「高見え」という表現は正しいのか?

どーも。ファッションクリエイターの福元です。

「高見え」という表現が雑誌などでもよく使われていますが。

この「高見え」。
「高見え素材をプラスする事で高級感が出ます」といった感じで、「高級感」とセットで出てくる事が多いんですよね。

ただ、これは似て非なるもので、「手作り」と「手作り風」くらい違うものなんです。

ファッション用語としての「高見え」は、安くクオリティの高くないものを良さそうに見せること」で、主にファストファッションの事を指しているし、「高」というのは値段や品質の事ですよね。

一方で、高級感とは「品質が良い、等級が高い、といった印象を抱かせる雰囲気 by webio先生」とある通り、ベースとしてそれなりのクオリティーを備えている必要があります。

高級感のある服、高級感のある内装、と書かれていたらかなりハイレベルなものを浮かべるのではないでしょうか。

ゆえに、高見え=高級感という図式は成りたちません。

高見えは「そうでないものを高そうに見せる」という意味なので。

値段に対して良いものに見えるとか、アイテムのクオリティが高ければ、それこそクラス感があるという表現がふさわしいかなと思います。

そもそも。
「高見え」いう表現が良くないんじゃないかと思ってます。
今はファストファッションも普通にクオリティーの高い物が多いしね(ユニクロの+Jとか)。

ただ高見えという表現は好きじゃないけれど、洋服にはお値段以上に見えるものとそうでないものがあるのは事実です。

例えばコットン100%やリネン100%のアイテムはきれいめなものと上手く組み合わせないと安っぽく見えてしまうケースがあります。逆にポリエステルなど合繊のアイテムはパッと見、シルクっぽく良い感じに見えるものもあるんです。


少しでも高く見せよう盛ってやろうというのではなく、「良いものの良さは正しく見せる」「特徴のあるアイテムは上手に活かしてあげる」という正直さと適材適所なスタンスが大事なのかなと。

言葉に惑わされずに、きちんと判断して取り入れて行きましょう!!


以上、高見えって言葉に惑わされがちですよねーっていうお話しでした!


では、またねー!


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