自殺しようとして、携帯も持たずに家を飛び出した。


#あの会話をきっかけに


次女と些細な事で、大喧嘩となり、母親を止めたくなって、スマホを持って出たら、GPSで探される!

と思って、バックだけ持って家を飛び出した。


自殺するといっても、車に飛び込むのは、お相手に迷惑がかかる。


電車に飛び込むのは、たった一人の身内の弟に迷惑がかかる。かも。


とりあえず、コンビニに行って、ノートとペンを買った。

弟を先頭に、遺書を書いていく。

私が死ぬことで迷惑かけるであろう人に。

そして、長女への手紙を書こうと思って、生まれた時の頃からの事を書いていたら、

どうしても、死ぬまえに長女の声が聞きたくなった。

携帯を持ってないので、公衆電話を探す。

長女に電話をかける。


何時も冷静な、落ち着いた長女が泣きじゃくり、「お母さん帰ってきて。」

と。私は、何も言えずにただ受話器を握り締めて泣いていた。

「駐車場迄一人で迎えに来てくれる?」

と聞くと、「今から駐車場で待ってるから帰ってきて!」と。


私は、どうしても長女の暖かさをもう一度感じたくて、

家に帰った。

寒いなか、長女は駐車場で待ってた。

「ごめんね」と抱き締める。

凄く、凄く冷たかった。

家に無言で帰り付いたら、次女が飛び付いてきた。

大泣きしている。


私は、寿命が来て死ぬまで母親なんだ。と諦めがついた。

次女が弟夫婦や、知り合いに電話してたらしく、

弟から大量の着信とラインが入っていた。

家に帰った事を告げると

「俺も、この歳でショック死とかある年代になったのだから、もう二度とこんなことは止めてください。」

と締めくくりのラインが届いた。


長女の声、喧嘩した次女の思い(このままお母さん死んだら私のせい!)

弟の思い。義理妹の思い。

それを全て受け止めた日でした。

それから二度と、私は誰と喧嘩しても死ぬ!と思わなくなった。


私があの時、長女の声を聞いていなければ。

止めれなかった長女は苦しみ、喧嘩した次女は自分を攻め、

両親を亡くして、たった一人の身内の弟は、

姉の自害を苦しみ続けるだろう。

私が帰るまで、起きて待っててくれた方、遠く離れて駆けつけれない弟夫婦、

娘たちの人生を変えていたかもしれない。

長女の声を聞きたくなって良かった。

神様からお許しが出るまで、

こちらの世界にいます。



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