就活番外編、実は全然違う場所への就職を考えてた。

ひかるです。

あと2週間で入職なんやけど、ここで就活に関する小話を。

地元にも戻らず、今の大学がある場所にも残らず、全然違うところに行くことも考えていた時の話。


広島に初めて行ったのは中2の夏やった。
ボーイスカウトに入ってて、ジャンボリーっていう2週間の長期キャンプのプログラムのひとつで行った。
原爆資料館と平和記念公園に行って、中学生ながらに衝撃を受けたのをぼんやりと覚えている。
夏の中国地方はとにかく暑かった。上は半袖やけど下は厚い長ズボンの制服。

2回目は高校の修学旅行。
ジャンボリーよりもいろんなところに行けた。
お好み焼きがおいしかった記憶がある。

3回目は大学の部活の大会。
あの場所で、初めて演武をした。
暑かった。すごく暑い。
近くに広島カープのホームグラウンドがあったからか、すごく活気のある街やと思った。
と同時に、今住んでいる場所の次くらいに、楽に息ができて肌なじみのいい場所やった。
もちろんそれは、気心知れた大好きな同期と後輩と一緒やったからっていうのも、あると思うんやけど。

私の中で言葉っていうのはすごく大事なアイデンティティで、もちろん18年間関東で育ってるから標準語も好きなんやけど、関西弁の方が話をしやすい。自分らしくいられる言葉やと思う。
「この世界の片隅に」って漫画があるやん。広島弁がっつりなんやけど、すごく好きな話し方やった。

北陸にもよく行った。関西は今住んでいる。関東に実家がある。
それを除いて、3回も訪れた都道府県は広島だけじゃないかな。

就活で、今住んでいる県内での就職を真っ先に考えた。次いで考えたのは、関西でどこかで就職したいこと。その後にふっと、「広島に住みたいなあ」と思うようになった。

結局、卒業後も同期がいるからという理由で、大学のある場所の近くを選んだわけなんやけど。
広島いいな、の気持ちは今もある。


もしも結婚できなかったら。大好きな同期もみんな全然違うところにいて、なかなか会えなくなったら。

私が今の場所に残った理由は、大好きな大学の部活に行って、大好きな同期の近くにいたかったから。あと2年在学するみんなと違って私は先に就職やけど、学生時代みたいな時間があと少しだけでいいからほしかった。

結婚できんかったら、きれいなまま死にたいとか思ってたけど。

ひとりで、知ってる人が誰もいない広島に行って働いて、気楽に穏やかに暮らすのもいいかもしれない。
新幹線使えば、京都とかにも割と早く帰って来られるし。

大好きな言葉で、大好きな場所で生きたい。

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