【カミハチキテル4】広島くらしの面白さを書いてみる
広島の市街地・相生通りの滞在快適性を高めるプロジェクト「カミハチキテル」、今年は社会実験のひとつとして、スタンプラリーとスポーツ観戦を掛け合わせたイベントが開催された。
スポーツ観戦は、広島のスポーツチームである、カープ、サンフレッチェ、ドラゴンフライズの試合とのコラボレーションで、私は平日開催で比較的参加しやすかったドラゴンフライズ回に申し込んだ。
スタート地点であるRCC文化センターで、ラリー用紙を入手し、そこから相生通りを西方向に歩いていく。終点は試合地のグリーンアリーナだ。
普段は入らないようなオフィスビルの一角がスタンプ会場になっていたり、賀茂鶴オアシスで音楽コンサートが開かれたりしている。
途中、街角でばったり、友人(高校同級生)と出会う。何してるのか問われたのでイベントの趣旨を伝えると、面白そうだと、道中そごうまでついてきてくれた。
ちなみにこの友人、同じ官庁街に勤務しているので、まあまあの頻度でばったり会う。お互いビデオゲームファンなので、その度に、クエスト発生などと言い合っている。
そごう本館前。高校くらいまでは、ここを友人同士の待ち合わせスペースにしていた。
スタンプを3地点で押して、あとは目的地グリーンアリーナへ。途中、市民球場跡地にできたゲートパークで食べるものを買う。以前から気になっていたパン屋さんに立ち寄る。
その後、ランニングステーションに寄ろうと思いきや、北方面に向かって歩く紫の人々。そう、今日はドラフラだけでなく、サンフレの試合日でもあったのだ。
ランステは新サッカースタジアムの隣。混雑回避のため、今日はパスすることに。
バスケの試合観戦ははじめてだったが、軽い雰囲気がとても居心地よく、また、試合前後でアウェイチームへの賞賛をしっかり入れている点にとても好感が持てた。
試合内容は、序盤ドラフラがリード、途中追い抜かれるが、終盤で逆転。熱い展開だった。
バスケの試合についてはまた別稿で述べる機会を作りたい。
このイベントは、私にとって、日常だけでは見出せない、広島のまちの面白さを体験できた貴重な時間であった。
広島のまちの面白さの真髄は、広島に住んでみてはじめてわかる…と、私は思っている。
この都市規模で、それなりに都会的な賑やかさと雑踏がありながら、街角でばったり人に出会ったり、歩いて到達できるところに面白いものがあったりする。
それはとても言語化しにくいもので、ひとつずつの体験を通じて、これって面白いな…と実感していくような。
だから、広島に関心がある人には、観光の次に、このまちのくらしにぜひDIVEしていただきたい。そして、面白さを共有できる人が少しずつ増えていけば、まちもまた面白くなる、そんな気がしている。
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