牡蠣オープナー@カンカル

寝起きに牡蠣を何ダースも食べて目覚ましとした、という逸話の残るルイ14世。そのルイが愛したことで知られるのが、ブルターニュ地方カンカル産の牡蠣でした。海沿いの牡蠣専門店Atelier de l’huîtreで、重宝されていた牡蠣オープナーに目を奪われました。カンカルで開発された道具だそう。主に、ヨーロッパ原産ブロン牡蠣のオープン用で、他牡蠣にも応用できます。これがあれば女性でも簡単に牡蠣を開けられる。男たちは、女たちに仕事を任せて、ワイン片手に店の前をぶらぶら。男仕事の牡蠣作り、少しは自由な時間が欲しいと思ったカンカレ(カンカルの人)が思いついたに違いない、魔法の道具でした。
ちなみにAtelier de l’huîtreは、牡蠣養殖業者が兼業するレストラン。採ったばかりの牡蠣をその場でいただくことができる秀逸な店です。

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