見出し画像

眠質改善!タイプ別の改善策

寝る子は育つと言われますが、赤ちゃんの睡眠時間が長いのは、成長ホルモンを沢山出すために必要だからで、老化が進むとどんどん、睡眠の質が落ちて、成長ホルモンが出せず、回復力が低下して、疲れや精神疲労が改善しにくくなります。

心身の元気は、生活習慣に左右されます。新生活のペースに慣れるまでは、生活習慣が乱れやすいので、なるべく食事や睡眠が乱れないように心がけたいものです。


疲れている時は、まずは睡眠を見直して下さい。

「眠質改善」のために、漢方薬が役に立つことがあります。眠れない方は体質によることがあり、以下のタイプを分けて考えます。

①ストレスで寝付けない、「肝うつ」タイプ 

肝はストレス発散や気の巡りのコントロールをしています。ストレスが溜まり肝の働きが停滞する肝うつタイプは、寝付きが悪い、夢が多いなど、不眠の初期に多いので、ストレスを溜めすぎないように、お散歩や運動で発散しましょう。

漢方薬類:麝香製剤、逍遙散、酸棗仁湯、琥珀製剤、シベリア人参茶など


②睡眠が浅い、血不足タイプ


血は陰や静の性質があり、精神の安定に欠かせません。血が不足すると精神不安や熟睡が出来ないなど、夜中に何度も起きることがあり、月経中や産後、病後などの貧血気味な時に多く、不眠が慢性化しやすくなります。日々の食事で栄養をしっかり摂ることが大切です。

漢方薬:帰脾湯、当帰製剤、天王補心丹、鹿茸人参製剤など


③トイレで目覚める、腎の虚弱タイプ


腎は成長や生殖に関わる臓器で、老化と密接に関係します。加齢ともに目が早く覚めてしまう、夜間頻尿などで眠りが浅くなるという症状があると、腎の養生が必要です。過労や冷えに気を付けて、腰痛や関節痛のケアも合せて対策しましょう。

漢方薬類:補腎薬類、鹿茸人参製剤、天王補心丹、亀板鼈甲製剤、琥珀製剤など


④胃がスッキリせず眠れない、消化不良タイプ


遅い時間の食事、消化の悪い食事、冷たい物を飲む食べるなど、胃腸に負担をかけて、消化不良で胃腸が弱ってくると、胃がスッキリしない、膨満感がある、布団に入っても眠れません。体が重く、朝ご飯を食べたくないと感じたら、食習慣を見直しましょう。

漢方薬類:温胆湯、霍香勝気散、六君子湯類、三仙茶、柳茶など

脳内の活性酸素を消去することで、睡眠の深さを改善することが研究で分かり、ストレス脳の改善に役立つとされました。


栄養素としてミネラルやアミノ酸などが深い眠りを得るために必要で、牡蠣がその栄養成分を豊富に含有し、活性酸素を減らすとされる微量成分も含んでいます。

快適な眠りが心身の疲れを改善します。「眠質改善」がコロナ禍の精神負担や免疫力を改善するために必要だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?