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oimaxx21st
あなたの頭のなかのわたし
プレゼントというほど、大袈裟なものでなくとも、なにかをもらうことが多い。
多分わたしも同じくらい、だれかになにかをあげているのだけど、すぐに忘れてしまう。
でも、もらったものは忘れないから、
わたしはもらってばっかりだなあと思えるので、幸せな思考回路な気がする。
自慢したいくらい、誇れるくらい
嬉しいのは、「概念」をもらうことがたびたびあるということ。
あるいは刺繍のブローチ。
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美味しい実が食べられる。
仲間と待ち合わせしてもいいし、
ひとりで雨宿りをしてもいい。」
「初めはあなた自身を樹に見立てたけど、
軽やかに飛び回っているから、鳥だなと思ったんです」
あるいは踊り。
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ゲリラ的に踊りにきたダンサーのご近所さん。
あるいはうた。
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手作りのうた。
穏やかであたたかい祝い。
「祝うべき日常、愛すべき普通だ」
あるいは絵。
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みんなここへ回遊してくるから。」
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白くてもこもこでふわふわなものを見ると
思い出すらしい。
花束だって、示し合わせたようにそのほとんどが同じ色をしている。
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イメージカラーが黄色なのだ。
わたしの手に届くまでに、何度そのひとの頭のなかにわたしがいただろうか。
うたや絵として具現化された概念は、そのひとの目にうつるわたしだ。
どれくらいの時間をかけてくれただろうか。
その過程さえも愛おしく思えて、何度も想像する。その瞬間さえもわたしだけの、かけがえのない贈り物だ。
追記
花やうたや絵や踊り
ひょっとして、捧げられている…?
ムラのお祀りみたいだね
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