見たいものだけ知りたいことだけ

ハローハローこんにちわ!

突然の私ごとになりますが、本日でメグーアさんでの鑑定が最終日となり、
来週からは、西早稲田に新しくオープンする極楽満月さんで鑑定をさせていただくことになります。

鑑定目的だけじゃなく、ふわっと世間話をしたい人もシーシャ吸いにきてね。

さて、今週も引き続き脳は意外と低スペックだという話。

機構的な話

人は外部の情報を知覚すると、適切な情報処理を施した後に、記憶に保存します。

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H.Marko氏のInformation theory and cyberneticsによれば、人間の感覚器からの入力(Sensory Input)は約1〜100Mbps。

パソコンやスマホで動画配信を快適に見れる程度の情報通信速度ですね。

感覚器からの入力は復号器(Decoder)を通して短期記憶(Association Unit)に送られます。
短期記憶ってのは要するに人が意識して処理するための情報置き場ですね。

そんなわけで、意識的に処理できる情報量に応じて10〜50bpsまで減量されてしまいます。
携帯の通信制限も真っ青な低速化。

さらに、短期記憶で処理する記憶は、長期記憶(Memory storage)との入出力のフィードバックを行っていますね。

そんなわけで、人は大容量の情報を取り込みますが、そこからいらない情報を切り捨てて最小限の情報を摂取して意識として認識するようになってるわけですね。

情報の取捨選択の話

さて、どんな基準で情報の取捨選択が行われるのかといえば、注意、記憶、感情等の様々な要素があるとされています。

個人的な理解になりますが、
できるだけ単純化して取捨選択のプロセスを考えると、重要な役割を持っているのは短期記憶と長期記憶とのフィードバックです。

長期記憶と短期記憶との入出力やり取りの頻度が高い情報に関しては、より情報のやり取りをしやすくなるようになる・・・。
シナプスとかいうやつは、使えば使うほど強固に結びつき、使われなければ使われないほど結びつきが弱まるという性質があるんだそうです。

よく意識しているもの、日常的な経験等に関する情報は優先的に摂取するようになり、
意識できていないもの、経験が浅いものに関する情報は摂取しにくくなります。

つまり、興味があるもの、注目しているものや専門分野、あるいは嫌いなものや苦手なもののようなマイナスのニュアンスで意識しているものに関する情報には敏感になるわけですね。

一方で、自分の知らない価値観に関しては限りなく鈍感でもあるわけです。

また、古い記憶よりも新しい記憶の方が優先されやすいですね。

シナプスの結びつきが弱まっていくのは、使用頻度の低さ・・・つまり時間経過に応じて弱まるので、結びついた直後が一番強固なわけですね。

まとめ

要するに、意識をしているものほど意識をしやすく、身の回りから情報として摂取しやすくなる。
よく使う知識ほど思い出しやすくなり、身の回りから情報として摂取しやすくなる。

目の前にあったとしても、意識しなければ気づけないことも多々ある。

逆にいえば、そういったものを自発的に制御することで摂取できる情報の種類をコントロールすることだってできるわけですね。
それがあの技法の本質なわけですが・・・。

それではまた!

アディオス=アミーゴ!


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