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私文書だって公文書になるんだからね💛 204回国会 参議院 質問主意書108、109答弁➡再質問メール➡答え(電話とメール)➡感想

NHK党浜田参議院議員、政策秘書 末永ゆかりさんを通じて経産省に質問していた件が、なかなか回答が来ないので、末永さんを通じて突いていただいたところ、環境省へ回され、環境省からやっと回答がきました。
末永さん、ありがとうございました。
みなさんと、共有できたらと思います。

質問①「プラスチック資源循環戦略」において設定したマイルストーン、
リデュース 2030年までにワンウェイプラスチックを累積25%排出抑制 する、
という目標について
いつから2030年までなのか、その基準年と
25%の値になる根拠の計算式を教えてください。

【電話回答】
①マイルストーン起点は定められていない。
国としての総量の目標値があるわけではなく、各事業者によって起点を定めるもの。

➡⦅感想⦆これはつまり、どこの年が起点でもいいから、各事業者でとにかく2030年までにそれぞれのワンウエイプラスチック製品を25%減らしてくださいね、という環境省からの通達?ということなのかな?
すると、もともとプラ製品の生産を抑えてきた企業は、ますます減らせ、ということになるの?
特に拘束力はなく、旗を振っている状態なの?
唯一の拘束力をもつものが、プラ新法、ということなのかな?

質問②プラスティック資源循環戦略 のP3 
  "一方で、ワンウェイ5の容器包装廃棄量(一人当たり)が世界で二番目に多いと指摘 されていること 参照資料6  "「Single-use plastics: A roadmap for sustainability」(国連環境計画、2018 年)”より
とのことであるが、日本として独自に調査する必要があるのではないか。
なぜなら、この時点から、日本として削減努力をしたことを国際的に示していく必要があり、その際に、海外の調査結果に頼らざるを得ないことは逆に国際的に信頼を失うことになるのではないかと考えます。
日本政府、主務省庁のお考えをお聞かせください。

【電話回答】
②日本独自調査の必要性について
こちらが根拠資料です。ザッツオール。
http://www.pwmi.or.jp/data.php?p=panf

「2019年プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況 マテリアルフロー図」

➡⦅感想⦆日本独自の調査はしている。ということが大前提?
その根拠がこれらの資料です、ということかな?
資料読めばわかるよ、ってことなのかな…読まないとダメ?笑
根拠資料はOKです。とりあえず簡単に説明してほしいなぁ。。。。


質問③第四次循環型社会形成推進基本計画の概要 P2  ポンチ絵
下半分のコラムにおいて、循環型社会 近年の状況 2000年から…資源生産性等は近年横ばい との評価があります。
資源生産性=GDP/天然資源投入量
資源投入量が減れば、数値が大きくなります。
それは、GDPに変化が無かった場合はそう言えるとおもいますが、ここで、GDPにどのような変化があったのかが明示されていませんので、資源生産性の変化について正しく評価できないのではないでしょうか。
GDP自体が減っていれば、いくら投入量(分母)を努力して減らしても、資源生産性の数値は横ばいになります。
しかしP3 のグラフや評価をみても、GDPに一切言及されていません。GDPの変化を示す同時期のグラフをお示しいただけませんでしょうか。

【メール回答】
GDPは内閣府経済社会総合研究所の「国民経済計算(GDP 統計)」の実質年度値から引用しています。
2000年度から2015年度にかけての実質GDPの値の推移については、以下の内閣府HPにある白書の図表第1-1-1図からご確認いただくことが可能です↓
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je16/h05_hz010101.html
 
また、資源生産性=GDP/天然資源等投入量であり、天然資源等投入量とは国産・輸入天然資源及び輸入製品の合計量を指し、資源生産性は一定量当たりの天然資源等投入量から生み出される実質国内総生産(実質GDP)を算出することによって、各産業がより少ない天然資源で生産活動を向上させているかや人々の生活がいかに物を有効に使っているかなどより少ない天然資源でどれだけ大きな豊かさを生み出しているかを総合的に表す指標として設定しております。
仮に景気が悪くなれば分子のGDPの値は下がりますが、同様に企業の生産活動も低下すると考えられますので、分母にある社会全体での天然資源等投入量も連動して低下すると考えられます。
このような状況において、更に天然資源等投入量を努力して減少させた場合は、相対的に資源生産性の向上が予想されます。

 

➡〘感想〙数字の変化についての説明としては分かります。単なる数字の作用ですから。だけど、ここに書かれていることは、日本経済が活性化することを前提としない姿勢が表れています。GDPが上がった上で、資源生産性も上がっていることが目指すべき指標なんじゃないの?GDPが下がると、みーーんな下がるけど、天然資源だけ節約できたら資源生産性が向上した、などという解釈が日本政府の一員としてあってよいことでしょうか????これは「向上」ではなく、単なる算数の話です。この件について「向上」などという解釈は強く疑問を呈したいと思います。
※GDPは実質GDPで考えます。


みなさま、どうお感じになりましたでしょうか。。。

減税あやさん💛

R3.9.20更新 ちなみに、
EU資源生産性のグラフはこんな感じです。

EU資源生産性グラフ

ちゃんと、GDPのグラフと一緒に表示されていますよね!

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