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息子の発育△がわかった日のこと

皆さんは物語やドラマのワンシーンのように鮮明に、かつ客観的に覚えている出来事ってありますか?


 
わたしは妊娠中息子の発育△が発見された日、診察室でのやり取りをいまでもドラマの再放送を見るかのように思い出されます。

今日はその日の出来事を記録として文章に残してみようと思います。
ストーリー仕立てでお楽しみください(?)



少し遅れて産院についたこの日は、採尿、血圧、体重を測る流れが以前と変わっていて少しあたふたしました。

到着から2時間後、やっと診察室に呼ばれ、いつも通りエコー検査を受けていた時のことです。

「今日のベビーはどんなお顔してるかな~」なんて楽しみにしてたら、、、


先生)ちょっと血の気が引いたようなお顔で「赤ちゃんの太ももの骨が短い。あと二の腕も。」

わたし)(旦那さんの病気遺伝しちゃったかな~)
※旦那さんは軟骨無形成症で身長が140cmしかありません。

わたし)「旦那さん身長低いんです~」

先生)ピンと来ておらず。多分150cm代とか普通でも有り得るくらいの身長をイメージしてる。

わたし)「140cmしかないんです~」

先生)まだあまりピンとこず。

わたし)「軟骨が上手く発達しなかったみたいで~~。」

先生)ちょっと我に返る。「なんて言う病気~?」

わたし)「正確にぱっと出でこないんですけど、軟骨なんとか症です~。」

~とりあえず内診台に移動して、胎盤位置のチェック~

先生)「旦那さんの病名正確に教えて~」

わたし)「(ネットで調べて)軟骨無形成症です~」

先生)「合併症とかあったら大変だからうちでは受入出来ない~」

わたし)「旦那さんは𓏸𓏸大学病院で産まれたみたいです~」

先生)「そこなら大丈夫!そこに紹介状書くから、いつ行けそう?!(食い気味)」

てな流れで発覚?疑い?がかかりました。


妊娠が発覚した時チラッと調べて忘れてしまっていましたが、この特異性が遺伝する確率は50/50とのこと。

発覚したのがわたしの誕生日の翌日、妊娠27週。妊娠後期目前です。

ここまで何もなく元気に大きくなってたから、大丈夫なんだと思ってたけど、ここに来てやっと分かるんだな。と思ったことを覚えています。

また帰り道、『旦那さんが素敵な家族や親戚、お友だちに囲まれて楽しそうに幸せそうに暮らしてるのを隣で見てきたから、大丈夫』と自分に言い聞かせていたこともはっきりと覚えています。


流石に夫に話すときは泣いてしまいましたが、夫も「僕はそれでも幸せだから大丈夫だよ。」と言ってくれました。


その日の日記にはこんなことも書かれていました。

それでも私たちの元に来てくれるのであれば精一杯一緒に幸せになりたいと思う。
地球は面白いところだよ。一緒に楽しもうね👶🏻🤍


9ヶ月になった息子は今日もわんぱくにあーあー言いながらお家の中をズリずり、ずいばいしているかと思いきや、後追いでわーわー泣いています。
我が家は今日も賑やかです。


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