さくら通り

中野通りの桜を見に来てね
泣いちゃうかもしれないよ

季節なんてもう何だっていいと嘯いてた君だけど
この風ひとひら感じれば思い変わるかもしれないよ

ねぇ まだ胸には重い誓い
ねぇ 溶かしてよ 少しずつでもいい
隙間から日の光も差すでしょ

中野通りの桜を見に来てね
笑えるかもしれないよ
こんなにあたたかい風吹く季節
今しかない浮世の魔法

景色なんてもうどうだっていいと 俯いてた君だけど
この桜色つづく道を 歩いてきてほしいよ

ねぇ 僕ら時には思い違い
もし約束通り会えなくてもいい
君がこの春色の中にいてくれれば

中野通りの桜を見に来てね
泣いちゃうかもしれないよ

風にひとひら舞うのも
懐かしい思いさえ揺り起こすから
中野通りの桜が散る時
笑えるかもしれないよ

泣いちゃうかもしれないよ?

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