3年待ちの津軽海峡単独横断成功までの道のり 後編
こんにちは、うみおんなです🙋♀️
前編に続き、後編となりました!
後編ではチャレンジ当日の朝からチャレンジ終了までの間に何があったかお話ししていきたいと思います🤲
朝起きたのは0:00。
朝ではない、夜中だ。笑
よく寝れたような、ワクワクしてて寝れてなかったような、
すでにアドレナリンが出まくってた気がします😂
ホテル出発時間は2:00
タイムリミットは2時間❗️
起きてからは、まずご飯食べてエネルギーチャージ‼️
ご飯食べながら、今回測定させてもらえることになった深部体温の機械をポチポチ。。。
パソコンと繋いだり、薬を飲んだり💊
またパソコンと同期したり、、、
習ったようにやったら、スムーズにできたから時間のロスはなく無事準備完了✌️
ご飯食べながらやってたものの、昨日の夕飯(5時間前くらいに食べたうどん)がまだ消化されてなくてなかなかお腹に入っていかない😅
だからトイレも出ない😭
ま、車で1時間ほど移動だからその間に食べればいいか😅と途中で中断。笑
今度は、給水の飲み物・食べ物の準備‼️急げ急げ💨
今回給水に利用した飲み物はこちら!
まず、ホテルのお風呂に熱湯を溜めてそのままペットボトルの水を投入‼️
水が温まったらそれぞれの粉を溶かしていって
出発直前までまた湯へ投入‼️
だいたい、ちょっとアチチ!ってくらいまで温めました🙆♀️
そのあとは、
ウーバーイーツバッグやコストコバッグの内側に
貼るホッカイロを貼り、温めていたドリンク類を入れて冷めないようにして準備万端‼️
次は食べ物!!
他に、
一口大に丸めた梅干しおにぎり🍙
バナナ🍌
を用意して、補給物の準備は完了‼️
あとは、大事な水着と大事な紫キャップと大事なゴーグル、ワセリンなどをただただカバンに詰め詰め🤣
ギリギリまでサポーター高橋さん方や家族に手伝ってもらい、無事ホテルを出発できました!
(ちょっと時間過ぎてたかもだけど...笑)
船出発位置の漁港には、
ホテルから1時間ほどかかるので
車の中では残ってたご飯を食べたり、
ひたすら腹筋して身体を起こしたり
してました😆
すでにアドレナリンが出ていたせいか、全く眠くなくハイ⤴️な感じ。笑
ある意味恐ろしい身体だった気がする...笑
そんなこんなしているうちに、漁港へ到着‼️
到着したらまたバタバタ💨
出港までのタイムリミットは20分あるかないか❗️
水着を着ないといけない!
トイレも行かないといけない!
荷物も船に乗せないといけない!
写真も撮らないといけない!笑
荷物はサポーター高橋さんと家族に任せて、とりあえずわたしは着替えとトイレに専念‼️
公衆トイレの車椅子スペースをお借りして、
身体にファイテンクリームを塗る❗️
ひたすらワセリンを塗りまくる‼️
そのあと水着を着る‼️
これがなかなか時間がかかった😭
出港ギリギリになってしまい、船に乗り込んだら即出港🤣
ギリギリ出港前の写真をパシャリ🤳
さぁ準備は整った!
出港だ〜‼️‼️
本来2022.07.25 AM3:30スタートでしたが、出港が出遅れてしまい
2022.07.25 AM3:46スタート‼️
スタートは小泊岬北灯台左側から、船から降りてのスタートでした!
スタートの様子や、泳いでいる様子はFacebookにライブ動画で残っているので見てみてください‼️
実はおしっこ近くて、スタート前にハシゴ降りてる途中海でおしっこした。笑笑
スタートをしてからは身体が動く〜‼️
泳ぐの楽しい〜‼️
とりあえず無理のない同じリズムで、同じ脈拍で。
給水の補給するタイミングは、、、
液体…30分毎
固形…1時間毎
出てくる飲み物と食べ物は、サポーター高橋さんにお任せ😆
要するに、30分に一回は飲んだり食べたりして
次何がくるかな?と給水を楽しみに泳いでました‼️
補給の仕方は、
レッスン参加者(5コースのサンタさん)お手製(作ってもらった&素子さんにお借りした笑)の
ドリンクボトルとタッパーを紐でくくって
船にいるサポーター高橋さんに投げてもらうやり方❗️
魚の餌やりと同じ笑笑
ドリンクボトルとタッパーはこんな感じ⬇️
船に触ったり上がったりすると失格なので、
補給も海の中で浮きながら❗️
このとき、
巻き足とスカーリングで直立してるとかなり体力消耗することに気づき💡
液体、固形を口に入れたら仰向け、大の字で浮きながら補給&休憩👍
補給物で美味しかったものランキングは👇
No.1 オレは摂取す
No.2 バナナ🍌と羊羹
No.3 抹茶オレ+ハチミツた〜ぷり🍯
塩水に浸かってるから甘いものが欲しくなるらしい笑笑
補給と休憩はこんな感じ⬇️
とな感じで、
北海道に着くまでひたすら繰り返していたらしいです😆
というのも、スタートして5時間以降の記憶があまりありません!笑笑
でも給水中には、寒さや疲労度などのデータをとっていたので、何かしらの会話はしてました‼️
ロボットのように身体は動いたまま🤖
給水の30分が早く感じたり、長く感じたり🙄
マグロいないかなぁと海の中をキョロキョロ👀するも何もいなかったり😵
サラシがねじれているのが気になったり😲
サラシがついているワイヤーに海藻が引っかかってなかなか取れないのをずっと見ていたり😯
船に近づくとサメよけの電気がドーンと身体に響いたり💥
船の後ろ側に行くと波がバシャバシャで泳ぎにくかったり🌊
逆に船の前に行きすぎるとサラシを超えて、アレ〜?ってなったり💦
給水合図の拡声器を持った母が準備しだすと、まだかまだかと待っているも全然給水時間にならなかったり☹️
途中動画撮影が始まると気合が入ってチラチラ確認したり🤪
休憩中に船長の生歌が聞けてリラックスできたり😌
水中でドブドブ聞こえるなと思ったらタンカが横切るからと休憩挟んだり🙃
津軽の海水は美味しかったけど、なんか口の中がブヨブヨしてきたなぁ😟と思ったり...
記憶がないなりにいろいろ考えていたことは覚えている🤣🤣
よくレースの時に何考えてるんですか?って聞かれるけど、
泳ぎのこと考えてたり、周りの状況のこと考えてたり意識がある時は頭の中は忙しいです!笑
なんと、わたしがいろんなこと考えて泳いでいる中、
船に乗っていたサポーター高橋さんと家族は、前でマグロが跳ねたのが見えたらしい!
わたしも見たかった。笑笑
ちょうど北海道が見え始め、
岬と並んだくらいの頃から全く進まない感じがして、
給水のたびに、進んでる⁉️って叫んだことも覚えてる笑笑
この津軽の海、海水の濃度が高いのか(しょっぱいけどベトベトしない感じ)
かなり身体が浮いてて普段泳いでいる時に痛いところが何も感じず泳げていました!
しかし、進まなくなってきてから、
意識もはっきりしてきて身体の異変に気づくことに...😅
今まで痛くなったことのない、
手首よりちょっと上!ちょうどウォッチをつけてるすぐ上!
が両腕激痛⚡️ギシギシ💥
泳いでいる時のいつ痛いって、ずっと痛い😂
入水する時も、水を流している時も。
あ、リカバリーの時は痛くないかな?でも反対の手は痛いからずっと痛かった笑笑
手のひらを広げたり丸めたりできない、指が動かせない感じ。
⏩結果、後日病院行ったら「腱鞘炎(腱交叉症候群)」でした!🤣
そして、いまもハードな練習になると痛みます😭
給水の時にボトル掴むのも大変になって、モミモミしてたら、サポーター高橋さん異変に気付き声かけてくれました😭
でもどーしても痛くて痛くて途中で止まってしまい、急遽休憩を挟むことに。
補給物が渡され、
羊羹だ!わーい😃とモグモグしてたら、ガリっ‼️
ん??まっずーーーー😵
最初歯が折れたのかと思ったら、
まさかバファリンが入っていたなんて笑笑
船には母も乗っていたので自分がバファリンを常備していることを知っててとりあえず応急処置として
補給食の羊羹にバファリンを入れて出してくれたらしい。。。
そのあと痛みが引いたので、ありがたかったけど
羊羹かと思ってテンション上がってるところからの、バファリンはしんどかった🤣🤣
そんなこんなを乗り越え、だんだん北海道がデカくなってきたー‼️
北海道上陸(ゴール)には、弟とサポーター高橋さんも一緒に泳いで行くと話していたため、
早く船から降りてこないかなぁとひたすら考えてました!笑笑
まだかなぁと泳ぎながら待っていると
やっと、やっと、降りてきたー!
2人の後ろをついていい波を使ってやろう!!と、考えていたものの
先にいかれた。笑笑
お二人さん、さっさか先に行っちゃって結局いい波使えず🤣
確か2人が入ってきたところぐらいから、
水深が浅くなってきてて
海の状況がよくわかるようになってきている+水温が一気に下がった気がした...笑笑
だから寒かったんだろーなぁって思いながらも、
ウニがいたり、ワカメが生えてたり海らしさを楽しみながら、
もうちょっと待ってくれーい!って内心叫びながら追いかけ、
やっとこさ、上陸‼️‼️
立ち上がったところでタイムが止まるらしく、ドローンで状況を撮影、タイム計測してサポートしてくださった守谷さんは早く立ち上がれーって思っていたそうです😆
なんでかって、11時間になるかならないかの瀬戸際だったから🤣🤣
重力を感じながら、無事立ち上がり
10時間59分56秒で、津軽海峡単独横断泳、完泳‼️
上陸したら、また船に泳いで戻らないといけないので
津軽の海を最後に堪能して残ってる力を振り絞り船に戻りました‼️
船に戻ったら、「おめでとう!」とたくさん声かけていただき、
帰港したときにも、たくさんのおめでとうをいただき、本当に達成できたんだと改めて実感しました🥲
帰りの船でもライブ配信で、みなさんに結果報告をし、
祝ってもらい、喜んでもらい、とても嬉しかったです😊
帰港して、陸に足をついた瞬間、なんかおかしい🤣
ん?歩けない。笑笑
フワフワしてて歩き方がわからない。笑笑
手首が痛くて手に力が入らない。笑笑
カバンが持てない。笑笑
口の中がブヨブヨで気持ち悪い。笑笑
と、11時間も水平姿勢で重力を感じず、塩水に浸かっていた後の人間はこうなるらしい🤣🤣
帰路について船に乗りながら、考えていたこと...
海上を見ると
波も強く流れも激しくなっているように感じた。
あの時間に、あのルート通り通らないと成功していなかったと思うと、
本当にその土地の海を知る者はすごい。
船長の言うことを素直に聞いてよかった。
船長にはとても感謝しています。
帰港して船長と少しお話しすると、
成功して帰って欲しいから出来る限りのサポートはするけど、
やっぱり泳力と海流に負けないスピードはある程度つけてからきて欲しいとのこと。
確かにチャレンジしてみて、わたし自身もそう思った。
チャレンジ日の状況にもよるけど、
わたし自身だいたい100mを1分30秒のスピード泳いでいたけど、
最後の方は時速1kmしか進んでいなかったし、(記事最後にラップを載せます)
体力(元の身体に戻るのに半年はかかり、手首の後遺症はいまも残ってます😂)も
費用(チャレンジだけで70万、宿泊など準備を含めると約100万くらい...😅借金中。)も
時間もかかるチャレンジだし、
それなりの覚悟は必要。
しかも、船長とは初めてお会いするので、
船長はその人の持ってるスピードを当日見ただけで船のスピードもルートも決めていかなければいけないからとても大変。
リレーに関しては交代するのにハシゴをあげたりおろしたりしなければいけないから重労働、
交代が激しいとそれがさらに増すみたい。
わたし自身も興味本位でチャレンジを決めたけど、
実際やってみて、
やっぱりたくさんの練習と準備をしてきたからこその成功だったし、
ソロ、リレー関係なく
決して1人だけの挑戦ではなく、
船長を含め、サポート、応援してくれる方とOneteamとしての挑戦。
これから海峡横断をチャレンジしてみたいと思っている方は、
かなりの覚悟を持って、練習も積んで挑戦してもらいたいです!
そして、なんといっても船長の言うことは絶対。
その海を知る者に、反論はしてはいけないですよ。
そんな船長に最後、
「あなたが今までで1番わたしの理想としているルートでした」
と言われた時は、
一緒にチャレンジできてよかったな、
3年間ワクワクしながら待った甲斐があったな、
チャレンジ決定から約半年、いつものレース+αの準備をしてきてよかったな
などなどたくさんの思い、嬉しさが込み上げてきました🥲
また、約11時間も船の上で、サポートしてくれた高橋さん、家族、オブザーバーの守谷さん、
やるからにはデータを残したいと思い、その思いに協力してくださった藤本先生には感謝してもしきれません。
さらに、
現地まで応援に来てくれた方
ライブ配信で常に気にかけて見ていてくれた方、
応援のメッセージをくれた方、
ドリンクや補給食などのサポートをしてくれた方、
他にもたくさんのサポートをしてくれた方、
みなさんの応援があったからこそ、達成できたと感じています。
自分1人では達成できないチャレンジに多くの方々を巻き込みました。
皆様からの応援、サポートなどたくさんのパワーをいただきました。
代わりにはなりませんが、少しでもこのチャレンジ、達成が、
スポーツだけでなくとも、
皆さんの今後のチャレンジへの後押し、
気持ちの変化、パワーとして届いていたら嬉しいです。
わたしはこのチャレンジで、
もっともっとows、海で泳ぐ楽しさ、いろんな海を知りたい!
そして広げたい!
海外の海でのレース、海峡横断に挑戦してみたい!
自分の挑戦が、誰かの力に!、パワーを届けたい!
次世代のowsを続けたいけど、前例がないから続けられないって人のために、新たな道を切り開いていきたい!
とさらに思うようになりました❗️
owsの楽しみ方、海の楽しみ方は
もっと無限にあるのではないのか?😃と思えるいいチャレンジでした‼️
本当に応援、サポートありがとうございました!!
今後もわたし、『うみおんな』は、
また更なるチャレンジをしていく予定!
今しかできないこと、
今しか話せないこと、
経験したから話せること、
伝えられること、
何を意識して泳いだのか、
どんなトレーニングしたのか
などなど、
興味がある方、自分に活用してみたいって方には練習会などを通して、こちらも真剣にお伝えいたします😁
これからも今後の挑戦、チャレンジを
見守っていただけたら幸いです☺️
また、
面白いチャレンジしてるなぁって興味を持ってくれたら嬉しいです!
そして、
更なるチャレンジをOneteamとしてサポートしていただける方がいらっしゃいましたら、ご連絡頂けると嬉しいです😊
と、いうことで
なが〜くなりましたが、前編・後編と読んでいただき
ありがとうございました‼️
最後にちょこっと写真や
深部体温などのデータ、泳いだペース、食べた物の量なども載せときます!
気になる方は是非ご覧ください!
深部体温は藤本先生が簡単にまとめてくださいました🙇♀️
ありがとうございます!
やっぱり進まなくなってきている時はスピード落ちてるし、
温かい飲み物(人肌くらいの温度)飲んで体温下がっているということは、水温低いところで泳いでいても深部体温はしっかり上がってて、
脈拍は休憩はしっかり下がり泳いでいる時はだいたい同じくらいだってわかる🤔
今まで、10キロのレースで熱中症にも低体温症にもエネルギー切れにもなったことあるし、撒き餌もたくさんしてきました笑
なので、今回の補給は
・空腹にはならないように確実に食べる
・脱水にならないように確実に飲む
・泳ぐのに無理がない量を食べる
・身体が受け付けない時は無理に食べ物は入れない
を意識しました!
次回のチャレンジもお楽しみに〜😆
bye👋