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別れても好きな人

私には毎日思い出す、大切な人がいる。

もう会うこともない、別々の人生を歩んでいる人だ。

13歳で出会って、最後に会ったのは26の時。近づいたり離れたりしながら、私たちは13年の時を重ねた。 
もう会わないと心に決めても、偶然会ってしまったり、友達の友達がその人みたいなことがあったり、なにかと切れない縁だった。

この話は詳しくは別の記事で書こうと思っているので今詳しくは書かないが、人生の中でも不思議な縁を感じさせるような人だった。

私はその人のことがとても好きだったし、その人も私のことをとても大切にしてくれたと思う。
一緒にいる時の自分のことはなんだか好きだった。

心が折れそうな時、私はその人のことをよく思う。
今の私に、その人はなんて言うんだろう。
そんなことをよく考える。

そんなことをよく考えると、時々私の夢に出てきてくれる。
そして、あの頃と同じように「よく頑張ってるね」と笑顔で言ってくれる。
朝目が覚めて、それが夢だと気づいた時、私は哀しくなる。
二度と会えない人だからこそ、余計に会いたくなる。

でも、今日は夢でもいいから会いたいので、出てきてほしい。
朝の哀しみはつらいけれど、それでも。

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