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映画レポvol.6『ピザ!』

✿初めに✿

ここ2週間ほどは、逆さまつげの手術の影響で、あまり目が見えていなかったため、映画を観ていませんでした。
とても久しぶりの映画鑑賞で選んだ作品は、インド映画の『ピザ!』です。
インド映画を観ることはなかなかなかったので、目に入るシーン全てが私にとって新鮮でした。

✿vol.6『ピザ!』✿

この作品は、南インドのスラム街に住み日々働く兄弟が、近所に初めてできたピザ屋に惹かれ、ピザを食べたいと奮闘する物語です。
このように紹介すると、一見軽いコメディ映画のように思えますが、
この作品はインド社会の問題や利益を追求して子どもを傷つける大人など、
社会的な要素を含んでいます。

以下は、詳しいあらすじと感想です。

この作品の主人公である兄弟は、父が刑務所に入れられ、母と祖母と暮らしていました。彼等は、学校に行くお金がないため、石炭を拾いお金に換えることで、生活を支えていました。そんなある日、近くにピザ屋がオープンします。初めて見るピザという食べ物。兄弟は興味津々です。しかし、ピザは高価なためこのままでは彼等は食べることはできません。

私はまず、食べようと奮闘する兄弟の行動力が印象的でした。

高価で手に入らない→じゃあ、働いてお金を貯めよう
→貯まって店に行ったら追い払われた→店に入れるような服を買おう
→そのためにまた働いてお金を貯めよう

とにかく彼等は純粋に頑張るのです。(ずる賢いこともするけれど)
目標にまっすぐで逞しく、そして可愛らしい兄弟に元気づけられました😊

そして、この作品には2種類の大人が登場します。

①利益にしか目がいかず、子どもを傷つける大人(ピザ屋、一部の民衆、
議員)

②子どもと真剣に向き合う大人(母、祖母、ニンジン)

兄弟はピザを食べるために頑張り、綺麗な服を着て入店しようとしましたが、ピザ屋の大人に茶化しにきたと思われ殴られます。
それが問題となり、世間を巻き込むのです。

店を守るために保守的になり、金銭のやりとりや急な手のひら返しをする①の大人たち。
一方、ピザを食べたいと望む兄弟を想って助言する親友のニンジン、見よう見まねでピザを作ってあげる祖母、無償の愛を注ぐ母(②の大人たち)。

面白いながらも社会について非常に考えさせられる映画でした。

また、ラストの兄弟のやりとりは、スカッとするので是非観ていただきたいです。

✿最後に✿

この作品を観て改めて、子どもから学ぶことって多いな~と
思いました。
成長するとともに、利益だとか、評価だとかいろんなことを考慮するようになって、子どもの頃見えていた景色が見えなくなっていくのをとても強く感じました。

純粋に一つのことに向かって努力する姿勢を忘れたくないです。
素直さについては最近しばしば思うことがあるので、また今度書き留めておこうと思います。

3月ですね~
春はもうすぐです。花粉症には辛い時期ですが、頑張りましょう😊
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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