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《こういう色調好き‐vol.3》黄色

今回のテーマカラーは黄色です!

鈍行列車に乗って

次は何色をテーマにしようかなぁ?と考えた時、以前行った菜の花畑を思い出したので、今回は黄色にしてみました。

北海道の遅い春。5月下旬が葉の花の季節。
空知地方の滝川市にある菜の花畑は広大で、春の絶景の1つです。

数年前のその季節、法事のため地元十勝へ帰省する事がありました。
お正月とお盆に帰るばかりなので、いつもと違う季節にする帰省でした。
しかもどうやら天気もいい。
私は、寄り道をしたくなりました。

そうだ、滝川へ行こう!
菜の花だ!菜の花畑を見に行こう!丁度お祭りもやってるじゃないか!

寄り道は、帰省の数日前に急に決めたことでした。


私は道民ではちょっと珍しい、車の免許を持っていない人。普段から帰省にはJRを利用しています。通常なら、3時間程度の道のりです。

そんな私が、滝川に寄り道をして帰る。
これはもう、ちょっとしたになります。笑

「散歩きっぷ」という、地域限定・普通列車1日乗り放題切符があるのですが、当時は、札幌を出発し、滝川で乗り換え、富良野を経由して新得まで。この切符が利用できました。
(台風により線路が流されて以来、復旧叶わず、この線を利用して新得まで行くことは出来なくなっています…)

早朝に出発し鈍行列車で滝川へ。
そこからバスに乗って、菜の花畑へ!

菜の花は農家さんが大切に育てている農作物ですから、畑に勝手に入るなんて真似は許されません!
観光用の展望&撮影スポット、観光用に立ち入りが特別に許されている一部の畑、そしてお祭り会場を期間限定の臨時バスが巡ってくれます。

黄色い海のような広大な菜の花畑を眺め、菜の花に挟まれた農道を歩き、バスの車窓からも黄色い畑を見ながら、菜の花のお祭り会場へ着いた頃にはもうお昼をずっと過ぎた時間になっていました。

めちゃくちゃ遠回りな寄り道だけど、来てみて良かった~菜の花畑ってこんなにスゴイんだ~!と1人満足しながら、屋台の物でお腹も満たし、またバスに揺られて滝川駅へ戻りました。

この後の事はバッサリと端折りますが、それはもうなかなかな距離の寄り道な上、鈍行列車の旅なので、実家に着いたのは夜の8時か9時頃にはなってたように思います。
それはそれは疲れましたが(笑)、でも!見に行って良かったと頷ける、春の小旅行でした。

春風に揺れる黄色の思い出

日頃の嫌な事なんて全部全部、スーっと頭の天辺から抜けて消えて行ってしまう。そんな景色の中に居た思い出です。

黄色

「黄色」と言ってしまうと、濃淡や赤み青みによって幅広い色のグループの総称でもありますが、今回のテーマとしての「黄色」は菜の花のようなビビットな「黄色」
クレヨンや絵具で「黄色」「イエロー」と名前がついている、黄色ド真ん中の「黄色」です。

黄色は幸福の色
中でも、ビビットカラーの黄色は明るく元気でパワフルな色です。

わたり合えるくらいパワフルなのは、黒とビビットな赤。
この力強い組み合わせは、注意を呼び掛ける交通標識だったり、お店のロゴやのぼり等、注目を集めたい所によく使われています。

白と合わせると、膨張色同士なので優しくなります。とろけてしまうので、
黒や赤と合わせた時とは真逆の効果になりますね。

反対側にいる青系、紫系とは互いを引き立て合って格好良く決まる間柄!
白、またはほんの少し刺し色で赤を一緒に配置すると更にいいかんじに。

黄色を使う時は、合わせる色との力の強さに注意して、どちらかが負けてしまわないバランスを。明度や彩度、面積で調節すると、明るく元気な作品を
生み出せるんじゃないかなぁ。

今回のオススメ

最後に、今回のテーマカラーに関連する『クロスステッチ彩糸』の図案や、これまで私が作った物を紹介させてください。

今回は……コレ!


北海道でおなじみの「熊出没注意」を再現ステッチしてみた作品です。

先日も「知床を訪れた観光客が野性の小熊に接近して写真を撮っていた」なんて背筋ヒヤーっとなるニュースを見ましたが、ヒグマは国内に生息する野生動物で最強ですよ!!小熊のそばには母熊がいます。たとえ餌として見られなかったとしても、本当に本当に本当に危険なので、ダメ、絶対!!ですよ!


したっけ、今回はここまで。今回も春らしい色を選んで書いてみました。
また次回もお付き合いいただけたら嬉しいです!


〔今回の見出し画像/Hans BraxmeierによるPixabayからの画像 〕


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