上手く立てず

日記

今日は目が覚めてからずっと(あー出勤日だなー)と憂鬱な気分でいた。
いや本当は水曜日からずっと。今週は金土日が出勤日だったから、それまでに気持ちも体力も回復させておかなきゃ、まだまだ休んでいたいな、と思って結局やりたいことを何も出来なかった。先のことばかり考えて今を軽視する生き方をなおしたい。

朝起きて、9時には一日の始まりを認識していたはずなのに現実を直視したくなくてもう一度布団にくるまった。
頭の中には洗濯機回さなきゃ、買い物に行かなきゃ、掃除しなきゃ、お風呂入らなきゃ、ヘアセット予約しなきゃ、化粧しなきゃ、があったのにどれもこれもしたくなかった。
11時に目が覚めて、さっきよりももっと憂鬱さが増して、また目を背けた。
その後から1時間おきにアラームをセットして、次鳴ったら起きよう。鳴る。起きれない。
次で起きよう。鳴る、起きれない。鳴る、起きれない。を繰り返した。
もちろん眠ってるわけじゃなく、ただ布団の中で何か邪悪な魔物が過ぎ去るのをじっと待つように憂鬱さと闘ってる。浅い睡眠を挟むときもあるけれど。

15時のアラームが鳴り今から起き上がったらご飯もシャワーも化粧も余裕もって準備出来そうだな、と脳内でシュミレーションして、想像の中の自分だけが綺麗に完璧になって現実の自分は結局ベッドから1歩も起き上がれなかった。
もうご飯は食べなくていいや、それよりまだ横になっていたいな、時間よ止まれと無気力ながらに祈った。
30分ごと、その次は10分ごとにアラームをかけて自分を追い込んでいく。ヘアセットの予約さえしてしまえば起きざるを得ないと思い、横になりながら枠を取るために電話をかけた。

この電話もセットサロンに行くのも、一時期は憂鬱で自分で整えたりしていた。
ヘアセットだけしてもらいに行って怖気付いてお店には行けなくて、泣きながら帰った日もあったけど今日はそうはならなかった。
どんどん酷くなる腹痛も込み上げてくる吐き気も湧き出る冷や汗も一向に収まらない。
2時間後、全てを諦めて予約キャンセルの電話をかけ、店長へ｢今日しんどいです｣のLINEを送った。

先週気持ちがしんどいのを言い出せず嘘をついて休んだ事実を店長に打ち明けたとき、それは言えよと笑いながら言ってくれた。
店長の目に、最近の私はまたどこかしんどそうに映っていたらしく、もっと気にかけていれば良かったとも話してくれた。

火曜日の電話のときも、しんどかったら無理しなくていいから、休んでいいから、ゆっくりでいいからって声をかけてくれた。だから今日は正直に伝えられた。

その後の店長からの電話も辛くてしんどくて空虚に包まれて出られなかった。

｢ゆっくりしとき！またいけそうなとき連絡ちょうだい！｣
のメッセージをしばらく見つめながら布団の中で静かに泣いた。自分はいつまでこうなんだ。

明日は行けると思う？行けたらいいな。