仕事は完璧さよりもスピードを重視せよ

所謂「巧遅は拙速に如かず」なのだけれど
本来の意味は科挙の受験本からみたいで…

現代訳すると
「複雑に考えずシンプルに回答せよ」
なのだとか…

出典は孫子との噂もありますけど、孫子曰く
「ダメならとっとと撤退した方が良くね?」
らしーので、巧遅うんぬんは後付けだとか

そーは言っても

現代の偉い人が宣う拙速は
「さっさと仕事を片付けろ!」とか
「後回しにしないで早く持ってこい!」とか
「報告連絡相談くらいしなさいよ!」…
とかいう意味なので取扱注意だったりします

そもそも完璧とは何か?…なんですけど
独りよがりの自己満足、ではなくて
相手の意図もしくは希望に沿った品質…です

たぶん

だから…相手や状況に合わせて
品質を落とす、こともあるでしょうし
アイデアを小出しにする、のもありかな…

イメージ的には
『相手の好みに合わせた花束を作ること』
これに尽きるのかも

営業系であっても事務系であっても
スピード&クオリティは最優先事項で
時間が無い時は一択かも

時間がある時は
二案作ったり
わざと誤字脱字してみたり

馬鹿な振りをすることも
必要だったりします

そうですね
めんどくさいですね(笑

今ではそんなわたしも
昔はハウンド(猟犬)でした

でも、良いハンターに巡り合わなければ
猟犬は良犬ではなくて
狂犬とか駄犬の類です

『荒れ馬に名馬あり』

人は、まだ見ぬ名馬を求めるけれど
すぐ近くにいる隠れた名馬には気づかない

それが人生
それが運命

「俺の人生最後の部下はお前かぁw」
「無駄にクオリティ上げやがってw」
「俺を面倒に巻き込むんじゃねぇw」

等々、いろいろイジってくるわたしの上司

ある日

「お前、本当に俺の言う事しか聞かねんだな」

と笑う上司を見て

もう少し早くお会いできたら…
わたしの人生も…
ちょっとだけ変わったのかな…

そんな風に思ったのでした

わたしの大好きな上司も
この三月で退任です

最終日には
お洒落な彼に合わせた
品のある花束を送ろうと思います

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