赤子の発熱騒動
午前2時。
いつもの授乳時間。
でも、抱き上げた瞬間に生後3ヶ月の息子の様子がいつもと違うことに気づいた。
体が熱い!
心当たりはあった。
昨日ちょうど3ヶ月でうけた予防接種。
ロタ、小児肺炎球菌、ヒブ、B型肝炎、4種混合。
息子は5種類のワクチン接種を行なっていた。
夜中に体温計の電子音が響く。
37.8℃。
きっと副反応だろう。
原因は何となく予測できたけど、さてどうしようか。
子どもの発熱は慣れている方だとは思うけど、こんな小さな赤ちゃん相手は初めて。
おしっこもでているし、おっぱいも飲む。
頬は紅潮しているけど、機嫌も悪くない。
大丈夫そうな気はするけど、、
おもむろに携帯を取り出して検索する。
「赤ちゃん 発熱 副反応」
すると「生後3ヶ月未満で38℃以上の発熱は要受診」
と出てくる。
ピッタリ3ヶ月、37.8℃の息子はセ、セーフ⁈
さらに混乱する。
寝室では夫も娘も熟睡している。
息子もおっぱいをたっぷり飲んで、すーっと寝ついた。
呼吸の乱れはなく、苦しそうな様子もない。
とりあえず、アイシングをして朝まで様子をみることにした。
眠れないまま朝になった。
朝になっても息子の様子に変化はない。
体は熱い!
けど、元気そうではある。
今朝の天気予報では最高気温35℃予想。
病院を連れて行くにも熱中症が心配だし、ただの副反応だったら、下手に受診して風邪をもらっても厄介だ。
しかし、そこに追いうちをかけるように娘の幼稚園からの緊急メールが届いた。
違う学年ではあるが、幼稚園でクラスターが発生、学級閉鎖を行うという。
娘は元気そうだけど、コロナの可能性も0じゃない。
そこではじめて背筋がヒヤリとした。
病院に連絡すると、「副反応が疑わしいけど、念のためPCR検査をしましょう」とのこと。
我が家ではじめての検査対象者が、まさか生後3ヶ月の息子になるなんて、、青天の霹靂だった。
検査はいわゆるドライブスルー方式。
お医者さんが来るまで、車内で待機する。
車外は37℃と表示されている。
エアコンをガンガンかけても、空気は生ぬるいまま。
息子の様子が心配だったけど、お医者さんが早めに診てくれた。
この暑さの中、完全防備の防護服。
本当に頭が下がる。
1時間後に結果がでた。
陰性ですよ!
どっと全身の力が抜けた。
良かった、本当に良かった。
薬剤師さんもお医者さんと同じように、防護服を着て息子の解熱剤を車まで届けてくれた。
やれやれ、と帰路に着く。
帰宅して検温。
息子、36.8℃。
何だよー、と家族全員総ツッコミ!
笑い話になって本当に良かった。
家族の健康が何より◎
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?