見出し画像

出産レポート

ここのところnoteなんて全く書いてなかったくせに、なんだけど、自分自身が出産前に、先輩ママさんたちの出産レポートを読み漁っていたので、これから出産に挑む妊婦さんの参考に少しでもなればと思い、わたし自身の出産レポートをここに置いておきます。

___

計画無痛分娩希望。

36w健診時に「今後の健診で前後する可能性はあるものの一旦分娩日決めよっか」と言われ、予定日きっかりに設定。
予定日が7月5日だったので、わたしたち夫婦が大好きな夏だし、5日ってなんかキリ良くていいよね!なんて。
ちなみに夫と付き合い始めたのが20日、結婚記念日は15日、わたしの誕生日が20日、夫の誕生日が25日。お子の誕生日が5日だったらなんかイイヨネ!っていうそれだけの理由。w

37w健診時、子宮口は1cm。
「分娩日を1w早めた方がいいかも」と言われるもののしぶるわたし。←
「じゃあ38wの健診で子宮口の開きみて改めて決めよっか」と先生に苦笑いされる。

38w健診。
元々は38w4dで健診の予約を取ってたのだけど、ここ数日お子がどんどん降りてきてて「早く出たいよー」と言ってる気がして、健診日を4日前倒して38w0dで予約を取り直す。
そしてこれが結果的に功を成す。

健診での子宮口は2.2cm。
柔らかくなってるとのことで「もう今晩陣痛か破水きちゃうかもね!」と有無を言わせず入院日を前倒しに。
「本当は今日にでも入院して良い状態なんだけど、空きが無いんだよね〜...最短で空きがあるのが明後日だから明後日にするしかないね。でもそれまでもたないかもね!ハハハ」と陽気な先生。
今日にでも、なのに明後日なんかーい!と焦るわたし。でもまぁ致し方ない...

まだ1週間以上あると思ってたのに今日にでも、と言われたので焦って残りの仕事を引き継ぎまくる。(ギリギリまで働きすぎた...)

その日ドキドキしながら就寝するも何もなく。(前駆陣痛に起こされはしたけど)
超絶心配性な夫が「日中破水とか陣痛きたらどうすんの」と実母を召喚。(家からわたしの実家まで1時間かからないぐらい)

13時すぎに実母がやってくるも特に何もなく、わたしはとにかく仕事の引き続き。
もちろん元々引き継ぎはした上での細かい確認だったりなので、健診から帰った後からの丸2日間で安心できるレベルに引き継ぎ完了。ほっと一安心。

17時すぎ、トイレ行った際につけていたおりものシートがぐっちょり。
破水?おりもの?尿漏れ?
判断つかず、軽い日用ナプキンに付け替えて様子見。
おりものや尿漏れだったらそのタイミングだけで終わるけど、破水だったら続くって言うもんな...
15分後ナプキンが濡れてるかチェックするもめちゃくちゃ微妙...
帰されるの嫌だなと思いながら、判断つかないのでとりあえず産院に電話すると「入院バッグ持って一旦来てください」と。
もう夜ごはんの時間終わっちゃったからごはん食べてきてね、明日は1日絶食だからね、と。
そしてなんと、20時までに行けば良いとのこと(現在17時すぎ)
破水したら急いで産院へ!だと思ってたからそんなゆっくりでいいのかぁと拍子抜け。(破水かわからないレベルのチョロチョロと伝えたからかな)
実母とタクシーで向かおうかなと思いつつ、夫から「何かあったらとりあえず電話して」と言われてたので夫へ電話。

夫:「すぐ帰る」
わたし:「病院行くだけよ?今日生まれないよ?ママンいるしタクシーで向かえるよ」
夫:「いや、帰る」

どうしてもわたしを産院まで送りたいという夫を待つことに。
しかも帰宅ラッシュに巻き込まれたらしく夫が帰ってきたのが18時半。
こちとら1時間半暇してたわ。
ていうかそんなかかるなら家で何か食べたら良かった...

夫と入れ違いで実母と別れ、コンビニのおにぎりを頬張りながら産院へ。

「破水はしてないみたいだけど、子宮口3cmだしやわらかいし、予定日より前に陣痛きちゃうかもだから入院しようか!どうせ明日から入院でお部屋もあいてるしね」ってことで1日前倒しで入院することに。夫は帰宅。

計画無痛分娩なので、本来なら前日に入院してNST、内診、バルーンなどの処置があるのだけど、もう3cmあいてるからバルーンも必要ないし、明日分娩にしましょう。と。
思いがけずさらにお誕生日が1日前倒しになったお子。

「明日朝6:40に分娩室に来てください」と言われ驚愕。朝早ェよ...

シャワーの許可も出たのでシャワーを浴び、持ってきた眉ティントで眉毛づくり。(眉なし出産はヤダ)
特にやることもないし、明日に向け早々にベッドに入るも全然寝れんし、何なら前駆陣痛に1時間に1度起こされる。
4時頃から眠ることができぬまま分娩室へ。
万年便秘気味のわたしは浣腸の刑に。(当日排便があればやらなくて良かったみたい)
「3分ぐらい我慢してからトイレに座ってね」と言われるも多分1分も我慢してない。

まずは点滴。
今までに見たことない太さと長さの針。
ちびすけなわたし、案の定なかなか入らなくて助産師さんを困らせながら何度かのチャレンジで成功。
前日から絶食、分娩室に入ってからは絶飲(OS-1ゼリーだけは飲んで良い)なので、まずは水分補給のための点滴から。

NSTを1時間ほどしたのち、先生がやってきて麻酔処置。
無痛にも色々あるけれど(子宮口5cmまで耐えるとか)わたしの行ってる産院は最初から麻酔を入れてくれるパターン。

エビみたいに丸くなって、、とやってる間じゅう肋骨を蹴り蹴りするお子。
そっちの痛みが強烈すぎて麻酔の針の痛みはあんまり感じず。
カテーテルが入ってく気持ち悪さはあった。
「上手ですよー!」と褒められる。
麻酔を入れてもらうと背中がひんやり変な気持ち。

それまで感じてた生理痛のような痛み(陣痛だったぽい)が15分ほどでなくなって麻酔スゲェってなる。

促進剤もスタート。
NSTの数値と内診とで促進剤の量を調整しながらお産を進めてく。
麻酔入れてから効くまでに15分ほどかかるので早めに追加しないと陣痛の痛みが現れることを知る。以降タイミングの見極めに必死。(ちょっと痛いかも?ぐらいで追加しないと間に合わない)

麻酔を全体的に行き渡らせるために、定期的に寝返りを打つ。
どうやらわたしは右半身が効き辛いぽい(右半身にだけ陣痛が現れたりしてわかる)ので主に右を下にしてひたすらベッドの守護神となる。

そして重大なことに気づく。
「写真撮り忘れた...」

朝、入院着で最後のおなか大きいショットをおさめようと思ってたのに...!何やってんだ自分。。

13時から面会OKで13時ちょうどにやってくる夫。(待ちわびてたらしい)
夫が来たところで特に何も変わるわけでなく、話しながらひたすらお子が降りてくるのを待つ。

初産婦さんの半分ぐらいは当日中に産むことができず、翌日に持ち越すと聞いていたので、子宮口5cmで停滞していて絶望。
なんとか今日中に産みたいよぅ...

子宮口6cmあたりから骨の痛みが出現。
臨月から現れていた肋間神経痛?とにかく肋骨の痛み に加えて恥骨が痛む。
「麻酔で取り除けるのは陣痛の痛みだけなの」と助産師さんに言われ、ただ耐える。
陣痛の痛みを取り除けてるだけ本当にありがたいよな...麻酔は神。

陣痛の山とリンクして肋骨と恥骨が痛むので、お子が降りてきてる感じがわかる。
妊娠中かなりお世話になったB-LIFEのまりこさん(ヨガインストラクター)の呼吸法で乗り切る。

分娩室はカーテンで仕切られていて、この日のお産は7人。
並びの妊婦さんが先に出産となり、感動して夫と涙する。(赤ちゃん大きかったみたいで吸引分娩となり大変そうだった)

「③番さん子宮口全開!」「⑦番さん9cm!」
助産師さんと先生が慌ただしくカーテンで仕切られたお部屋を行ったり来たり。

子宮口8cmだったわたしは放置。
妊婦さんみんな頑張ってる...!
顔は見えないものの並びのみんなに勝手に戦友感を覚え、奮起させられる。
お子も奮起させられたのかどんどん降りてくるのがわかる。
わたしのおとなりさんも分娩開始。
先生も助産師さんたちもバタバタでとても来てくれそうもない雰囲気。
ここでもまたマリコさんの呼吸法でいきみ逃し。
「ナースコール押したら?」とひたすらおろおろする夫。
でもなんとなくまだで、今はいきみ逃し期間だと本能的に察知したわたしはひたすら呼吸に集中。(夫よ、話しかけんな)

助産師さんがやっと来てくれる。
「全開だね!準備するね!」
分娩準備のため夫は一度退室。
準備が整い、他のお部屋の分娩中である先生を待つ。

先生キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!
待ちわびてた先生到着。

「くる!もう産めます!」
骨の痛みのおかげで陣痛の波のタイミングがわかるわたし、先生に謎の宣言。
(この波でいきみたかった)

まだ手袋をつけながらの先生「よ、よし、じゃあいこっか!」

「旦那さん!旦那さん呼んで!」

あ、夫くん退室させられたままだったのか、と思うも正直それどころじゃなかった。

他のお部屋の分娩聞いてるとやっぱり麻酔があるのでいきむタイミングわからないみたいで、わたしは特殊なパターンだったのかしら...(陣痛の波に合わせてとにかく骨がものすごい痛かった)

レバーの下の方持って、おへその下あたりを見て、目は開けたまま、息を止めて、いきむ!全集中!!
サンシャイン池崎の動画を見て予習した通り!ありがとうサンシャイン池崎!!

「いきむの上手だよー!」
褒められながら3回ほどいきんで、促進剤開始から約8時間、お子が誕生。
会陰は2回ほどジョキンとやられましたが。

頭からゆーっくり出てくるところもしっかり見れました。なんと神秘的な。

産まれたてほやほやのお子をおなかの上に乗せてもらう。
なんだこの小さいのは?これがおなかの中に入ってたってマジか。

「旦那さん!ほら写真撮って!」
助産師さんに怒られながら夫に写真撮影をしてもらい、お子は綺麗にするため退室。
夫も退室させられて、胎盤の処理と切開部分の縫い合わせ。
塗ってる時間めちゃくちゃ長いんですけど。これは結構切ったな...
そんなことを冷静に考えれるぐらいに無痛はすごい。
痛みはないものの縫い合わされてる違和感はある。
「胎盤見たい?」と言われ、断っちゃったけどせっかくだから見せてもらったら良かったかな...
そんなことを思いながら後処置が終わり、しばらく放置される。
他のお部屋も立て続けに分娩に入ってて助産師さんも先生もまだ走り回ってる。
おとなりのお部屋も出産!
あれ、わたしより先に分娩入ってたのに今だったのか...
自分がいかにスピーディーだったのかを知る。

しばらくボーッとしてたら夫登場。
しかもお子抱っこしとる!!!なんだそれうらやましい!!
わたしの横にお子を置いてもらう。腕枕。

綺麗に拭いてもらったお子を見て涙が溢れる。
ふえー!かわいい!天使!わたし天使産んじゃったよ!!
写真やムービーを撮りまくる夫。

お子はほぼ推定体重通りの2772g。
お子は突然外の世界に晒されて唖然としている様子。ゆっくり瞬きしてる。
ようこそお外へ!これからよろしくね!

産後2時間はこのベッドで様子を見るということで、しばらく夫とお子とでまったり。
夫が分娩室に入ったときにはもうお子の頭が見えていたと。
壮絶な分娩シーンを想像していた夫はわたしが冷静すぎてひいたらしい。(それもこれも麻酔のおかげ)
安産だね、なんて言いながら3人で幸せな時間を過ごす。
麻酔切れてきて後陣痛が襲ってきてるけど、お子がかわいいので気にならない。

「ではそろそろお部屋に戻りますね〜」とお子を回収される。さびしい。
夫ともここでお別れ。コロナのため次会えるのは退院の時。

背中のカテーテルや腕の点滴を抜いてもらうなどし、車椅子でお部屋に戻る。
「もうすぐ夕食も出てくるし、3時間後にまた様子を見にくるのでそれまではベッドで休んでいてください」と、突然のひとり。

突然ひとりになったことで、麻酔もすっかり切れている事実に直面。
後陣痛と会陰の縫い合わせた傷が痛くて唸り続ける。
みんなにLINEとか報告したいのに、それどころじゃないぐらい痛い。

夕食が運び込まれる。豪華!
これ今日1日絶食してた奴が食べるメニューではないやろ!胃がびっくりして痛くなっちゃうわ!と思いながら、フルーツやスープから手をつけるも、結果的に半分ぐらい食べた(食べたんかい)

食後はまた痛みに悶える。
「後陣痛 乗り越え方」などを必死に検索。
ほとんどが役に立たない記事(失礼)だったけど、「おなかや足を温めるとラクになる」という有力な情報をゲット!
わたし、カイロ持ってきてたやん!
持ってきていた貼るカイロを下腹部に貼ると痛みがだいぶ和らいだ。(ちょうど鎮痛剤が効いてきたのもあるかも)
妊婦のみなさん、入院セットにぜひ貼るカイロを!

時間通りに助産師さんが来て、歩行と自力でトイレに行く練習。(麻酔が効いてる間は尿カテーテルだった)
会陰切開の傷が痛むのでトイレこわすぎ。行きたくねぇ。

一段落してようやくみんなに報告する元気が出てきたので、LINEしたり、夫に電話したり、実家に電話したり。

そしてやっぱり痛みで寝れないので気を紛らわすためにこのレポを書いています。
明日からは授乳もあるし、とすると次は胸の痛みと戦うんだなとか思うと、出産は終わりじゃなくてまさに始まりなんだなぁと感じる次第。

思うことは、とにかく全ての母は偉大であるということ。Big respect!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?