遂に入院③訪問者ぞろぞろ @大阪日赤病院 予定帝王切開

助産師さんから、入院の全体的な流れについてや、病室内について、産後のしおりの説明(テレビの置いてある台の引き出しに入っていました)が行われました。
入院中の流れについては、検診の際に説明を受けていたので把握済みでしたが、なぜか本来であれば入院前に渡されるべき、入院についての説明書きがここで渡されました…やはり、事前説明が不十分なところがあったのは否めないですが、今回それで特に困ることはなかったので良かったのか。

この時、何か質問やお願いはありますか?と聞かれ、いくつか聞いたと思うのですが、私が一番気にしていたのは、「オペ前に浣腸してもらえるのか」。
私は麻酔を打つと、おなかが緩くなることがあり、今回そうなってもオペ直後にトイレに行くことは出来ません。一人目のお産の時は、いきんだ時に勢いで排便するのを防ぐために、陣痛のさ中、浣腸をされたのですが、今回も可能であれば、オペ前にして貰えないか?とお願いしました。
普段の予定帝王切開の前にはされていないそうで、一旦先生に聞きますねと持ち帰りになりました。
→結論から言うと、NGとなりました。浣腸をすると、お腹が張りやすくなるためだそうです。私の場合、陣痛が始まってしまうと、大出血に繋がる恐れもあり、お腹が張るような行為は出来ないとの事でしたので、例えば逆子ちゃんで経過良好な場合などでは、OKだったかもしれません。
(入院中、ナースステーションの前を通ったら、台の上に大きな一輪挿しの様な陶器が置かれており、花器かなと思って見ると、中に浣腸が入っており、温めていたようだったので、浣腸自体は、時と場合によって行われるようですね)
しょうがないので、朝のうちにしっかり出しておこうとなりました。。。

なお、もう1つ相談した事があるのですが、次の投稿で書きたいと思います。

その後は、薬剤師さんが来られてご挨拶くださいました。担当の薬剤師さんにお会いするのは、最初で最後になりましたが(途中、別の薬剤師さんが、痛み止めを持参くださった様に記憶しています)、実は帝王切開では相当沢山の薬を使うため、影の功労者だったはずです。

そして麻酔科医の先生の説明。

私の予定帝王切開では、脊椎麻酔と硬膜外麻酔を使用しました。
脊椎麻酔は、効き目は強いですが短時間のみで、緊急帝王切開ではこちらのみを入れます。
硬膜外はじわじわ持続し、オペ後も数日間入れ続ける事で、産後の術部の痛みを感じなくさせてくれます。ついでに後陣痛も。後陣痛が強い自分には何たる福音。なお緊急では、一刻を争うため使われません。
一般に帝王切開の術後がしんどいと言われるのは、緊急だと硬膜外を使わないため、術後の痛みがきついからだと思います。私の周りでも、第一子から逆子や過熟児で予定帝王切開だった人は、硬膜外を入れたからか、そんなにきつくなかったと言っていました。私が帝王切開確定だったのに軽い気持ちでいられたのは、これが大きかったです。

麻酔科医の先生は、比較的若い雰囲気のお兄さんでした。
(後から日赤のホームページを拝見すると、産婦人科の専門医を取得されていたので、将来開業医として、無痛分娩や帝王切開をすることを想定して、麻酔の技術も磨かれているのではと思われました。)
麻酔については、例の出血騒動の時、主治医の先生からオペの説明の一環で、さっと説明が有り、同意もしていましたが、この入院初日に麻酔科医の先生から再度詳しく説明を受けました。
通常であれば、麻酔については、麻酔科医からの説明の後で同意するのかもしれません。

麻酔の説明時に伝えたのは「過去の経験から、嘔吐の可能性があること」「髄液漏れが怖いので、出来るだけ細い針を使ってほしいこと」でした。
前者は、上の子のお産の時に、和痛をお願いし、静脈麻酔を入れたら気持ちが悪くなってしまい、麻酔を入れてすぐと、最後に投与した後に嘔吐したため、気にしていました。(他のオペで全麻を入れた時も、切ってからめちゃくちゃ気持ち悪かったのです)
先生もオペ中に吐いてしまうと大変なので、気を付けて見ておくし、少しでも気持ちが悪くなったらすぐに言うように指示されました。
が、先生曰く、「若い人に起こりやすい」とのこと。

上の子の時から4年半経ってるしねっ!それだけ年取ったからね!もう気持ち悪くなる年は終わったかもね!
ははっ!



ぴえーん。


麻酔の針ですが、こちらも細いものを使うよとの事でした。
なんでこれを気にしたかと言うと、産前に読んでいた出産体験漫画の中で、お産で麻酔を使ったお友達が髄液漏れになってしまい、頭痛がひどくて治るまで少しかかったとあった為です。
先生曰く、相当細い針を使うから安心してとの事で、もうおまかせするしかない状況でした。まぁ、その時には麻酔を専門でされている先生でしたので、経験値も高く慣れておられて、そこまでビビらなくても良かったのではと思います。

ついでに、手術直前にこの先生が点滴を刺されるとの事で、ルートをどこに取られるか、確認されました。

一通り、ご挨拶と説明が終わり、明日からしばらくシャワーも浴びることが出来なくなるため、さっとシャワーを浴びました。

※ちなみに日赤ではシャワーは夕方5時まで。それを少しでも過ぎたらNGです。
私もお産後、5分ほど遅れて浴びようとするも、気になり聞いたらやめてと言われてしまったので、出来るだけ早い時間帯に浴びる方が良いです。

化粧も日焼け止めも落とし、する事も無いので、持参していた、自宅の片付けで出てきたフェイシャルシートをオン。
こんなにゆったりスキンケア出来るのも、もうしばらくは無いわね~と、ずんだらちんたらしていたら

「失礼します」

やっばっ!マスク付けてるんだけど!(焦)

看護師長さんが入ってこられました。。。
昨日の電話で、個室を用意できないかもと聞かされごねた私に対して、最後の検診の最後には用意出来ると言っていたのにすみませんというお詫びのご挨拶をされに、わざわざ来て下さったのでした…

申し訳ない…
そしてこんなふざけた見た目で恥ずかしい…

こちらこそすみませんと謝り、師長さんは帰っていかれました。。。

そうこうするうちに、助産師さんが再登場。
今度は剃毛と、足の大きさの測定です。

足の大きさって?と思われるかもですが、これ、術中に履く弾性ソックスのサイズを決めるためのものです。オペ後は体を動かせない事もあり、エコノミークラス症候群のリスクが高まるため、あらかじめ弾性ソックスを履く事になっています。
(病院によっては、さらに術後足にフットポンプを取り付けますが、大阪日赤では使いませんでした)

また剃毛は、手術で切る部位を行いました。お恥ずかしい話になりますが、私は若い頃にビキニラインの永久脱毛をしており、前から見える部分の下の毛は、全体的にかなり脱毛しています。なので、剃毛不要かな?と思っていたのですが、縦切りでそこそこ下まで切られるとの事で、少しだけ剃られました
(若い頃、もう少し下まで脱毛しときゃぁ…と、やや後悔。)
この段階でもうシャワーを浴びており、再度浴びるのは面倒で、剃った毛は助産師さんが粘着テープでペタペタ取り除くだけの処理となり、その後次にシャワーするまで、下着を脱ぐ度に、剃られた毛がはらりはらりと落ちました…

前日の準備もクライマックス。
主治医の先生が最後の診察をされました。(ナースステーション横の診察台にて。)
当時の夫への連絡を見るに、胎盤は相変わらず低いまま、赤ちゃんは元気、体重は2500ないかなぁと言われた様です。
なおこの時、癒着の有無の話もしたと記録がありました。MRIの結果見当たらなかったけど、低置の場合、見つけられなかったうち1割は、お腹開けると癒着してますと説明を受けたようです。

その後、
・21時以降は、オペ次の日の昼まで絶食になる
・乳脂肪の多い物を食べられなくなるかもしれない(乳腺炎対策)
事から、最後の晩餐ならぬ最後のデザートを楽しもうと、2階のファミマに出掛けて、デザートを三個買いました。
ギリギリまで煩悩全開で攻めます。

夕方になり、夕食が運ばれて来ました。
日赤では特に食事制限がない場合、火~木の夕食は2種類から選べるそうで、私もこの日のお昼に配膳の方が来られて、木曜日の晩ごはんの希望用紙を渡されました。
この日も本当なら選べる曜日だったのですが、入院前には選ぶことが出来なかったので、自動的に特定のメニューが運ばれて来ました。
それを平らげ、ファミマで買ったフルーツポンチを食べ、お腹いっぱいになり、21時前にはラストでプッチンプリンを食べました。

無事に生きて戻り、あともう1個残してある冷蔵庫のココナッツプリンが食べられます様に…
旦那さんがココナッツ苦手だから、私に万が一の事が有っても食べて貰えないんだよ…

お腹の中の人が、中の人でいる夜も今夜が最後。
記念に、洗面の鏡にお腹を映して、写真を撮りました。予定日より1週間半ほど早いからか小さいなぁ…

明日はいよいよご対面です。

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