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カウボーイとジーンズの深い関係

どーも。ファッションクリエイターの福元です。

今日は、昨日お約束した通り、カウボーイとジーンズの関係についてのお話しをしていきます。

「パワー・オブ・ザ・ドッグ」という映画を見たことをきっかけに、カウボーイの歴史や文化、西部開拓時代のアメリカのファッションについて色々と調べましてですね。

「カウボーイといえばジーンズでしょ」という一般的なイメージの通り、カウボーイとジーンズの関係はかなり深く、ジーンズが誕生した時から主要顧客層の一つだったとか。

カウボーイの歴史は古くて、16世紀のスペインからの入植者がその起源です。カウボーイの定義にもよりますが、アメリカでは一般的に牧場などで動物の世話をする仕事をする人のことをいいます。

1930年代に西部劇の映画が大人気となり、カウボーイのスタイルを代表とするウエスタンカルチャーがアメリカ人の生活・ファッションスタイルに影響を与え、普及しました。

西部映画の中でも代表作とされたのが「駅馬車」という作品なのですが、その映画の中で主役を演じた「ジョンウェイン」が着用されていたのが「リーバイス501」です。

「駅馬車」のジョンウェインだよ

実際にカウボーイ達が着用していたジーンズもリーバイスが中心だったと言われているんですが、ライバルのLeeなど競合する会社もこぞってリーバイス501と似たジーンズを販売したんですって!

当時、リーバイスはまだバックポケットに入るアーキュエットステッチを商標登録していなかったために、ライバルの会社もリーバイスと同じ様なアーキュエットステッチをバックポケットに入れていたそうで。

その証拠に、1937年の「モンゴメリワード」のカタログ内にはバックポケットにアーキュエットステッチが入ったジーンズの写真が掲載されているんです!

ちなみに。
アーキュエットステッチと並んでリーバイスを象徴するものといえば「赤タブ」なんですけど。その誕生のきっかけはロデオ大会なんですよ!
参加選手達が穿いているジーンズが「リーバイスのものであるか一目で分かるように」と、女性のセールスマネージャーがポケットの脇に赤のリボンを取り付けることを提案したことがキッカケだったんですって。

1940年から1950年代のリーバイスやLeeの販促品を見ても、カウボーイを対象としたものが多く、その年代もカウボーイ市場はジーンズメーカーにとって非常に重要な市場だったことが分かりますね。

そして、1940年代後半にはカウボーイを対象にしたウエスタンウェアのブランドとして「ラングラー」が誕生します。

その後、1974年にはプロロデオ・カウボーイズ協会の公認ジーンズとなり、1980年以降はカウボーイ市場においてラングラーが非常に強くなりました。

その流れから、現在も「カウボーイのジーンズ」といえば「ラングラー」ということになるんじゃないかなと思います。

アメリカにおいて、カウボーイの文化は今も受け継がれていますが、ジーンズはその代表的なアイテムの一つです。

カウボーイとジーンズの関係を知ると、また違ったウエスタンファッションの楽しみ方ができるかもしれませんね!

以上、カウボーイとジーンズの関係というお話しでしたー!

では、またねー!


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