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「かっこ悪い」≒「かわいい」


先日、Twitterのフォロワーさんからおすすめして頂いた映画『グリーンブック』を見ました。

内容をざっくりお伝えすると、お金持ち黒人ピアニストが、無職になったばかりのイタリア兄ちゃんを運転手につけて8週間かけてアメリカ南部へ演奏ツアーを敢行する話。

1960年代のアメリカ南部でピアニストは差別的扱いを受けます。。

とまあ映画の解説はここでは割愛するとして。

わかったのは、自分自身では「イケてない」と思う部分、絶対変えられない部分こそが、その人をその人たらしめる素敵な個性である、ということ。

作中でピアニストはお金持ちで礼儀も教養もあるのに、黒人だからという理由で酷い扱いを受ける。
バーからつまみ出されそうになったり。スーツ屋さんで試着させてもらえならかったり。お手洗いとしてボロボロの掘立て小屋を案内されたり。

黒人である自分を認められずに生きてきたのですね。

対照的に、イタリア兄ちゃんはどれだけ素行悪くても何も言われません。白人だから。

“自分自身では「イケてない」と思う部分、絶対変えられない部分=素敵な個性である、ということ。”

グリーンブックの場合は「肌の色」として描写されてたそれを、「過去」とも解釈できるな。と私は思ったのです。

絶対に変えることが出来なくて、それがあるせいで落ち込む、傷つく。

消すことも出来ずいつまでも付きまとうそれは、まさに自分そのもの。

私にも自分を大きく見せようという癖があり、ダサい姿なんて他人に絶対に見せたくなかった。そうやって自分を否定してしまってたから、自信がなかったんだ。ずっと苦しくて閉塞感を覚えてたんだ。

たとえ本来の自分を隠して先に進んでちやほやされても、いつかむなしくなるしそれを幸せとは言わない。本当の自分を消すことは出来ない。

それをかっこ悪いと思っているのは自分だけかも?

今思えば...色んなSNSマーケターさんのメルマガとか登録してた時期あるけど
皆さんそれぞれ詐欺にあいました、投資で〇〇万円溶かしましたとか過去の失敗経験をシェアしてくれる。

そういう話に人間味を感じて信頼してしまうんだよなぁ。これまでノーミスで来た人とか信じられない。

自分を否定せず受け入れてさらけだせるのは誰よりかっこいいってこと。

かっこ悪さも含めてあなただと言ってくれる人を大事にしよう。

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