信州Day168 Eurythmie

植物は枯れて休む。夕方、蓬を刈取る。何に使うかまだ決めていないけれど、煎じてもいいし、入浴剤にしてもよいなと思っている。
とてもたくさん。写真はinstagramに投稿しています。

鯨井謙太郒 (このお名前の漢字は、もうギブアップだ)@kentarokujirai さんのウェブサイトからテキストを読んでいて、妙に気になった

躊躇
躊躇う

という字
どちらも足偏なのね…
「足」がついてなければ
壽と著なのになのにねとか考えていたらオイリュトミーEurythmieのベーシッククラスの始まる時間になった。
その石との間の絶妙さに惹かれてやまないライトネスツリー の円さんからお誘いいただいて、おとなり北杜市での基礎クラスに初体験に行ってみることにしていて、駐車場でぼーっと考えていたのだ。

10月に主催した櫻井元希さんのヘクサコルドWSも、音色と身体を結び付け直す時間だったけれど、同じ賢者の石なのだ。
そして、十音の手技の型もたぶんそう。
身体と切り離さず磨いていったら最後には尊敬するものと同じ石に結晶するだろう。

オイリュトミー初体験でしたが、なんと、大学でわたしのピアノの指導教官だった先生が、オイリュトミーで論文を書いていた。そこにあったはずなのに、その時は興味もわかなかった。

調性という感じ方から最近離れて旋法とか音色とかを見ていたので、まずはシンプルに、長調と短調の響きと身体を結びつけることが新鮮。
シュタイナーがグレゴリオ聖歌あたりから体系を作っていたらどんなことになっていただろうか。
まだ音に聞くぐらいの距離感だけれど、ルドルフ・シュタイナーも産業革命の波の中でいろいろと、「はぁあああ!?」とか怒りながら、これを体系化したんだろうなと想像する。
「幾何学的に動くと私心を捨てられるから」(だったか、すみません正確でないかもしれません)という言葉が印象的だった。
まずは5本の指をそろえるのだ。
揺らぎたいずらしたいという指の指向はegoというやつなのだろうか。なんだかそれはすごく手技と似ている。どれだけ淡々と差し込めるかという定点観測みたいな刺激ができるようになるにはトレーニングがいるなと思うから。

オイリュトミーで検索した時の画像や衣装の感じが私にはどうしても拒否感があって、でも今日目の前にいた鯨井さんの身体はあれとは全然ちがった。
こういう感じなら、わたしも「合唱」とかできるようになるのかなとちょっと思う。
人ではなくて、間を見ること。言葉以上に、色を聴くこと。

久しぶりに聴いた、「メヌエット」で動く。G durとgmall 。
(この、死ぬほど叩き込まれたドイツ語の音楽用語も、ほとんど使っていなかった)
自分の身体で音楽を迎えに行ってみる。シュタイナーさんより、きっと調性は気にしていない。もっといけたら、ヘクサコルドで歌ってみて(できないが)、もう一度あのフォルムを動いてみましょう。

地軸を感じること、聴く空間(アストラル)、見る空間(前)とかも、間と調子が人生テーマの施術家として、感じ直せてよかった。Oの母音で途端に指先が冷えたのはなんだろう。自分だけで完結してしまう(腕で大きくマルをつくって両指先が触れる)かたちは、苦手なのかもしれない。

北杜市の開けた感じはまた富士見町の谷間感と違う。
そして、帰りに運転しながら、八ヶ岳の裾野をぐわんぐわんカーブしていく感じってフォルムと一緒だわーと妙に幸福に浸る。
こうしてカーブがうまく身体と一致したから、運転がとても楽しくなったのだと思う。
広がったり、自分に収斂してきたり。

◇◆◇

12月の施術について、お知らせしておきます。
リフレクソロジー十音
自宅セッションも始まります。12月中は、2023年の感謝期間。
下記「ことほぐしや」は自宅のこと。
型でもって言祝ぐし、事解します。よそやことを。

【十音の信州セッション】

◇ことほぐしや十音富士見町(図書館近く)
12/11(月)~平日9:00-15:00 90分の基本のフルセッションのみ
8000円→12月中は7000円に。
かけがえのない2時間をおとりいただきご連絡ください。

◆埋め草富士見(茶虎飯店むかい)
12/12(火)
12/26(火)
16:15-21:00 埋め草は延長23時まで営業してくださいます。
施術はいいや、という方も、飲みにお越しください。
2023年お焚き上げ!

□ロゼッタの森(八ヶ岳自然文化園前)
12/16(土)
12/23(土)
10:00-16:00
静かに休眠していく山の裾野。
植物の精油をつかって溜まったいろいろを逃します。
温泉「樅の湯」とセットでなどいかがですか。







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