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日常へ帰還

熱を帯びたマラソン大会の翌日。
いつも通りの日常を取り戻していた。
というより、取り戻そうとしていた。

フルマラソンを完走した友だちは、痛い痛いと言いながらコーヒーを飲みにきた。
珍しく革のかっこいいブーツを履いていたから、素直にかっこいいね、似合うねと伝えたら、スニーカーはマラソンで潰れたとのこと。

完走できたことに現実感がないんだよね、と言っていたが、普段履かないブーツを履いていることが、それが現実だったと証明している。

コーヒースタンドをしめたあとは、近所のサイゼリアで遅めの昼ごはんをいっしょに食べ、別れた。

翌日に渋谷のオフィスへモーニングのケータリングの予定があるため、仕込みをした。
とはいえ、やはり疲れが溜まっていたため仮眠をして、夕方から動き出した。
難しいことはしないが、なんせ朝が早い。
忘れ物がないように、念入りに準備をした。

このところ就寝が0時を回ってしまうので、早く寝るようにしたい。

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