ハコヅメ92話 あきらめの一線 の感想

私は元介護士で訪問介護もやっていた経験があるので、この回は藤部長の機転と頭の回転のすごさに驚きました。
介護士(ケアマネ)やってても、認知症を疑うのにボールペン・赤ペン・シャーペンはなかなか出ないかもしれないです。(←まぁこれ出来ない人は介護関係なら恥ずかしい人ではありますが…)

2話続けて好きなマンガを事件に発展させられて可哀想な川合。
でも確かにちょっと昔の漫画だと「おいおいそれ強姦じゃね?」とか「まてまてそれ、DV!」みたいなの結構ありますからね。(個人的にはNANAとかがDVだなぁって思ったり…)

仕事のせいで恋愛に支障きたしてる先輩二人も可哀想…。(カナさんは分かるけど、牧高さんはどうだろ)


しっかりはしているけど、支離滅裂状態の証言をする、迷子のおじいさん。
川合はまだまだ経験が少ないので証言に振り回される。が、がんばれ!

そこでバトンタッチした藤部長。
数々の質問をしてきた経験からの引き出しがたくさんある藤部長だからできた、奥さんとケアマネさんの呼び出しへの連携は見事です。丁度、相談中でよかった。
そうじゃなきゃ多分奥さんもおじいさんも最悪の方向にしかいかなかったんじゃないかな?
(ケアマネさんが現認しないと厳しいケースが介護や福祉には多いので。特に認知症の場合)


しかし奥さんの「最後までいっしょにいたいと思える方がいい」このセリフ
結構怖いです。この後家に帰るとそこには、奥さんが欄間に自分用にと帯紐をかけています。

欄間の向こうの和室には別の帯紐も置いてあるんですよね。
無理心中とかにならなくて良かった。
ホントにギリギリのところだったんですね。

にしても、藤部長の引き出しもだけど泰先生の引き出しもすごいなぁと感心してしまいました。

(あと、カナさんが人は色恋沙汰で死ぬまで争う愚かな生き物ってセリフは番外編への伏線なんでしょうかね…)


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