不倫の終わり 別れ
その日は仕事終わりに少しだけ会える時間が出来たので会う事に。
とりあえずコーヒーでも買いに行くかと、スタバ向かう途中のKくんの表情がいつもと違う事に気づく
繋ぐ手もよそよそしい
なんか今日どうした?
と聞くと、
言わないといけない事があると
今まで友達から女の子を紹介するとか
女の子と一緒に飲みに行ったりご飯を食べに行く
というのをキッパリ断り、断りLINEも本人から見せていてくれた子だった
その度に、行ってみたらいいんじゃないの?
と私は嫌でも言い続けていた
しかし今回はその誘いを 考えとく とKくんは友達に返信していた
それを今日私に伝えたかったのだ
私は即答で、
行っておいで!!心に行くか行けなかの迷いが生まれた時点で、それがKくんの答えだと思うから、今日で終わりしよう
と告げた
Kくんは、えっ??やだ!!なんで!?
行くって言ってないのになんで!?
ちょっ待ってやだ!!
と必死に終わりをこばみ、私の事が好きな事を一生懸命伝えてくれたが、
私の決意はかたかった
私を抱きしめたり無理やりキスしようとしたり
するKくんを拒み、落ち着いて話そうと
ゆっくり話を始めた
私は随分前からキッカケがあれば身を引こうとおもっていたし、いくら大好きでも考えても考えても私と一緒になる日を待っていたら私は子供を産めない年になる
産めるかもしれないけど、正直私はそこまで出来ない
Kくんのお父さんになるチャンスを奪いたくない
絶対Kくんはいいお父さんになるからね
だから、私に気を使わないで出会いを求めるべきだし、今まで行かないという選択肢しかなかったのが、行ってみるか行かないかの選択肢が初めて出来たのなら、新しく生まれた選択肢を選んでほしい
そう伝える
静かに伝えながらも、心は潰れそうになっていたが、どこか冷静だった
Kくんは迷いはあったけども、実際私がいなくなる事を実感すると迷ってしまった事を謝ってきた
でもよく考えて?私には関係が壊れているとはいえ夫がいる
Kくんが私に申し訳なく思う必要は無い
申し訳無いのは、報われない時間を使わせてしまった私の方だから、今までごめんなさい
と伝え、私は帰ろうとした
その時、
あと1日!!あと1日ぶん一緒にいる時間をください!それを最後にするから!
と言いだした
私は断ったが、全く譲らないKくんの強引さに
また折れてしまった
私も嫌いになったわけじゃないし、好きな事には変わりは無い 後悔しない為に最後の1日を楽しく過ごそうと思った
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