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冷え性が美容に影響?身体が冷えると美容に良くない理由と対策を知ろう


今年も全国で猛暑日が続き、あまりの暑さに夏バテしてしまった方も多いのではないでしょうか?
暑さが続くと、冷たい飲み物が欲しくなりますし、運動も億劫になってしまいますよね。
エアコンの効いた場所に居ることで身体も冷えて血流も滞りがちに。
せっかく栄養を考えてバランスの良い食事をしていても、血流が悪くて肌に栄養が届かなかったら少しもったいないなと思いませんか?


【冷えは美容の敵】今回は、冷えと美容の関係をお伝えします。

◆身体が冷える原因を確認


身体が冷えてしまう原因には前述した『冷たい食品の摂りすぎ』や『気温が低い所に長時間滞在すること』以外にも『筋肉量が少ない』『朝食を摂らない』なども考えられています。
冷たい食品の摂りすぎは胃腸が食べ物を消化する際に冷えた食品を温めようと体の熱を使うことで冷えに繋がるのです。

◆間違えたダイエットは身体を冷やしてしまうかも!?


無理なダイエットから極端に食事制限をしてしまうと身体作りの為の十分な栄養を得ることができず、筋肉量が減少しやすくなります。筋肉が減ることによって体内で熱が作られにくくなり、冷えやすくなってしまいます。ダイエットで身体が冷えてしまう原因の一つに『極端な脂肪量の減少』もあります。脂肪は熱を作り出す役割よりも体内の熱が逃げるのを防ぐことがメインの役割ですので、身体を冷やさないようにするためにも筋肉量の少ない女性は特に適度な筋肉と脂肪が必要と言えます。

筋肉量をいきなり増加させることは難しいですが、軽い運動(例えばウォーキングであれば速足で20分程度、軽く息が上がるぐらいを目安にしてください)を行うことで通常の約3倍の熱量を作り出してくれます。

◆朝食を食べるかどうかで日中の冷え対策になる?!


近年では美容だけでなく健康面や子供の成長に関しても『朝食を摂る』ことがすでに知られていますが、冷え対策においても朝食を摂る人と摂らない人では1日の体温に違いがあることが分かっています。


睡眠中は代謝も低下しており、朝食は1日の活動に向けて代謝を高め、体温を上昇させるという意味からも、特に重要です。

https://www.terumo-taion.jp/health/hiesyo/03.html
※テルモ研究所《冷え性対策 食》より引用


◆「冷えにくい」を叶えるポイント


冷えにくい身体を意識するなら、起床後に白湯で水分補給をして血液の流れをよくすることから始めましょう。
朝ご飯は暖かいスープ、おかゆなどと一緒に卵やチーズなどのタンパク質を摂ると消化の際に体内で熱を作り出してくれるので是非毎日の朝食に取り入れてみて下さい。
体温と同じくらい、または少し暖かいぐらいの食事を朝から取り入れることでその日1日の基礎代謝も上げることが期待できますし、冷え対策のみならずダイエットにも有効ですね。


◆ホルモンバランスの乱れで起きる冷えと対策


女性は月経や妊娠、出産、そして閉経などの様々な場面でホルモンバランスが乱れやすくなりますが、このホルモンバランスが乱れることで冷えに繋がることもあります。全ての場合で起きるバランスの乱れを防ぐことはなかなか難しいですが、ホルモンバランスは過度なストレスや睡眠不足などで自律神経が乱れると崩れることもわかっています。女性ホルモンのうち肌の艶やハリを作り出す事に深く関係しているのが【エストロゲン】というホルモン。
この【エストロゲン】は閉経前後の40代後半から50代にかけて、徐々に分泌が減少してしまうことがわかっています。【エストロゲン】は女性の身体の様々な健康状態を保つ事に深く関係しているので、【エストロゲン】の分泌が減少する更年期になると体温調整などがうまくできず、のぼせや冷えなどがおきるといわれています。


◆エストロゲン働きを補うホルモン【セロトニン】


エストロゲンの減少で起きる冷え対策として、【セロトニン】(通称:幸せホルモン)を上手くコントロールしてあげることでも閉経後の更年期症状によるのぼせや冷えにも効果が期待できます。
セロトニンとは脳内神経伝達物質の一つで、イライラしたときに気持ちを落ち着かせる、朝の目覚めをスッキリさせる、自立神経のバランスを整えてくれる、などの働きをしてくれています。
また、セロトニンの分泌が少なくなると冷え性に繋がることもわかっています。

◆セロトニンをコントロールするとは?


セロトニンは体内で合成されるときに〔トリプトファン〕というアミノ酸が必要となります。
このトリプトファンは体内だけでは必要量が作られない必須アミノ酸。
必須アミノ酸は食事から取り入れなければいけないアミノ酸ですが、トリプトファンだけを摂取しても体内でセロトニンに再合成できないので、合成のために必要な炭水化物とビタミンB6も一緒に摂ることがおすすめです。
例えば、身近な果物バナナ。バナナにはトリプトファン、炭水化物、ビタミンB6が全て含まれていて、食べ物からセロトニン摂取するにはぴったりの果物です。

他にも、起きてすぐに日光を浴びたり、大好きな趣味を楽しむことでもセロトニンは分泌されます。ホルモンバランスの乱れが起きそうな時期にはセロトニンを意識して自分に合った方法でコントロールしてみてくださいね。

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◆外から暖めるだけでは冷えは改善しない??


温かいものを食べたり、靴下を重ね履きしたり、カイロをたくさん使用しても一時的な寒さから身体を守ることはできますが基礎体温を上げることには繋がりません。
人間には恒常性維持機能という生命活動を維持するための機能が備わっていますので、基礎体温が36度の人が外からどれだけ暖められても体温が36度以上になった時点で発汗して体温が上がらないように自動的に調整してくれるのです。

◆寒くなる前に冷えにくい身体作り


冷えにくい身体作りをするためには運動、食事、生活習慣が深く関わっています。本格的に寒くなる前に、筋力をつけるための運動習慣を始めてみたり、ホルモンバランスを整える食事や生活習慣を意識して冷えにくい身体づくりの準備を始めてみてはいかがでしょうか?

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