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シアターワークin岐阜美濃

シアターワークに行って来ました。

岐阜県は美濃市。2018年にエムエムブックスさんに伺って以来、4年ぶりです。

シアターワークってどんなワークなのか?ほぼ、何も知らないまま参加を決めました。

きっかけは、服部みれいさんの声のメルマガ。募集していたとき、私、これに行きたい!と強く思い、同時にわくわくしたので、迷わず申し込んだのでした。

人前でなにか表現するとき、なんとなくセーブしてしまったり、
なんだか笑ってしまって表現に真剣に向き合えない。
もう一つも二つも踏み切りたい!と思っていたのです。

そんな思いを周りの人たちに伝えても
えっ?充分表現できてますよ。
と笑われるのですが
自分の中で、もっと人前で構えることなく伝えたい、みたいな気持ちがあるんですね。

そして、もともと舞台が好きです。役者さんをみてるの大好き。

つい先日も渡辺えりさんの講演を間近で聴くチャンスがあって、えりさんの舞台も本も毎日新聞の人生相談コーナーも大・大ファンなのですけど、講演会で紹介されて登場するやいなや、ぱっと聴衆に向かってハートをオープンにするあの感じ、ほんとに素敵だなぁと感じ入ったのです。

申し込んだあとになって、岐阜までどうやって行こうか、と考えた。
新幹線で行こうと思ってたけど、名古屋から会場の美濃市までの乗り換えがけっこう不便で間に合わなくて、帰りのことも考えて、車で!と決めました。

初ローーングドライブ!ワーク前日の仕事帰りに向かったため、ちょっと強行すぎたかもしれないけど、7時間でぶじ到着。

私にとって岐阜はとても落ち着く、好きなところ。長良川の流れを見ているのが大好きで、たっぷりした水の気配にいつも癒されます。

ドライブを終えて郡上のマリオットホテルに着いたらすごくホッとし、すぐ近くの温泉に入って身も心も緩んだのでした。



シアターワークが私にとってどんなものだったのか記憶が新しいうちに書いておきたいのですが

どんなワークをしたとかの詳細を記したいのではなく、どんな変容をもたらしたのかを書いてみたい。
(体感重視のわたくしなのです。)


ワーク初日、まず、自分の体と向き合い、いたわり、尊重することを教えてもらった。

足の指、ふくらはぎ、股関節…
丁寧に丁寧に、ほぐしていったら、長距離運転や仕事の疲れから来ていた首のこわばりが、無くなっていたことに気づいた。

ふだん無理をするとすぐ痛める箇所なのですが
こんなふうに労ってあげるだけで痛みが消えるとは…
ふだん、体と対話が足りないな、体をもっともっと尊重しようと思う。

それから、他者の存在を魂ごと感じること、そして互いに命と向き合うことを教えてもらった。

向き合って手のひらをかざすと、一人一人伝わってくるエネルギーがまったく違っていて
目の前に立つ人間がどんなひとなのか分かるものなのだと知る。

こんなふうな出会い方があるんだ!
それがとても楽しく感じられた。

共にワークに参加したすべての方に絆を感じたのは、受け身の表現ではなく自分を中心に置いて表現していくのだという共通点があるから。目指す宝島は未知だけれど、みんながなんとなく知っているような、その場所はやがて自身から放たれる黄金の輝き…きっと私たちはそんな黄金島を目指す船に乗った仲間なのだなぁと思う。(つい「ワンピース」みたいに喩えてしまいました。好きなだけに。てへ。)

与えられたテーマの表現の仕方を、グループで話し合ってやってみるというワークが圧巻で

なんせ準備もわずかな間だし、みんながイメージをしっかり持って臨めたかというとそんなことはないのに

エネルギーが共鳴し合って思ったより何倍も良いパフォーマンスができた。

みんなからの大拍手を受け、隣に立つメンバーが泣き出したのを見て心から愛おしく思った私は、
体がとっさに動いて、両隣の仲間を抱き寄せた。

これも私にとっては表現だった。

つまり、心が感じたままに体が動いて、自分の思いを最大限表すことができた。

最初に体を丁寧にいたわったことがそこでつながった。
自分の体と心と魂と三つが響き合って表現が生まれ
共に演じる仲間たちとのエネルギーの共鳴があり、
オーディエンスからのエネルギーをも受けて、さらにエネルギーが渦巻いて行く!
その一環を知ることができたと思えた。


…実は2日目、ワーク終了後山形へ帰るという日の朝、
いつも通り早朝5時に起き、
長良川の朝もやを窓越しに眺めながら朝ごはんを食べたり、眺めるだけでは飽きたらず、河原に降りて深呼吸したりとのーんびり過ごし、
メイクもして荷物もまとめ終え、もうやることがないと荷物を移動し始めた七時半。
タイヤがパンクしてることに気付いた。

宿泊してたフェアフィールドマリオットホテル美濃のフロントの方々が、すぐに対応してくれそうな近くのガソリンスタンドを探して電話し、時間より早い応急処置をお願いしてくださってなんとかことなきを得た、という出来事がありました。

おかげさまで、時間に遅れることなくシアターワーク2日目に参加できました。
2日目終了後、とっても名残惜しかったですが、
タイヤ交換のためオートバックスへ行く必要があり、潔くかっこよく別れを告げようとしたところ
「もうあやさん、ほんとに大丈夫なの?気をつけて帰ってよね!」
とタイヤ事情を知る仲間に心配されつつ見送ってもらって。

ほんとは会う予定だった岐阜のお友達とも会えず、おわびの電話をしてから隣の市のオートバックスへ。

オートバックスのフレンドリーなおじさまたちに優しく対応してもらった帰り道(「山形新幹線はなぜあんなに遅いのかねぇ!」と新幹線だというのにまさかの鈍行ぶりが話題に。)
丈夫にしてもらった愛車を走らせながら

楽しかった!最高だった!
と胸がいっぱいに。

もっとこんなふうにしたかった!と後からイメージが湧いてくる。

2日を共にした仲間たちへの愛おしさと、
私たちを導いてくれた小木戸利光先生と、
先生の美しいムーブメント、すべてを目に焼き付けたのを思い起こして

余韻にひたりました。

楽しかった!次回が楽しみ。





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