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妊娠の始まり、着床の窓(WOI)が開く時

足立病院の中山先生のお話をまとめることで、漢方相談でより有益な情報をお伝えするために、頭の整理にnoteを活用しています。

京都の足立病院では、今年の7月が妊娠率が上がったようです。グラフが右肩上がりです。最新の遺伝子解析や研究熱心なドクターの成果だと思います。漢方相談で病院はどちらが良いでしょうかと相談を受けます。やはり研究熱心なドクターにお世話になりたいと思うのは当然だと思います。

さて、子宮内膜に受精卵が胚盤胞まで成長して着床し、妊娠が成立します。そのとき「着床の窓」があると言われます。

具体的には、着床に適した子宮内膜構造変化があり、それは限られた期間だけ着床できる構造になっています。

着床の窓
「インプランテーションウィンドウ(WOI)」は排卵後5日〜7日の3日間のみと言われ、その前後では、子宮内膜が胚を拒絶するとされていました。

しかし、子宮内膜の構造変化を遺伝子検査をして調べることで着床の窓の最適な時期が分かり、排卵後3日~7日の1日間のみであろうと分かってきたそうです。

その窓の最適な日のズレが着床障害になり妊娠に至らない例があります。ですので、何度も移植しても着床しない、あるいは高齢で受精卵を得にくく移植のチャンスが少ない場合、内膜の遺伝子検査(ERA検査)を勧めるそうです。スペインに検査会社があり、子宮内膜組織を送り、遺伝子解析した結果の通知を受け、移植日を決定するということでした。結構高額らしいです。

ここまで分析が進んでいる現代医学をしても、なかなか授かれないという現実も確かにあります。

私が漢方相談をして、いつも感じることは、「赤ちゃんは授かりもの」だということ。どれだけ現代医学が進んでも、計画したように進まないことがたくさんあるのです。なので人事を尽くして天命を待つという気持ちがあってこそ、授かれるのではと思います。私は西洋医学と東洋医学の知恵を存分に生かしていくことも人事を尽くすことだと思います。

あとは神様が采配してくれると信じて。


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