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メキシコシティ 〜トロント 不幸中の幸い

こんにちは。

12月1日から12月2日にかけて、メキシコシティ からトロントに移動しました。と言っても、その過程は予想外の出来事の連発で、まさに災いじて福となす、そして不幸中の幸いとも言うべきです。

12月1日 朝 (メキシコシティ )

9時に起きてホストマザーにお別れを告げ、Airbnbを出てから、まず始めに朝食を食べるために店を探しました。元々の予定では午後一時の飛行機でトロントに向かい、午後6時に到着予定なにで、数時間観光してからトロントのAirbnbに向かい、次の日(12月2日)の昼の飛行機でコロンバス市に戻る予定でした。しかし、朝からメールで飛行機が遅延すると立て続けに連絡が来て、最初は一時から一時半、一時半から二時...そして三時、とどんどん遅くなるばかりです。

それでもまずはいちばんお気に入りのお店に行き、ブランチのつもりでタコスを10個とメキシコのソーダーを注文しました。メキシコで食べる最後の食事(だと思ってた)だったので、お腹いっぱいになるまで食べました。

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それから空港に向かい、エアカナダのチェックインカウンターに向かうと、元々一時ごろの飛行機が六時半ぐらいまで遅延になったと聞かされ、仕方なく空港で時間をつぶしました。到着が11:50pmになるので、トロントのAirbnbに連絡をして予定をキャンセルして、それからユーチューブをずっと見てました。

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(飛行機の遅延状況)

係員に詳しく聞いてみたところ、なんとオントリオ州で大雪が降り始めたので、飛行機のみならず、トロント付近の都市ではほぼ全ての交通手段が麻痺状態になってるそうです。ニュースにものりました(https://www.theweathernetwork.com/ca/news/article/ontario-second-colorado-low-with-snow-freezing-rain-ice-threat-heading-into-december)

(https://www.narcity.com/news/ca/on/southern-ontarios-ice-storm-includes-strong-winds-freezing-rain-and-snow-photos)。

12月1日 夜 (メキシコシティ 国際空港にて)

なんとか6:45ぐらいに搭乗でき、特に支障もなくトロントに移動できそうです。しかし、到着しても明日になっちゃうので、観光計画を実行できなくて残念だなと嘆きましたが、遅延したおかげでもう一回飛行機の窓からメキシコシティ の夜景を満喫できるので、特に損した気分ではありません。11月27日の夜に、メキシコシティ 空港に着陸する数分前までは、現地の治安は大丈夫だろうか、スペイン語しゃべれないから迷子になったらどうしよう、等と焦ってたのですが、窓から見えたメキシコシティ の夜景が、ダイヤモンドが散りばめられたようでとても印象に残り、不安を一瞬で追い払ってくれました。しかし、その日は一眼カメラが身の回りになかったので、映像に残せず、記憶の中にとどめることしかできず、一つの残念だなと思いました。

ですので、今回は一眼レフとスマホを機内モードにして、離陸寸前からずっと窓側にカメラを向けてスタンバイをしました。離陸した時はもう7:30pmで、周りもすっかり暗くなったので、とても綺麗な夜景を見ることが出来ました。ずっと印象に残ってた、メキシコを離れる前にもう一度見たかった夜景を記憶に、そして映像に残せることが出来て、これもメキシコシティ から僕宛の最後のプレゼントなんだな、と言葉に表せないほどの感動を覚えました。

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(動画からのスクショ。動画は僕のインスタからどうぞ。)

そしたら今度はお腹もすいてきたので、何か夕食を買うことにしました。日本やアジアの航空会社とは違い、エアカナダや北米の航空会社は、国際線でも短距離の場合は、無料の機内食は提供しません。食べたかったらその場で買わないといけないので(アメリカー日本などの十時間以上の飛行はもちろん無料で付いてます。)、僕はいつもスルーしてたのですが、今回はお腹が空き過ぎて、サンドイッチ+カップ麺+りんごジュースのセットを注文しました。セットで約10カナダドル、まあまあの値段ですね。

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食べた後はぐっすり寝て、起きたら着陸寸前でした。天気予報の通り、トロントは大雪に包まれ、飛行機が止まった後も、機長が除雪車の支援を請求しないと飛行機から降りられないほど降っていました。

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12月2日 午前、トロント空港にて

トロント空港に入ったらすでに一時半。入国審査では長蛇の列がまだ出来ており、僕の番になって、パスポートを渡すと、「Hey, what brings you to Canada?(なんでカナダに来たの?)」と聞かれ、一般の入国審査に当たる質問のプロセスかなと思い、丁寧に「カナダ経由でメキシコからアメリカに帰る」と答えたら、「ん?なんでメキシコ?スペイン語できるの?」とまた質問され、これは入国審査というよりは雑談って感じでした。「スペイン語もできず、ホテルにも泊まらずにAirbnbに泊まり、周りも英語できなくて大変だったわ!w」と話したら、「Well, at least you made it back! so that's good! hahahaha!(まあ、帰って来れたんだから良いんじゃないのか?はっはっは!)」と笑顔で返してくれて、カナダ入国のスタンプをパスポートに押した後に、「bro, have a good night!」とパスポートを返してもらいました。カナダもスタンプを廃止していたと聞き、今年春にバンクーバーに行った時も押してもらえたので、審査官と雑談した上、カナダのスタンプももらえたので、想定外の幸せでした。

その後、スーツケースがなかなか出て来ないので、同じ飛行機に乗ってた人たちに「あなた達もメキシコから来て、スーツケース待っているの?」と話しかけ、そしたら「そうだよ、まったく遅いよなー」と愚痴ったり、雑談で盛り上がりました。アメリカやヨーロッパの人たちはほとんどフランクで、誰とでも雑談でもりあがれるぐらい接しやすいので、僕も知らない人に話しかけるのが好きで、他人とのコミュニケーションを楽しんでます。もちろん、日本で同じ風に振舞ったら怪しいものに認識されますよねw。

スーツケースを一時間ぐらい待って、ようやく出てくるとアナウンスがあったので、取りに行き、出口に向かう途中でさっき雑談してた人たちに会い、「Oh, you are done? Have a good night!」と挨拶を交わし、外に出て、トロントのパンフレットを何枚か貰い、せめて旅行した気分でも味わうべく、スーツケースに入れてアメリカンに持って帰ることにしました。

今日は空港泊で、昼の飛行機でコロンバス市に戻ります。しかし、全く眠気はないので、ソファーに座って今日あった想定外の遅延、タコスを食べて駅に向かう時に店長が「👍」と見送ってくれた事、再び感動を与えてくれた、飛行機の窓から見たメキシコシティの夜景、入国審査官やほかの搭乗客と弾んだ会話、メキシコで出会った親切な人たちを思い出しながらノートを綴っています。まさに不幸中の幸い、そして人生の一分一秒を楽しむことが大事ですね。

明日からまた大学に戻り、忙しい学生生活に戻ります。良い息抜きになりました。

グラシアス。

(表紙?の写真は2017年3月に旅行に来た時に撮影したものです。)

12/2/2019, at Toronto International Airport, 4:30am.




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