見出し画像

専業主婦が自分を卑下しないために。

専業主婦、感謝くらいはされたいぞ。


まったくの専業主婦になってもうすぐ半年。

最低限のことはそれぞれするとしても、家のことは私がまるっとするようになりました。時間もできたし、心の余裕もできたし、子ども達も手がかからなくなっているから、そこまで不満でもない自分はいます(意外)。

でも、でもですよ。

時々は、やっぱり思うのです。

「私はこの家の執事じゃないし!メンバーの1人なんだし!」って。

先日、義母と話している時に「あやさんが扇の目(要)の真ん中にいて、家族優先でしっかりやってくれている。要の部分があるから息子も孫ちゃん達も、それぞれ広がれるのよね。いつもありがとう」と、純粋に褒める感じで言ってくれました。

お義母さん、そんな風にみてくれていれたなんて!ありがたいなーと素直に思ったものの、

「わたし、ほんとは自分優先なんですー。だから”家族優先”にして頑張っているなんて思われているのは不本意というか、でも見えているだけならむしろいいのか…」と思いながら、モヤモヤしている自分もはっきりと感じました。

義母の言葉で、日頃、潜在的にモヤっている部分を刺激されたのだと思います。

家族の中で卑屈にならないために。

こうやって、小さなモヤモヤを積み重ねると、そのうちロクなことにならなさそうなので、近々私への感謝を家族に強要しようと思います。

今日はそんな専業主婦の私が、モヤモヤして卑屈にならないようにつとめていることを書かせていただこうと思います。

①自分のルーティーンを決めておく


ひと通りの家事や、やることを終えれば、夕方前まではわりとフリーな今の私。予定がなければ、夕方までソファーの上の住人になることも可能です。
贅沢といえば贅沢です。でも、残念なことに、私はその贅沢に純粋にひたれるような性格ではありません。

なので、一番忙しい朝の時間をルーティーンを決めて過ごしています。

・5:20前後に起きる
・子ども達のお弁当と早弁用おにぎりを作る
・外に出られる程度のメイクと着替えをする
・お風呂洗い
・長女の送り出し(時に送りも)

これを6時半までに終わらせます。次に

・簡単な朝ごはんの準備(あとはセルフで)
・残りの家族の送り出し
・自分が落ち着く程度までに家の中を整える。パーフェクトではない
・新聞を読む
・簡単なヨガをする(15分くらい。しかも週2くらい)

これらを9時までに終わらせます。

それ以降は、雑事や買い物、noteを書いたりします。

ルーティーンがあると脳を使うのは最低限で淡々とできるし、クリアできると「なんだかいい感じね、今日の私」となります。自分の活動を認めることができます。自律なんてかっこいいものではなく、自己満足です。

②外に出る、人と会う


平日にお友達とランチやお茶なんて専業主婦はお気楽ね~と思われかねないのかもしれませんが、自分を健康に保つために、人と会うことがはずせません。

人と会わなくても、マックで本を読んだり、図書館で調べものをしたり、余力があれば高速にのって出かけたり。

1人で家にいても全然苦にならない人に憧れるのですが、そうではない私は、外に出たり、人に会うことで、淡々として単色な専業主婦ライフに色を加えていくことが大切みたいです。

③養ってもらっているという気持ちを捨てる


「いつも家のことをしてくれてありがとう」、
「おかげで外で頑張れる」

などと、惜しむことなく言葉に出してくれる配偶者だとそんな必要はないのかもしれませんが、あいにく我が家の夫はそんなタイプではありません。

なので、主婦が持ちがちな「養ってもらっている」感覚におちいることがかつてはよくありました。

専業主婦という知り合いが周りに片手で数えられるほどしかいなくて、それどころか「専業主婦なんていいな」と言われることもあり(私的には全然よくない。ワンオペじゃなかったり、周りに助けてもらえる家族がいる方が羨ましい)、「そうか、そうか、私は専業主婦でいられるくらいに養ってもらっているんだわ」という感覚を長くもっていました。

でも、考えてみれば、専業主婦に後ろ向きな気持ちをもつ友達がそんなことを言っていたとしたら、

「なに言ってるの~!家をうまく回しているんだよ。胸をはろうよ」と全否定すると思うのです。

ということは、私自身に対してもそれでいいのだと思うんです。

朝のルーティン後に、アマプラを見ながら甘いものを食べてだらんだらんしていても、

「この家を維持するのに、私の力は必要不可欠。只今そのためのエネルギーをチャージ中でーす♡」と今では考えるようになりました。自分が自分の味方にならなくてどうする?!です。

④周りに見栄をはらない


夕方以降や土日は、子ども関係のことで、髪を振り乱して戦っていますが、平日の時間は比較的あります。

フリーでしていた片づけ業をやめた当初は、「時間がある」ということをなかなか言えなかったけれど(つまらないプライドってやつです)、

でも、今は「もし何かいい仕事があったら紹介してくださーい」とか、「お茶しようよ」、「日中は時間があるよ」なんてことも言えるようになりました。

今まで凝り固まっていたプライドを捨てること、自分の本音を話すことで、自分が軽くなりました。そして何かチャンスがこないでもない?という気がしています。

⑤今日やることとやったことを見て、自分に〇をつける

前の日の夜に、手帳のバーチカル部分にやることをダダっと書いていって、やることを完了させると赤線をひきます(バーチカルの使い方を間違っています)。裏紙に書くこともあるし、ToDoリストなんておしゃれなものではありません。

リストをみるとやることは意外にたくさんある!ので、やり終えて赤線をひくたびに「よしっ!」となるし、寝る前に赤線がたくさんのリストをみて「私、今日がんばったわぁ」と自分をほめます。コンプリートできた日はほめまくります。誰もほめてくれないから、自分でほめます。

⑥小さい目標を設定していく

大きな夢もないし、SNSで目立つ人になりたいわけでもない。だけど、二拠点生活にむけてアンテナをたてているし、なんとなく時間がたっていく生活はもったいない気がする。自分のおこづかいくらいは自分で稼ぎたいし、子ども達が独り立ちした後の自分のことを考えることも多々あります。

だから「小さいことでも、新しいことを毎日加えていく」ようにしています。

先週末は、夫がはまっている競馬をやってみました。

5レースそれぞれで予想していくというもので、5レース全て予想があたれば勝ち!というものでした。

直感で選んだ私はあえなく1レース目で終わりましたが、

そんなことより、テレビ越しにもかかわらず、競走馬の目の優しさ、毛並みの美しさに惚れ惚れ。馬もこんなにも汗をかくのねー!と目を丸くしてみたり。

さらに競走馬の名前に、”ヤクシマ”とか”アナゴサン”とかあって、「どんな由来でこのお名前?」と笑って調べてみたり、「武豊さんって今もがんばってらっしゃって希望でしかないわ」なんて、おばちゃん語りを子どもに聞かせたり。

気軽な気持ちでちょっとやってみたことが、私の引き出しをちょっとだけ増やしてくれる。そんな感覚が好きです♪

結局、自分で自分を楽しませるしかない。

社会的なつながりがあろうとなかろうと、結局、毎日をどうするかは自分次第ですね。

本来できるだけ楽をしたい私は、まったくの専業主婦の今は、いくらでも怠惰に過ごすことも可能です。
「育児中」という肩書きも、子の成長とともに少しずつ薄くなってきたので、そのうち世捨て人になることも可能かもしれません。

でも、そうなりたいと思わないという自分がいます。

だから、結局、自分の人生を自分で楽しませるしかない。

静かにそう思うこの頃です。
今日は、東京から来ている父の付き合いをしたぞー!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?