ミニ重慶語講座
こんにちは。
重慶語ってご存知ですか?中国語の方言の一種で、中国の重慶市で主に使われています。重慶市は四川省のすぐ隣で、四川省と言ったら辛い料理、鍋、パンダなどを思い浮かべますね。四川省にも方言があり、四川語といい、重慶語とも非常に似ています。しかし、重慶市と四川省は違います!重慶市民に向かって「重慶は四川省の」や、「重慶語ではなく、四川語」と言ったら、八割の重慶人は間違いなく怒るでしょう。重慶市と四川省の関係は京都と大阪みたいな感じですね笑
本日は、基礎的な重慶語をいくつか紹介していきます。中国語(普通话)を勉強している方々にとっては、聞き取りは出来るものの、また違う感じが楽しめていいと思います。その前に、自分で撮った重慶の写真を何枚か見せたいと思います。
(重慶市の夜景)
(同じく、重慶市の夜景、違う視点から)
(重慶市のスカイライン)
(I ❤️重庆)
(重慶で有名な火鍋。辛いだけでなく、胡椒味で舌が麻痺して、ピリピリする感じがたまりません。)
(重慶の火鍋文化を広く伝え、世界から愛される重慶の味を作ろう)
(観音橋のショッピングセンター)
(普通话だと广场舞,重慶語だと坝坝舞)
(棒棒军という、重い荷物を代わりに運んでくれる人達です。数十年前までは普通の様に見かけることができ、重慶市の運送業者の主力軍ですが、公共交通機関の発展と物流業の展開によりほぼ見かけることはありません。)
さて、重慶語の講座に移りましょう。
1)老师 (ラオ セー)
例えば、道に迷って誰かに尋ねたい時とか、他人に話しかける時に、その人の事を「老师 lao 第一声 se第一声 」と呼びます。老师は普通话で先生の事をさし、lao shiと読みますが、重慶だと先生の他にも、誰を呼ぶ時でも使えます。老师は一種の敬称で、要するに「失礼のない呼び方」と「他人から学ぶところがある」という意味合いで普及化され多様です。
例えば、誰かに写真撮って欲しい時に
「老师,麻烦帮我们拍哈照不?」(すいません、写真を撮ってもらってもいいですか?)
「要的嘛!」(もちろん!) と言います。
2)要的 (ヤオ デー)
「要的」とはいいね!や、いいよ!を伝えたい時に使います。他人に何かお願い事をしたい時や、遊びに誘われて「行こう!」と答える時とかに使うと現地の人に喜ばれます。
3)铲铲(ツウアンツウアン)/毛线(マオシエン)/锤子(ツウエイズ)
铲铲はスコップ、毛线は毛糸、そして锤子はハンマーのことを指しますが、重慶語では否定詞(notみたいな)として使えます。例えば、
「你晓得个锤子!」(お前に何がわかるんだよ!)
もしくは、何か言われた時に、
「铲铲(ツウアンツウアン)/毛线(マオシエン)/锤子(ツウエイズ)」(ちげえよ!)と言い返すことができます。
4)安逸 (アンイー)
安逸は快適や至福という意味で、気分がいい時に使います。例えば、美味しい重慶の火鍋をお腹いっぱい食べた後に、「安逸!」というといいでしょう。
重慶語にしかない独特の言い回しはまだまだたくさんありますが、全部紹介しようとしたらキリがありません。他にも、いくつかいいサイトを見つけたので、リンクを貼っておきます。
それでは。
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