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あなたの声に、そばにいてほしい(NCT/TAEIL)
はじめは「とにかく『歌える』ひと」。そして「きっとNCT127に、NCT全体に、SMにとって欠かせない歌声を持つひと」そう思っていた。
今、「私にとって」と付け加えるなら。
「私にとって欠かせない歌声を生み出す、私の人生に欠かせない存在」。
ムンテイルさん。
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その声に存在感があることは当たり前で、大好きでありながら、ただただ艶のあるお声だと思うばかりだったのだけど。
テイルさんの歌声を聴くとテンパリングされたチョコレートを思い浮かべてしまう 艶やかで滑らかなあの感じ どの音域もそれが失われないだいすきな声 歌っている姿も思い浮かべてますますしあわせになる https://t.co/mxKGsG2aWG
— ay (@ay_musique) March 16, 2022
こんなに大切な声になるとは思っていなかった。
イリチルは2022年9月16日に正規第4集でのカムバックを控えていて、スケジュールによると、13日には収録曲のハイライトメドレーが先駆けて出るのだという。音源に収められるいちばん新しい彼の声を聴く前に、ただの自己満足思い出語りではあるが、私が彼の声に出会って僅かばかりの間のことを言葉にしておきたいと思う。
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でも実のところ、自分がどうしてこんなにも魅了されることになったのか、はっきりとしたことは分からないのです。気付いたらとんでもなく大事だった。
自分のツイートを遡ると何となくテイルさんについて直接言い及んだのはこの辺りな気がする。
鳥にご挨拶するていりぴょんマジ癒し 顔見えないけど癒しhttps://t.co/boLogBXv8W
— ay (@ay_musique) January 18, 2022
この満面の笑み、まもりたいhttps://t.co/stTWKsLDBu
— ay (@ay_musique) January 23, 2022
その後SNSでいろんな方の思いをシェアしていただきながら、心を動かされるほどに共感するツイートに出会ったり現場でシズニにお会いしたりして「いいなぁたいせつだなぁ」と感じることが増えていったのかもしれない。
THE LINKツアーで、実際にテイルさんの歌声や姿を観て聴いて感じることを楽しみにしていたから、名古屋でお会いすることが出来なかったのは残念で、だからこそ東京ドームで実際にその姿を見たときは感激した。その時だったかその前の名古屋だったか忘れたけれど、現場でご一緒させていただいたシズニのお友だちにテイルさんのbubbleを勧められて、正直興味本位で取り出したのも大好きが深まるきっかけだったな、と思う。ついこの間のことだと思っていたがなんと今日で登録100日目だった。時が経つのが早すぎて引いています。bubble、節目のタイミングにかわいい画面になるんです。ハートとか飛ぶからちょっぴり恥ずかしい。100日記念の今日は花火が打ち上がっていました。
ところでテイルさんの泡、大変よいです。有名だと思うので書きますが、bubbleにはアーティストがファンの名前を入れてメッセージを送信できるコマンドがあるようで、テイルさんはそれで名前を呼びかけてメッセージ送信のきっかけとしたり、たまに呼びかけておきながらそのまま次を待つファンを置き去りにしたりする。こわい。もとい、基本的には愛らしいエピソードや公演などのタイミングでメッセージが送られてきて、頻度も含め適度な距離感で見守ることができます。
実際に姿を観て思い知らされたものが多いのもまた事実で。上のnoteを書いたときには何だか自分の思いが重ために書き残されているけど、好きの輪郭や立体感が増して、それはそれでとても素敵な体験だった。
NCT LABの「Rain Day」は7月19日公開で、予告があった時からもちろん楽しみにはしていたけれど、直前にこのインタビューを読んだことがどっぷり浸かるきっかけとして大きかったのかもしれない。スレッド含め、様子がおかしい自分を言葉でよく表すことができていると思う。
素晴らしいインタビューなのに音高時代のところを読んだ瞬間「ない記憶」爆誕してここ何日かものすごく拗らせています 前読んだ時は何ともなかったのに一体どうしちゃったの https://t.co/OxRNAt8uSS
— ay (@ay_musique) July 15, 2022
(ツイートにある「ない記憶」というのはつくづく便利な言葉でつい使ってしまいがちだ。実際には生活が交わることはないのに、自分に直結した共通点を見つけると図々しくも身近に感じてしまい、膨らむ思いを止められないのだろう。私は音高出身ではないけれど、インタビューを読んで「こんな人いたかもしれない」「こんな人いたらよかったのに」と思ってしまったことが、説明しがたい親近感の増幅に繋がった気がする。)
ずっとその声を聴いていたはずなのに、いざ特別に大事だということに気付くともう後戻りができなくなってしまった。「Rain Day」だって大切な一曲として聴いているし、この夏はレコーディングビハインドの生歌やソロの歌声もゆっくりと拝聴した。
どんな歌声か、自分はその歌手の歌声をどのように感じているのかについて、他者にわかりやすく伝えるために歌声を技巧的に分析することは一つの「たのしみかた」としてあるだろうし自分なりに思いを巡らせることはあるが、テイルさんの歌声に触れて、いい意味であまり必要ないかもしれないと思うようになった。もちろん技術の追究は歌手にとって必須であるが、技巧的な面はあくまで歌を表現する一助にすぎないということを私はテイルさんの歌声で実感したような気がする。
技巧とは別の面から「歌声を介して曲をどう表現するか」ということは、その歌手の個性があらわれる一つであると思うし、それぞれによさがあるというのは大前提としてある。様々なアプローチがありながらも、私はテイルさんの歌声と歌の関わりから「曲の物語に寄り添う、曲を置き去りにしない歌い方」というのを感じていて、それが堪らなく好きだ。いい意味で歌い込みすぎていない。読み物でいえば「ナレーション」のような、聞き手を音楽に導いてくれるような心地よさを感じている。もちろんテイルさんの歌唱技術が高いことは言うまでもなく、スキルやテクニックがあるからこそ楽曲とそのような関係でいられるんじゃないかと思うけれど、そういうことって技術とか理屈では説明できないんじゃないのかな。人それぞれに音楽の感じ方は違うし、どのように愛するかは聴き手に委ねられているから、私は私の感じ方を大切にしていきたい。
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心が揺れてしんどいとき、テイルさんのお写真を眺めると自然と気持ちが落ち着くことがある。特に頭に血が上ったように感じられるとき、スッとその熱が引くような感覚がある。単に姿が好きなのか歌声が思い出されるのかそのどちらもなのかはよく分からない。
そういう日の退勤途中に聴くテイルさんの歌声は格別だ。歌だけでなく私のことも置き去りにしない。いつもそばにいてくれる感じがたまらなく好きだ。安心して音楽に、歌声に没頭することができる。
私はテイルさんご自身のことを何も知るわけがなく、コンテンツやコンサートでの姿で知ったような気持ちになっているが、テイルさん自身がいつも安定した気持ちでいたいと仰っていて実際そのようなお人柄に触れるたび、私も安心するし、歌声にもそれがあらわれて、ペースメーカーみたいだな、と思う。だからこそふいに垣間見るお茶目な一面を特別に愛らしく思うのだけど、基本的には誠実さと音楽やファンを愛する気持ちと、元来のひょうきんさが合わさった姿なのだと思う。
公演の最後の曲、ステージの端から端までを、四方に手を振りながら自分の轍で埋めるように歩く最愛の長兄を双眼鏡で必死に追いかけた 全てが愛おしかった
— ay (@ay_musique) August 27, 2022
ひょうきん、と書いて思い出したが私はSMTOWN TOKYOでのこの後ろ姿を忘れられないと思う。自由気ままに見えながら一歩一歩くまなくステージを足跡で埋める姿と、大きな背中を。目に、心に焼き付けていたよ。
私はテイルさんの歌声に「NCT」というアイドルグループを通して出会った。アイドルという「見つけやすい」ところにいてくださらなかったら多分出会えなかっただろう。もちろん世界中にまだ出会えていない素晴らしい歌声があるのは承知の上で、この出会いを大切にできる愛し方をしたい。
テイルさんに、テイルさんの歌声に出会えたことは私の人生を豊かにしてくれた糧の一つであるが、その中でも、テイルさんが表舞台で歌い続けてくれる限り、私はテイルさんの歌に触れられるということがとても幸せなことだと思っている。ご自身の仕事に欲があって、満足するまで突き詰めたいという気持ちを末永く応援したい。
テイルさん、一生会えないかもしれないけれど、私はいつもあなたの声がそばにある人生を歩むファンのひとりです。今までの歌も、これからの歌も。あなたの声に、そばにいてほしいです。新しいアルバムで聴けるあなたの声が、表現が、今からとても楽しみです。私も一緒に走るよ。いってみようよ、いけるところまで。
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