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発達障害?通常?境界ない世界へ

ここ最近の漢方相談で、発達障害と診断されたママが、普通級から特別支援学校に変わるため、家族で引っ越しもされると聞きました。

お子さんが幼稚園までは、何とか頑張れたのですが、小学校に入るとどうしても課題や宿題ができずに、先生から指摘をされ、お子さんを叱ってしまうという日々だったと聞きます。

今まで仲良く遊んでいたお友達が、だんだん離れていき、ママ友も同時に離れていき、ママはとても悲しかったそうです。

ようやく、お子さんに無理がない支援学校に転校することを決めたら、なんだかホッとして、お子さんに叱ったり注意していたことを反省したそうです。

いままできっと無理していたのだろう、
気が付かなくてごめんななさい。
と。

私も動揺があった


3歳のわが娘も発達はゆっくりです。
生まれる前から認識していたので、このママのような動揺は妊娠中に経験しています。

ですが、1歳半から発達支援の教室に通い、ゆったりな成長のお陰で気が付くことも多いこと、教室で知り合ったお子さんの成長はわが子の成長のように嬉しいのです。

ふと、
もし私が若いママだったら、その気持ちにすぐになれたのか?

いやいや、教室で出会った若いママも同じ気持ちかなと思います。

私がたまたま高齢出産で人生経験がやや多いので、ついもし20年前に産んでいたらどう感じるのだろうと考える癖がついているからかと。

母がくれた言葉

私は娘が2歳になって程なく母を亡くしましたが、妊娠中に出生前診断の結果を知った際に、かけてくれた母の言葉は忘れられません。

「乗り越えられない試練はないよ」

実は、先ほどのママにも、生前の母とカフェでいろいろお話していたようで、
お子さんが2歳頃に、発達がゆっくりでお話もまだ出来ないと母に相談したそうです。

「望んできてくれた子だから、大切に見守らないと」

と母が言った言葉を今回も思い出したそうです。

妊活で授かったお子さんですから、漢方相談にご来店の際に、よく母とお話しされていることは記憶していました。

ママは本当は、わが子の成長を楽しみながら見守りたいのです。
つい、周りのお子さんと比べて、これが出来ない、あれをしなくてはと、
焦る気持ちで、お子さんに無理をかけがちかと思います。

私も娘がゆっくり成長していますが、
保育園で、3歳になるとこんなにいろいろなことが出来るのねっと
感心しつつも、焦らないでこの子のペースでと、自分に言い聞かせます。

逆にマイペースにかまけて、トイレトレーニングなども後回しになっていたことに気が付き、この夏は頑張っています。

先ほどのママは、お引越しして新しい学校に元気に登校していかれ、元気になられました。

漢方ケアで気持ちケアもしたい

私のライフワークの漢方相談は、体ケアをメインにしていますが、
「心身一如」
といわれ、心ケアも同時にしなくては、
心身ともに元気になりません。

発達障害の親子のありかた、家族の介護や夫婦関係、友人や職場などあらゆる人間関係は、心を豊かにすることも、辛くどん底に落ちることもあります。

本来、辛くなるために一緒にいるのではありません。
幸せを感じられるための体作りと思い、漢方相談をしています。

病気になっても、心まで病気にならないように、
母のがん闘病生活から学びました。

どうしても辛いときは、解決できなくても、気持ちを吐き出せる人や状況を理解できる人がいれば、それだけで救われます。

私もその立場に立ちつつ、体の辛さを解除する策を見つけたいと思い、
漢方相談をしています。

最後にフォーラムのご紹介

私の応援する内藤裕子アナが毎年、司会をされているフォーラムでした。

去年から視聴して、新しい見知を得た気がしました。

私も知らなかった世界へ、娘のお陰で知り得たこと、私にとっては宝物です。

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