呪術廻戦0を2回見に行った話。【ネタバレ有】
私夜半、タイトルの通りもう映画2回見てます(受験生…笑)
1回目はもちろん12月24日、近所の映画館での朝イチ上映(通常版)でした。冬休み初日だったので、テストがんばろー!という景気づけのためにも。
2回目は1月17日に、こちらはIMAXで見させていただきました。テストの自己採点が終わった帰りですね。お疲れ様ということで。
今回はその感想を書いていきたいと思います!
1回目 12月24日 通常版
0巻は結構前に読んでいたので、内容は知っている状態で見に行きました。
まず特典の0.5巻、表紙がいいですよね!カラフルじゃなく、敢えて(なのかはわからないけれど)赤の線画でまとめる私の好みにドンピシャな単行本でした!中身ももちろんいろんなことがツメツメで、めっちゃよきです。
一話読み切りのお話も面白かったです!こちらは本誌の方にも掲載されていて、私は先に偶然(多分付録が欲しくて)買ったときに載っていたので読んでいました。
歌姫さん優しいですね。いい人。そして真希さん…!!!笑
特典についてはこのくらいにして、肝心の映画本編に移ります。
とにかく始まってすぐは映像が綺麗すぎて驚きました。
「東京都立呪術高等専門学校」っていう表札も、立体感とか文字の艶がしっかり描かれていてもうやばいです。実物を見ているみたいでした(通常版でもそのくらい綺麗!)
まず最初は、乙骨くんの朝のルーティンです。あれは0巻にもなかったと思うのですが、乙骨くんの浮かない表情とかが繊細に描かれていて凄いなと思いました。(学校に行きたくないっていう気持ちが表れてるなぁと)
そして真希さんとの小学校実習ですが、スタートの真希さん強すぎる…!!「一振りで…!」って乙骨くんが驚いていたのにも納得です。
その後屋上でデカブツに食べられてしまうわけですが、そのお腹の中での真希さんと乙骨くんの会話がいい。
自分は呪いに当てられて意識朦朧となる中、みんなで助かるためにも真希さんが乙骨くんを説得するシーンは、トレイラーにもありましたよね!
やっぱり真希さんの言葉には、呪言ではないですが人の心に響く何かがあるのだなぁと思いました。
続いては少し飛んで棘くんと乙骨くんの任務です。ハピナ商店街は実際に仙台にある場所で(あんなに寂れてはいませんよ!!)、親近感が湧きました笑
そこでの棘くん。最高。
自分は咄嗟に乙骨くんを助けられる判断力もあり、身体能力もあり…。
1人で倒しに行こうとするところは少し心配でしたが、乙骨くんがその棘くんの優しさをしっかり受け取った上で一緒に行くと言えるのもいいですよね。
あれが「優しさ」だって気付くのって意外と難しいと思うんですよ。結構な状況でしたし、乙骨くんも訓練を始めたばかりでしたし。
それから、夏油さんのお屋敷です。お金持ち…。
確かにあの座り方や服装が何となく胡散臭く見えてしまうような気がしないでもないです笑
掛け軸の言葉とかも結構…。
でも夏油さんも、やはり呪術師仲間(呪詛師仲間のほうがいいでしょうか?)は大切にするんですよね…。
ラストの方でも言っていましたが、「別に高専の奴らまで憎かったわけじゃない」っていう言葉は本音だと思います。
どちらかと言えば同じ呪術師を一般人から生まれる呪霊から守りたくて…ってことなんだと。
お互いがお互いを大切にしていて、その方向性が少し違かったってことなのでしょう。悲しい。
ミゲルvs五条さんのファイティングシーンも圧巻でした。まず、あの五条さんにあそこまで耐えられるミゲル。
怒ってる五条さんの普段からは想像できない声色がすごかったですね。迫力が増してました。ちなみに私は、ミゲルが電線を使って足止めしようとしたシーンが好きです笑
続いてこの映画の醍醐味とも言える、乙骨くんvs夏油さん。
ここはですね、まずカメラアングルが最高です。もともとセリフとか表情とか、そう言うところで臨場感溢れる感じになっていたと思うんですが、あのカメラアングルがあることでより一層「体感している」気持ちになれます。
また、バトル中の乙骨くんと夏油さんの会話にも注目。
わかんないよっ!
という乙骨くんのセリフから始まる会話があるんですが、そこに乙骨くんの優しさと夏油さんのいい意味での必死さというのが表れていると感じました。
乙骨くんは、夏油さんが間違っているとレッテルを貼るわけではないんですよね。
何が正しいのかわからない。それは、自分は高専以外の呪術師たちのことをよく知らないから。
乙骨くんの視野が広い。あの状況だったら、「お前はたくさん人を殺して、間違っているに決まっている!」と言ってしまってもおかしくないと思いますが、「わからない」=自分はまだ判断できる知識もないし立場でもない、と言うわけです。
ちなみに、夏油さんが宣戦布告に来たときに初めてこの2人は会話していますが、その際にも「わからない」と言っていました。(夏油さんは非呪術師を皆殺しにするとはっきり言っていたのに!)
乙骨くん、相当頭もキレそうですね。冷静さも少なからずあるし、素晴らしい人材なのではないかと思います。
そしてラスト、五条さんと夏油さんの再会シーンです。
映画では、五条さんは夏油さんと目線を合わせるようにしゃがみ込みます。そして、「———」と言葉をかけるわけです。
宣戦布告に来たときも、百鬼夜行当日も、映画で描かれた部分の大半は敵対している図式になっていましたが、最後の最後でようやっと青春時代の2人に戻れたのではないかな、と思っています。
「高専の奴らまで憎かったわけではない」と言う夏油さんの言葉、そして声色は本当に先程までの対乙骨での声とは全く異なる、夏油さんらしい柔らかくて綺麗な声でした。
他の仲間の心配をまずしていたところも夏油さんらしい。家族と言うくらいですから、それほど大切にしていたんだと思います。最期、みんなに会わせてあげたかった。
最後は、里香ちゃんの解呪です。
このシーンはKing Gnuさんの『逆夢』の歌詞にも描かれている場面ですが、空に昇ってキラキラと世界を照らす里香ちゃん、美しく切ないですよね。
最期まで乙骨くんと里香ちゃんはお互いの存在に感謝し合い、愛していました。
「好きになってくれてありがとう」と言える乙骨くん。「楽しかったよ」と言える里香ちゃん。
たくさんの人を傷つけてしまったことは事実ですが、それでも、2人はなるべくしてなったのだと思います。
長くなりましたが今回はここまでです!お付き合いありがとうございます!2回目IMAXレビューは次回に回したいと思います!
それでは次のポストでお会いしましょう〜!
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