ジージには必ず抱っこをせがむ

デンくんが風邪をひいていて、看病で私も疲れ果ててしまって、10日間くらい書くことから遠ざかっていました。
ギリギリ読んではいたんだけど…。
また元気が出てきたので、書いていこうと思います。

2月はとにかく、デンくんは繰り返し風邪を引いていた。
鼻水から始まって、翌日には咳とくしゃみ、そして保育園で午後のお昼寝明けに発熱してお迎えコール、というのが定番の風邪の始まり。
16時ごろにお迎えコールが来ると、私は会議中でも仕事を切り上げて、保育園へお迎えに行った。

呼び出されてお迎えに行くと、保育園の先生たちは「ママ、仕事中だったのに申し訳ないです」と、恐縮した雰囲気。
私もデンくんが心配だから家から保育園まで小走りで向かって、表情は固い。
一方、デンくんはいつもめちゃくちゃ元気で、私を見ると「うぃー!」と喜んで、抱っこ!と、手を伸ばしてくる。

そのコントラストに、いつも笑ってしまう。
子どもって、熱があっても元気なんだなぁ。

そのまま小児科や、場合によっては耳鼻科に行って、薬局でお薬をもらって帰ってくる。

急な予定変更や、どこの病院にいくか?という判断をした私の頭は疲れているが、明日も保育園はお休みしないといけないから、私か夫のどちらが仕事を休むのか、夫に連絡して調整する。

もうこの辺で疲れ果ててくる。

翌日、私が仕事を休むとなると、鼻水は出てるけど熱は下がって元気いっぱいなデンくんと、家で2人きりで過ごすことになる。
絵本を読んたり、積み木をしたり、YouTubeで歌と踊りを見ながらつきっきりで一緒にいるのは、全然嫌じゃないのだけど、私がキッチンにいたりするとついてきてそこら中の引き出しを開けて中身を全部出してしまうし、ベビーゲートでキッチンに入れないようにすると大粒の涙を流して泣いてしまう。

というわけで、家で2人で過ごしていると、その分家事ができないので家が荒れ果ててしまう。

夫が、家が荒れ果てるのに耐えられない人で、彼はデンくんが泣いていようが家事をしていつも家を綺麗に保とうとしている。

私も、家に一日中いたのに家事ができていないのは申し訳ないという気持ちになってしまう。

こういうとき、私がお姫様ならじーややら召使いが全部やってくれるのかなと思うけど、現実にはジージを召喚する。

ジージとは私の父のことだが、娘である私のことを溺愛しており、私が可愛かったから子どもが大好きになったそうで、いつも頼むと喜んで飛んできてくれる。

デンくんのことも生まれた時から溺愛していて、会うとずーっと抱っこしている。
なので、デンくんは、ジージを見ると抱っこしてもらえる!と思って、いつも手を伸ばして抱っこをせがむ。

ジージはデンくんに会えて嬉しくて仕方がないので、会っている間はひたすら抱っこして、話しかけて、デンくんをあやしている。

その間に、私は少し休憩して、家事を片付けることができるので、めちゃくちゃ助かる。

今月は何度もジージに来てもらって、その度にデンくんは抱っこしてもらって、より一層、ジージに懐いていた。
インターフォンのカメラにジージが写ったら、「あ!」と指差して笑っていた。

ジージが登場すると、最初は少し照れていて、でも嬉しいから笑いを堪えきれない…、といった、ちょっと複雑な感情が読み取れて、それを見ている私は萌えていた。

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