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新企画「極!スケオタ道」開設と表現トレーニングについて

こんにちは。
26日夜にXで初スペースを開催しました!多くの方に集まっていただきありがとうございました!
ただ、アーカイブが私の手違いで残すことができず、アーカイブを楽しみに待っておられた方に大変申し訳ない・・・。ということで、お話しした内容をnoteにまとめました。次こそはアーカイブ残しますので!!

どうして「極!スケオタ道」始めたの?

25日に公開になったウェブ企画「極!スケオタ道」
新聞紙面とひと味違う「ちょっとマニアック、オタクの目線で気になることを聞きに行く」ということをテーマに蓮野が取材していくコーナーです。

もともと、2022年夏に社会部から運動部に異動になったときから「ウェブでなにかしたい」と考え、ことあるごとに口に出していました。
だけど、ウェブでなにが出来るのかぼんやりとしか考えていなかったし、さらに想像以上に運動部の仕事に慣れるのに時間がかかり、2年目が過ぎました。
で、大きなきっかけになったのがポッドキャスト「あしたのたね」です。
6月頭から9回連続で配信した「昨季の心に残ったプログラム」と「宇野昌磨さん引退によせて」。

これらが多くの方に聴いていただき(当社比)、「ネットでなにかできるのでは」という自信になりました。
と同時に皆さんから「スケオタ」認定してくださったのも大きかった。「やっぱり、わたしフィギュア好きなんだ」とすとんと胸に落ちたのと同時に「好きだからフィギュアのこともっと伝えたい」と強く思うようになりました。

さらに、7月6日にあったフィギュアスケート強化合宿で見た「表現トレーニング」が最後の駄目押し。
とっても興味深くて、面白くて
「これ、絶対にお伝えしたい!」と思い、帰名してすぐに企画書を書き、上司らに相談。
上司たちも理解ある人たちばかりで親身に聞いてくれて、ウェブ班にも話しをつないでくれてチームができて、始めて300行近い原稿を書いて、プロフィール写真を撮って・・・・と目まぐるしく日々は流れて25日に公開になりました。

ちなみに、企画名のネタ元は「魁!男塾」です笑
読んだことないのですが、音の響きというかゴロが凄く好きで。それがどうも頭に残っていて、このタイトル名になりました。
「アイス~」とかかっこいい名前も考えたのですが、「極!スケオタ道」になりました。極は個人的にはきわめつけと読んでいます。

さらに、全文公開にしたのにも「多くの方に読んでもらいたい」という思いがあります。もちろん、スケオタの方にも読んでもらいたいですが、もうちょっとライトなファンやまだフィギュアについて関心が薄い方にも届いたらと言う思いもあります。
やっぱり、オタクなので「普及活動」もしたい
そのためには、鍵掛けにするととたんにハードルが高くなる。とくに、弊社はエリア外のお住まいの方は会員にすらなれない。
なので、なんとか全文公開にしたいと上司達に伝え、上司達が想いを酌んでくれていろいろ調整して、全部公開することになりました!
大感謝!上司のみなさん!会社の偉い人!

という経緯があっての「スケオタ道」の公開でした。
ぜひ、たくさんの人に読んでもらい、読んだ方がこの記事を「こんなふうに練習しているんだよ」と広める一個のツールにしてもらえたらとも思います。この企画がすこしでもフィギュアスケート界の発展、普及につながればうれしいです。


「表現トレーニング」をなんとしても共有したい

という思いで、なっがい原稿になってしまいました。
なかなか、陸でのトレーニング(筋トレじゃない)を見る機会もないし、さらにシングルの選手がペアやグループになって踊るってめちゃレア。レア中のレア。絶対にみんな知りたいよなああああと取材していました。
それで「これ絶対に伝える」と思考を切り替え、カメラマンにも「ちょっと多めにとっておいて」とオーダー。

で、みなさんが気になる表現トレーニングでの創作ダンス。
課題曲はゲーム・オブ・スローンズ

これ。みなさん、この曲を聴いてなにを思い浮かべますか?
当日は、アイソレーション(体の一部を動かす)の練習をしてからこの曲を車座になって聴く⇒先生から「どんなイメージ持った」と聞かれ、それぞれ答えていく。トップバッターは友野選手。
選手の皆さんから出てきたイメージは「これから戦いに行く感じ」とか「炎のイメージ」など。

そのイメージを大事にしながら創作ダンスに挑戦。
午前の班は
山本・住吉組
友野・島田組
坂本、佐藤、上薗グループ
に分かれて。

まずね、山本・住吉組はどうみても、どう考えても「りりしい姫君と騎士」
どうしてもこのイメージ。お二人とも基本的にノーブルなのでこれ以外に思い付きませんでした。
振り付けも腕をクロスしたりとなんか殺陣やっている感じ。かっこえええ。
取材ノートにも「西洋の騎士」「戦う、殺陣」とかメモ
さらに、途中で胸を張るところがあるのですが

このスポニチさんのインスタにある3枚目。ここで先生から
「草太くん、我慢だよ!我慢」って声が飛んで、けっこう指導されていました。メモにも「先生から草太くん我慢って言われる。胸を一気に伸ばすんじゃなくて、ぐいーんって、タメをつくって」
そんな感じで30分後にお披露目。
印象的なシーンが多くて、この三拍子に合わせて首をく、く、くって左、上、右と動かしていくところもあって。それもなんかよい
発表会は、ほかの選手達は座ってじーっと見ていました。
そんで、終わったら先生から「1つ1つの動きが明確」って感想あり。
「そうですよね」とその場で大いにうなずくの巻。

次!友野・島田組
ここは、ほかの山本・住吉組、坂本・佐藤・上薗組と全く違う踊り。
ほかの2チームは「戦いに行く感」が強いのに対し、この友野・島田組は「神殿にいる神官と巫女が儀式的な感じで踊りをして、なんか聖剣的なものを授かるような、厳かな感じ」。私の目には!強調しますが、ご本人達はまったく違う解釈だと思いますが、私の目にはこう見えました!
友野選手がけっこう積極的に振り付けを提案し、さらに先生達ともディスカッションしながら振りを作っていきました。
印象的だったのは、振り付けのときの流れで「先に動きをつけて、後から動きに意味づけをする」というような発言を最後にされていたこと。
なるほどなあ。振り付けってどっちもあるよな。
音、ストーリーをあらかじめ頭に入れてそれにそった動きをつける。それもあるし、意味、解釈を後付けしていくというのもあるのだな、と。

最後は坂本・佐藤・上薗組。
ここは、坂本選手がタイムキーパーしながら動きの確認して、新しく振り入れして最後に合わせるという感じ。
振りの中には、ニースラ(スライディングてきな動き)もあって、上下がついている+3人が三角形のポジションにいるのでとても立体的に見えました。
背中合わせで立つのも、パーティー組んで戦いに行くかんじが出ていて良き

発表会で一番最初に披露した山本・住吉組は先生から感想があったけど、その後のペアには「後で言い合おう」となってその場での感想共有大会はなくてちょっと残念でした。

レッスン後、先生のところにいって最後まで熱心に話しを聞いていたのは坂本、住吉両選手。なにを話していたのかまでは分かりませんでしたが、いろいろ聞いている姿も印象的でした。

午後の班。鍵山選手や三浦選手の班は、冒頭の20分くらいしか見ることができませんでしたが
鍵山選手が積極的に振り付けのアイデア出したり、とにかく楽しい三浦佳生って感じでした。
三浦選手、好きなんだろうなあと。こういうコンテンポラリーダンスやるの。それくらい楽しいっていうのが伝わってきました。


で、なんでコンテンポラリーダンスなのか。
これは平山先生が言っていたのですが「フィギュアのコンテンポラリーダンスも特定の曲で踊らない」
JAZZもタンゴもバレエ曲もクラシックも。レディーガガもそうだし。
どんな曲にも必要になるのは「体の使い方」と「空間の使い方」
これをコンテンポラリーダンスで学んで欲しいということ。
身体表現の土台を強くするイメージでしょうか。

さらに、曲を聴いて感想を出し合い、そのイメージを膨らませて振り付けをしていくというのも「振付師とのコミュニケーションをとって作品を作り上げる」疑似体験の場でもあったということ。
一方通行ではなく、自分が感じたこと、自分が動きやすいリズム、それらを振付師に伝えることで自分の味がもっと出るプログラムになるということなんだと思います。

いやー、いずれにしても創作ダンスは動画でみたいんですよね。
フジテレビさんとか、どうか創作ダンスの動画出してくれないでしょうか・・・
今回、写真をつなげて動画っぽくできないかと検討しましたがなかなかそれは難しかったです。そもそもそういうオーダーしていないですからね。

という感じのことをスペースでしゃべっていました!

スケオタ道は随時更新というふうにしていきます。なるべく、間を置かずに記事を出して行ければと思っています。
また、第2弾ができましたらみなさんにお知らせしますね。

では!パリ五輪、高校野球、名古屋場所などなど。スポーツの夏を楽しみましょう!


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