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漫画が仕事になるとは夢にも思っていなかった話

私は今有難いことに漫画のお仕事を頂いているのですが、数年前まで自分が絵や漫画を仕事に出来るとはまっっったく思っていませんでした。
明日目が覚めて「全部夢でした!」と言われても、残念とか悲しいとかいう気持ち以前に「ですよね〜〜〜〜!」ってなると思います。
そのくらい現実感がありません。いまだに。笑
日々原稿に追われているのに変な話なのですが。

私が仕事で漫画を描かせて頂くようになったきっかけは同人からのお声掛けでした。それ自体はさほど珍しいことでもないと思うのですが、ちょっとイレギュラーかなと思うのは、私は同人でもえっちなのを全く描いたことがなかったのにティーンズラブでお誘いを頂いたことです。いやーー意味がわからない。なんで描けると思った???いや描いたんですけど。絵がすごく上手ければそういうこともあるかもしれませんが私はそれほど絵が上手い方ではないので、当時本当に不思議でした。声を掛けてくださった編プロさんも、使ってみようと思ってくださった版元さんも、やってみたいな〜という気持ちだけで引き受けた私も、全員チャレンジャーだなと思います。(今はジャンル変わって一般向けを描かせて頂いています。)
同人は二次創作なので、お仕事を頂くまではオリジナルを描いたことが一度もありませんでした。私はこう……絵とかシチュエーションより「解釈が好き」と言って頂くことが多くて、それは二次同人をする上で(私にとっては)めちゃくちゃ嬉しい言葉なのですが、オリジナルで活きる部分ではないよな〜と思ってたんですよね。既にある関係性を元にあれこれ(勝手に)余白を埋めることと、0から1を作り出すことは全く別物だと思っていたので。後者が自分に出来るのかな?と思っていたのですがやってみたらそれも楽しかったし、想像力(妄想力?)が大切という意味では『全く別物』というわけでもないかなぁと今は思っています。

私は漫画を描く作業そのものが好きなので、お仕事が頂けるうちはお仕事でも描きたいですし、もし頂けなくなる時が来ても描くことは続けたいなぁと思います。今の時代発表する場はたくさんあるので。楽しく描いていきたいですね。

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