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川崎市民アカデミー(24前期)自由民権運動講座 第2回R6.5.15を受講して

今月から7月まで、月2回のペースで講義があります。途中、遠足もあるので楽しみです笑

神奈川県南多摩郡の自由民権運動とその広がり 町田市立自由民権資料館学芸員 松崎稔氏

いままでにも、神奈川県下での自由民権運動については本を読んだり、資料を探したりはしていたけれども、今日の松崎学芸員のお話は、初めて聞くことも多く、大変面白かったです。
 トリビア的な話と、初めて?聞いた、ある自由民権家にビビっときました!

町田は神奈川県の中心。南多摩郡は最多7郡と境を接して

 資料でははっきりと、自由民権運動は、自由主義経済への移行期、と書いてありました!川崎市は橘樹(たちばな)郡になります。
 原町田➡八王子➡横浜 とその運動の中心地が変遷したそうです。

トリビアその1 「撰」の字は誤字!

民撰議院設立建白書の撰の字は、本来、何か書き記したものを選び、まとめる字なので、人を選ぶときには使わない字。なので、これは当時これを書いたときに間違えたもの、がそのまま今日に伝えられているそうです。
であれば、社会のテストでは、この字を選と書いた場合、正解〇にするべきだと思いました。

トリビアその2 板垣退助のやらかし?笑 ルイヴィトンをお土産に

 自由党とそれを信奉する民衆の動きを抑えようと、板垣退助に公費で外遊をすすめて、板垣はそれに乗ってしまう。そして帰国したとき、なんとルイ・ヴィトンのスーツケースをお土産に持って帰ったそうです。
 それが、日本人が注文した最古のヴィトン、ということになっているらしい(;^_^A
 https://www.leon.jp/fashions/7038

 帰国後、板垣は寄付が15万集まれば自由党を続けるが、集まらなければ解党、とした。何回かはっぱをかけ、トライしたものの寄付額が目標に届かず、自由党解党。しかもその事実をほとんどの党員に知らせていなかったという。。。。(倉山先生が板垣をディスるのはこういうことだったのか。。。)

末広鉄腸てっちょう(重恭しげやす)という人物

 武相懇親会での、末広鉄腸の演説が素晴らしかった(資料『朝野新聞』明治14年2月4・6日 より)。
 ジャーナリストで、当時の政府の言論統制に反旗を翻し、書きたいことを書いて何度か拘留、逮捕されている。
 Wikipediaリンク
 政治小説『雪中梅』がベストセラーになり、印税でアメリカ、イギリスに外遊している。

演説は、豪農層に向けたものであったこともあり、その主旨は、まさにいつも裕哉様が仰っているように、自由民権の獲得は、争いによって勝ち取るのではなく、自分の生命、財産があるからこそ達成できるのだ、という主旨でした。
 自分の財産を大事にしないものは、自分の命も粗末にする。そのような人間は他人の命も粗末にする。
 仰る通り!我が意を得たり、でした。


以上、とりとめのない”まとめ”となりましたが、
印象に残ったことを特に書いておきました。
資料をみると、思い出すことも多いのですが、また自由民権資料館に見学にいったときに松崎学芸員にはお話を伺えることになっています。

R6.5.15記
減税あやさん 

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