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長野県塩尻市木曽漆器祭・奈良井宿場祭へ日帰り旅行 2024.06.08

木曽漆器祭・奈良井宿場祭、今年は土日のみの開催


毎年楽しみにしている「木曽漆器祭・奈良井宿場祭」に、ばばと子どもと私の3人で行ってきた。例年は金土日の開催、今年は6月8日(土)から9日(日)の二日間のみだった。

安曇野辺り
塩尻のブドウ畑の横を通過
イヅツワインと見ただけで、脳内にローカルCM曲が流れてくる。
井筒ワイン、信濃ワイン、「五一ワインは、夢ふくらむ」
様々な虫と鳥の声が聞こえる
シャトルバス始発駅、木曾くらしの工芸館から見える風景

自宅から車で2時間弱で木曾くらしの工芸館近くの駐車場に到着。
「特急しなの号」と何回かすれ違う。電車酔いするとあまり評判の良くない特急しなの号、車窓からは長閑な風景を見ることが出来るので、私は好き。
1人なら電車、2人以上は車での移動がお得。

シャトルバスに乗って

時刻表のないシャトルバスを待つ
シャトルバスの車窓から

お昼の混雑が予想されるので、
早めのお昼ご飯を食べに、始発の木曾くらしの工芸館〜奈良井木曽大橋まで乗車した。
バスは通路を挟んで2列に並んでいて、私の隣はバス停で停まる度に相席になり「どこからいらしたんですか?」と声をかけていただいた。
久々に漆器まつりにいらした話や、私が途中で猿の親子を見た話など、楽しい時間を過ごすことが出来た。県内のちょっとした日帰り旅行でも「袖振り合うも多生の縁」を感じるひとときだった。

奈良井宿でお昼ご飯を食べる

街並みと山
行き交う人は令和の人、山と街並みは令和ではない気がする
黒麦うどんと五平餅 1,000円

「いなかや」という手打ちうどん屋さんで、昼ご飯をいただく。
ここの黒麦うどんがお気に入りで、今回初めて木曽に来た子どもにも食べさせたいと思っていた。
写真左上の五平餅、色の薄い方はくるみで、濃い方はえごまだった。
いずれも美味しくあっという間に食べてしまった。
五平餅も色々あって、写真のようなおにぎりのような形や、木に塗りつけてから焼く楕円形や、小さなおにぎりサイズの五平餅を何個かさして焼くものもある。どれもおいしい。家で作れないこともないけど、昔から五平餅は木曽で食べるものと私の中で決めている。
お店を出る頃には何組も並んでいたので、早めのお昼ご飯にして大正解。

常備薬はコレ!

おじさんは、向かい側の建物を撮影していて、
私は、おじさんの座っている辺りを撮影したかった。
結果、どの角度で撮影してもおじさんが入ってしまって、ごめん。

胃腸が弱い幼少期を過ごしたので、お腹が痛くなるといつも百草丸を飲んでいた。正露丸のような強烈なにおいは無いので飲みやすかったんだと思う。
大人になってからは何故か飲まなくなってしまったけど、
「百草丸飲んだから大丈夫」の精神で色々乗り切ってきた思い出がある。

木曽ひのきの曲げわっぱ弁当箱

画面左側の水につけて柔らかくして
木枠で小判形にして、
工具で止めるのを繰り返す。

お弁当箱のメンテナンス

8年ほど前に買ったお弁当箱
中も少し木地が見ているところがある
同じお弁当箱がまだ売られている
(右側のお弁当箱と同じものを愛用)

子どもが高校生になったのを機会に、お弁当作りを始め、今も毎日作っている。食べ終えたお弁当箱は子どもが洗う。
丁寧に使っていてもところどころ漆がはげている箇所があり、そろそろ塗り直しが必要なのでは?と心配していた様子。
私も気になったので、
昨年木曽漆器祭りの時に持参し、全く同じ質問をお店の方にしたところ
「まだまだ問題ないですよ、これぐらいにならきゃ」と言って見せていただいた写真は、一体どうやったらそうなるのか?というボロボロというか、ササクレ立っていた。
当然この話は子どもに連絡済み、それでも心配だからとお弁当箱を持参。
結果「まだまだ大丈夫ですよ、これぐらいじゃなきゃ」と言って見せていただいたのは写真ではなく実物。以前、写真で見たものよりもボロだった。
「8年も使っていてこの状態なんて、メンテナンス良いですね」と褒められて良い気分。気に入っていて思い入れのあるお弁当箱、できるだけ長く使いたい。
「多分、来年も同じ質問をしに来るかもしれません」と言うと、笑いながら「お待ちしていますね」と言われた。
また、来年も来られる口実ができた。

毎日弁当
どんなおかずでも、このお弁当箱にいれるとおいしそうに見える。

トトロに出てきそうな大きなフキを見る(トトロは、里芋の葉)

傘になりそうなぐらい大きなフキ
茎の部分は、まるでホース

奈良井〜平沢地区へ移動し、漆器を見る

驚きの価格
ズバリ😂

私がお弁当箱を買った奈良井より
平沢地区の方が漆器のお店が多く、店先にテントを出して安価な漆器を沢山販売していた。
元値が高くても揃いではない小皿等を、1枚100円程度で買えたり、
豚汁や丼の時に使えそうなどんぶりも1,000円もあれば、なかなか良い品が手に入る。
気負うこと無く気軽に使える漆器。流石に食洗機対応ではないけど、スポンジで洗剤をつけて洗っても問題ない。
どんなお料理でも漆器の器に入れただけで高級感が出て、蒸し大豆を乗せただけでも、箸休めと呼べる1品に見える。

私は、コロナ禍でお休みしていた期間を除いて毎年来ているため、残念ながら今年欲しいものは無かったけれど、見ているだけで楽しい。

子ども、お六櫛を買う

名前を彫っているところ

シャトルバスで木曾くらしの工芸館まで戻ると、お六櫛の実演販売をしていた。櫛の歯の間をヤスリで丁寧に整える、この作業をリズムよく繰り返し、櫛が出来上がっていく様子に見入ってしまった。
早速、子どもがお試し用の櫛で髪をといてたところ、驚くほど艶々の髪の毛になりすっかり虜。
櫛歯や大きさの違いで、滑らかさも変わってくるようでいくつも試して、お気に入りの櫛とケースを選んで購入することにしていた。
支払いを済ませると、「お父さんのセンスで良かったら、、お名前入れてあげられるよ」と声をかけていただき、櫛に名前を入れていただいた。
お六櫛は3代使えると聞いたことがあるので、永く使えると良いなぁ。

夕飯に、本日2回目のうどんをいただく

5月に富士見町に行った帰りに寄ったうどん屋さんがとても美味しかったので、ばばにも食べさせたくて寄り道。
やっぱりおいしい。。松本方面に行く際には必ず寄ろうと思った。
長野市内に、おいしい蕎麦屋は沢山あるけど、はて?うどん屋さんはどこだろう。どなたか教えていただきたい。

これにて木曽漆器祭、日帰り旅行は終了。

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