年4月に開業してから今年4月で4年目に突入しようとしています。

1年目より2年目、2年目より3年目。同業の繋がりやご縁に恵まれ、SNS経由でのお問い合わせやリピートのご依頼など、ありがたいことに順調に売上は伸びています。

ただ、去年夏頃から「今のままではいられない」と思うようになりました。

受託制作にも色々ありますが、2次受け・3次受けとなるケースがまだまだ多く、そこに大きな課題を感じていました。

受託制作の課題

受託制作とはいえ、クライアントから直接依頼していただけるケースもあれば、制作会社から依頼される場合もあります。

去年の夏頃までは制作会社や同業者からの依頼など2次受けの割合が多く、もどかしい想いをしていました。その理由は、

・納期が短くなりやすい
・低単価になりやすい
・実績として公開できないケースがほとんど
・クライアントまたは制作会社都合で案件の停滞が発生する
・クライアントと直接対話できないことで起きる認識の齟齬
・認識の齟齬により修正が増え想定してない負荷が発生する
・関わる人が多い=確認者が多く、確認に必要な期間が長期化しやすい
・自分が創ったもので結果どのような影響があったかFBを得られにくい

このように、スケジュール・売上管理が難しく、一時的にすごく忙しくなったり、一定期間仕事が無くなったりとコントロールできないことが多かったです。そして、自分が創るものの質・改善・反省点などが見えづらい状況で(もちろん自分視点での改善点はたくさんあります…)どんどん次を作らなければならない。

このような状況を「変えたい!」と思うようになりました。

課題ときっかけ

このような課題を抱えながらも、昨年8月にWepotというオウンドメディアをビジネスパートナーとリリースすることができました。

オウンドメディアリリースとその後の運営、チームとして動くことの意義やメンバーの存在、オウンドメディア経由で初のお問い合わせ。とても大きな収穫がありました。

そして、クライアントと一緒に制作の工程を共有しながら納品まで到達できたことは、このオウンドメディアの新たなスタートを実感できました。

これらの経験は私にとって大きな影響となり、また新しい決断をするためのきっかけとなりました。

オウンドメディアリリースまでの約1年、運営メンバー全員が本業の制作と平行しながらメディア制作をしていました。

それはお客様の課題を解決する組織として存在する私たちを知ってもらうため、課題解決によって必要な人に必要なものを届けられるようにするため、クライアントとエンドユーザーの良い未来を作るため、そして自分たちの仕事をつくるため。

そういった”見えないけど大きな目標”に向かってチームで駆け抜けた期間があったからこそ、初めてお問い合わせをいただけたときの喜びはひとしおでした。
このWepotというサイトが存在していなければ出会えなかったクライアント(人)と出会えた。創ったものに感動してくださった。執筆した記事を会社で共有してくださった。嬉しいフィードバックをいただけた。(※私のことだけではありません)
すべてがすごくすごく嬉しかったです。

と同時に、変革を起こさなければ何も変わらないことも強く実感しました。

決意と実現したいこと

このような経験を通して、改めて自分は何をどう変えていきたいのか自問しました。その結果、以下のことを実現したいという結論に至りました。

・クライアントと伴走して創作活動がしたい
・(今は)量を多くこなすより1つの創作物に対して深く向き合いたい
・チームで一緒にできる規模の(動画/映像・デザイン)制作をしたい
・長くお付き合いできるクライアントと出会いたい
・1人のビジネスマンとしてキャリアアップをしたい
・1人のクリエイターとして新しいソフト・技術に積極的に触れ映像表現・演出の幅を広げたい
・クライアントとの繋がりを増やしスケジュール/売上管理の状態改善を測りたい

これらを実現するためには、

・お仕事のご依頼元を変える必要がある
 (直クライアントの案件に多く携わることがすべてのベースになる)
・掲載/公開可能な実績を増やす
 (スキル証明・信頼度向上・自分を選んでもらうため)
・質の高さを追求/常時スキルアップ
 (顧客満足・成果貢献・事業貢献のため)
・チームでプロジェクトを円滑に回すためまず自分ができることを増やす
 (PM・ディレクション・編集者・デザイナーどの役割も経験した上で未来のプロジェクト進行をスムーズに行うため)
・コントロール可能な範囲を増やすことで経済的/心理的に良い循環を生み出す
 (経済的・心理的ゆとりは制作の質・関わる人との良好な関係値を築くことに繋がる。家族との時間確保など良い生活を支える基盤となるため)

そして、上記を実現するためには個人事業主ではなく、会社という看板を立てる必要があると考えてます。社会的信用が大きい要素ですが、今後、受託制作以外の事業展開も視野に入れていること、複数人でできるプロジェクトを想定しているためです。

今年は代理店や制作会社経由のお仕事の割合を徐々に減らしつつ、直接クライアントからご相談いただける環境を整えなければと考え、営業代行サービスへの投資を決意しました。

それは自分にとっては大きな変化であり挑戦です。クライアントと直接対話し、自分がどんな価値を提供できるかプレゼンをし、お仕事をご依頼いただく。営業活動がない代わりに、選んでいただけるよう・一緒にお仕事をしたいと思っていただけるよう、自分自身のビジネススキルも磨く必要があります。

そのステップは次の段階に行くために必要不可欠と考えており、現在はその準備を着々と進めています。

2022年の終わりに在りたい姿

今年1年をかけて、できるだけ理想とする働き方に近づくためにも、ご依頼・ご相談いただいているプロジェクトに一層真摯に向き合い、1つ1つ実現していきます。

2022年が終わる頃には、

・クライアントと伴走して創作活動ができている
・1つの創作物に深く向き合えている
・チームで一緒にできる規模の制作ができている
・長くお付き合いできるクライアントと出会えている
・クライアントに価値提供ができている(クライアントにFBいただく&改善する)
・自分が対応できる領域を広め高め続けている
 →その結果、自分が依頼主となるような存在になる
・スケジュール/売上管理の状態改善ができている

こんな状態を目指したいと思っています。そして、必要なタイミングが来たときには法人化し、2023年には一つの会社として展望を語れるようにしていきたいです。

動画で社会に感動を増やしたい。
社会に感動を増やす人を増やしたい。

このヴィジョンは私自身の仕事のベースとして大切にしています。このヴィジョンを念頭に、これからも挑戦と進化を続けていきます。

2022年も、どうぞよろしくお願いいたします!



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