愛の記憶

それはとてもあたたかく
眩しい代物らしいのだけど
持てる者と持たざる者
何故だかあるみたいね

今日も

愛の記憶と闘っているのよ
無いそれと闘っているのよ
形も知らぬたからもの
死ぬまで続くのでしょう

幼なごころ 飢えた箱
今から埋めることもできなくて
涙雨が注いでも
すぐに流れ零る

不思議ね

無いという記憶と闘っているのよ
脇目も振らず闘っているのよ
持つ者と持たざる者
何を恨むか
生きてゆけるか

愛の記憶と闘っているのよ
無いそれと闘っているのよ
形も知れず
この胸の何処かに居付くたからもの
死ぬまで続くのでしょう

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