仕事は完璧さよりもスピードを重視せよ
所謂「巧遅は拙速に如かず」なのだけれど
本来の意味は科挙の受験本からみたいで…
現代訳すると
「複雑に考えずシンプルに回答せよ」
なのだとか…
出典は孫子との噂もありますけど、孫子曰く
「ダメならとっとと撤退した方が良くね?」
らしーので、巧遅うんぬんは後付けだとか
そーは言っても
現代の偉い人が宣う拙速は
「さっさと仕事を片付けろ!」とか
「後回しにしないで早く持ってこい!」とか
「報告連絡相談くらいしなさいよ!」…
とかいう意味なので取扱注意だったりします
◆
そもそも完璧とは何か?…なんですけど
独りよがりの自己満足、ではなくて
相手の意図もしくは希望に沿った品質…です
たぶん
だから…相手や状況に合わせて
品質を落とす、こともあるでしょうし
アイデアを小出しにする、のもありかな…
イメージ的には
『相手の好みに合わせた花束を作ること』
これに尽きるのかも
◆
営業系であっても事務系であっても
スピード&クオリティは最優先事項で
時間が無い時は一択かも
時間がある時は
二案作ったり
わざと誤字脱字してみたり
馬鹿な振りをすることも
必要だったりします
そうですね
めんどくさいですね(笑
◆
今ではそんなわたしも
昔はハウンド(猟犬)でした
でも、良いハンターに巡り合わなければ
猟犬は良犬ではなくて
狂犬とか駄犬の類です
『荒れ馬に名馬あり』
人は、まだ見ぬ名馬を求めるけれど
すぐ近くにいる隠れた名馬には気づかない
それが人生
それが運命
◆
「俺の人生最後の部下はお前かぁw」
「無駄にクオリティ上げやがってw」
「俺を面倒に巻き込むんじゃねぇw」
等々、いろいろイジってくるわたしの上司
ある日
「お前、本当に俺の言う事しか聞かねんだな」
と笑う上司を見て
もう少し早くお会いできたら…
わたしの人生も…
ちょっとだけ変わったのかな…
そんな風に思ったのでした
◆
わたしの大好きな上司も
この三月で退任です
最終日には
お洒落な彼に合わせた
品のある花束を送ろうと思います
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