奥さんへ
確かに何年もお互いに秘密であってホテルに行き数えきれないほど抱き合いました。
そこに愛はあったかもしれないしなかったかもしれない。それでも求め求めあったのは事実です。
小説に彼にまつわる単語を並べてしまったことはこれは謝ることなのでしょうか?
わたしはいちおう物書きです。虚構の世界として客観的に不倫小説として扱ってくれてもいいのではないでしょうか?
彼は別に奥さんと別れてもいいし、別れなくてもいいし、こんなに家族に尽くしているのだから自由にしてほしい。
そのような愚痴を溢しました。
確かに生い先短い人生の残り互いに好きに生き好きなことをすればいいのではないのでしょうか?
彼には金輪際会いません。ここ最近は彼からばかり連絡をしてきました。
わたしからはしておりません。
そんな大事な旦那なら首輪でもつけ監視したらどうですか?
ばかみたいです。
男は浮気をする生き物だということをあまり男を知らないあなたの無垢さがある意味阿呆らしいし羨ましいです。
わたしは風俗嬢です。あなたに出来ますか?風俗の仕事が。
この文章をもし読んだら彼にいい見せてやってください。
わたしから振った。
そう伝えてください。あとひとつ。
また、浮気はどこかでします。
あしからず。
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