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Vket6の展示物の分析をしてみた

なぜ分析しようと思ったのか

毎回イベントがあると調べてるので今回もやることを決意。

前回は出店物が多すぎてすべてを調べることができなかったが今回は少ないのでできると思ったので実施。

注意

・VketとVketMallを統合して分析
・Vketの商品ページから販売ページに入ることができない商品、また販売リンクなどが存在しないものは分析に考慮されていない。
・分析漏れがある可能性はある。
・前回のVketのデータが正しくないのでアバターミュージアム1のデータと比較することが多い

・分析などを専門的に学習しているわけではない。ご注意を。

データはこちら

まだ未公開。データ整理中。

アバター分析

アバターに関しては前回同様に
・価格
・性別
・色

VRCのアバター文化はどんな価格帯が多いのかザックリと知るため。

性別は圧倒的に女性アバターが多いとされているがそれがどれぐらいの割合なのか知りたいので調べる。

色はどんな色のアバターが多いのか知るため。

価格

価格帯

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価格帯は5000、4000、3000が多いことが分かった。

今回のVketでは出店にお金がかかるようになったためか0円のアバターが今までより少なくなっている気がする。

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平均価格は3334円だと分かった。

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アバターミュージアム1では3489円だったのであまり変化が無い感じもする。

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4000円が増えている。(Vket6の価格帯ランキングを優先)

だいたい皆3000、4000、5000で販売している気がする。

今回は10円単位での価格の刻み方はほぼなく、100円か1000円単位が多かった。

性別

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やはり割合的に一番多いのは女性アバターである。

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しかしアバターミュージアム1での割合に比べると女性アバターの数はかなり減っている。

Vket6ではロボットアバターや男性アバター、ケモノアバターに専用の出店コーナーができていることにより割合を確保しているように思える。

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やはり王道であるのは
・黒
・白
である。

ケモノアバターの割合が多いせいか
・黄
・茶
が次いで多い。

アバミュ(%)、Vket5(%)、Vket6(%)

アバターミュージアム1、Vket5、Vket6の順でのアバターの色の変化である。

・黄や茶が増加傾向にある。
これは上記した通りケモノアバターが増えたからではないかと予想

・上位にあったピンク、赤が減少している
わからない

・緑とオレンジが毎回少ない
アニメなどを見ていても緑のキャラは一人ぐらいしかいないので仕方がない気がする。

アバター以外の分析

これに関しては前回同様に
・価格
・ジャンル

どんな価格帯が多いのかザックリと知るため。

アバター以外にどんなものが売れているのか知るため

価格

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0円、500円が1番多いといった結果になった。次に300円である。アバターにつけるアクセサリーなんかは500円や300円が多い印象があるのは間違っていないことが分かった。

0円が多いのはUnityEditor拡張などのプログラム系が増えているからだと思う。(プログラム系は無料が多い印象)

アバターに比べて10円単位で価格を刻んでいるのが割とあることが分かった。

ジャンル

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装備品(アクセサリーや武器)が多いことが分かった。その次にワールドに置いたりする小物が多い。

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Vket5の半数が装備品だったのが減り、代わりに現実の商品や技術系の商品が多くなった。

前回より服の割合が増えている。今回は服の専門出店コーナーが存在していることが割合を確保している理由だと思う。

また、現実の商品も大きく伸びている。ゲームや曲が増えているのはGameVketやMusicVketが開催されてVR空間上でこういった商品を出品してもいいという印象が広まっているからなのではないかと予想。

装備品について細かく見ていくと

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VRoidのテクスチャがやはり多かった。そしてアクセサリー、剣といったランキングであった。

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全体に占める割合は変わっているがVRoid、アクセサリー、銃といったランキング自体はVket5と変化が無い。

指輪などのアクセサリーはblender初心者でも作りやすかったり、VRC文化的に意味があり需要があることを考えるとランキング上位に位置するのは納得できる。

剣や銃といった武器類も手軽にかっこよくなれるものとして需要があると思われる。

ジャンルの割合は商品製作難易度とVRC内での需要が関係していると考えられる。

服について細かく見ていくと

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水着はやはり人気なのだろうか。多かった。

ワンピースとドレスを統合して分類しているので水着より多かった。
ダイナミックボーンやclothを有効活用できるので多いのかもしれない。

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Vket5でも水着は多く出品されている。

バニー服の集会だったりイベントだったりがVRC内に存在するためか全体に占める割合は下がっているがバニー服も少しはあった。

服の出品数が装備品に比べて少ないので母数が小さくて割合の変化があまりないので正しいとは考えられない。

現実(分類)について細かく見ていくと

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音楽や曲が多く存在していた。

本はVRCで使うUnityやblenderの解説書が技術書のようなものが多かった。

Vket6の感想

・普通に閲覧、フレンドなどと一緒に見に行くという観点からの感想
・調べる側に立った時の感想
・まとめの感想
の順に感想を書く。

普通に遊んだ感想

前回に比べてワールド数が少なくなった代わりに一つ一つのワールドのクオリティが上昇しているのを感じた。

前回よりもワールドにある物語性をしっかりと感じることができた。

ただ少なくなった代わりにワールド一つの容量が大きくなっているのでそこがフレンドと遊ぶ場合の弱点となるかなと感じた。

ワールド数を増やすと容量は小さくなるが見るのが大変なのでどっちも一長一短なのだが。個人的には今回のようにワールド数が少ない方が好きだ。

調べる側に立った時の感想

まずはいいなと感じたことから。

ついにVketのWebページからBOOTHを見れるようになった。
欲しかった機能が実装されてうれしい!とても便利だ。

改善して欲しいと感じたことはいっぱいある。
まずは今回の調べ方を紹介すると

・Vketの出店ブースのページを見る(リンク
・ワールドごとのサークル一覧ページに飛ぶ(リンク
・サークルを選択
・出店物を見る

この方法によりVRCを起動しなくても全商品を調べることが可能なのだがいくつか問題点があった。

まず一つ目
・VketMallのWebカタログは商品に値段が書いてあるのにVketでは書いていない(VketMallのリンク

これの何が問題かというと出店物の販売ページ(BOOTHなど)にわざわざ飛んで値段を調べないといけない。

価格を調べるのに販売ページを見に行かないといけないので時間がかかる。
私が調べるのに時間がかかるのは大した問題ではないのだが困るのは購入者である。

購入者の動きが

・VRC内で作成のブースで商品を見つけて購入しようとする(価格が書いてないことが多い)

・出店物のページにVRC内から飛ぶ。(ここでも価格が書いてない)

・出店物の『販売ページに行く』を選択する(まだ価格を知らない)

・販売ページでようやく本来の価格を知ることができる

このように数段階の手順を踏まないと価格を知ることができなくなっている。
VketMallでは価格がサークル選択時に見れるのにどうしてVketの方には書いてないんだ。書いてくれ。

2つ目
・販売ページのリンクが無かったりする。

購入者が上記のような流れでサークルページにたどり着いても出店物が書いてないことがある。

この場合どのように作品に到達するかというと

・サークルページのメンバーから作者のTwitterに飛ぶ(ここで作者のリンクがなかったら無理)

・TwitterからBOOTHなどの作品ページを探し出す。

・BOOTHから欲しい紹介を探し出す

慣れてるVRC民やインターネットに長年住んでるものなら問題ないが初めてのVketやVRCの人なら無理だろう。

作者がリンクを付けないのに問題があるのかVketに問題があるのかわからないが何かしらの方法で確実リンクを生成したほうがいいんじゃないかと思う。

しかし意図的に無い場合もある。

・出店じゃなくてVRC内で展示しているだけ。
・販売予定なのでリンクが無い

これを考慮すると難しい。
そもそも販売してるのか展示してるのか明確にわかる何かを用意して欲しい。(あるのかもしれない)


VRC全体を通して商品の購入が
・Vketで新しいものを見て購入に至る

よりも

・BOOTHやTwitterで新商品情報を手に入れて購入に至る

の方が多い気がしてそもそもここのWebページ使われてないんじゃないのかってのが私の考え。
なのでリンクが無かったりの問題があまり発生していないんじゃないかなと。

でもVRCやVketが初めての人はWebページ使う気がするのでリンクを張って欲しい。

3つ目
・VketStoreの方に商品を登録しておいてそこからBOOTHに誘導するのどうなんだ。

お気持ちに近いけど。

VketStoreでは0円表記になってるのに詳しく見ると商品はこちらってBOOTHのリンクだけ貼ってあってBOOTHでは5000円だったりする。

Vket5の時に比べて格段にこの例は減っているけどBOOTHのページ使えるらしいので真っ直ぐ商品が置いてあるページまで誘導してくれ。

まとめの感想

ワールドはかなり良くなってる。VRCでのVketはかなり良くなってるけどWebのVketがまだまだ。

Vket側も整備しきれてない感じがあるし販売者も販売しているのであればちゃんと導線を思ってリンクを張って欲しい。

リンクを間違えるのは仕方がない。とりあえず張って欲しい。

その他

すべての商品クリックして商品ページまで飛べるか一個ずつチェックしてた。

デバッガーとして見てくれないかね?Vketさん?

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