高校ラグビー 天理に感動
天理vs中部大春日丘
高校ラグビーが凝縮された好ゲーム。
身体が小さくタレントがいない天理が、身体が大きく高校日本代表候補7人擁する春日丘を倒した。
天理は、とにかく1人目が刺さりまくり、ミスタックルしない。ダブルタックルでゲインさせない。凄まじい集中力のDF。
実は、アタックも練られており、SHが緩急をつけ、アタックをコントロール。FHが自陣ではキックを徹底し、相手一年生FBを根負けさせた。しかも自軍の小さいFWにフィジカル勝負させず省エネさせる効果も絶大。またミスマッチを逃さず、グラバーキックで前半のトライを演出。
FWはラインアウトをノーミス。これはできそうで中々できないこと。
ここぞのサインプレーは、伝統に裏打ちされた秀逸なタイミングで相手を翻弄。(後半のトライ)
春日丘はタレントを擁しながら、攻撃がやや単調。(あの低いタックルにメンタルをやられてもおかしくないが。)
8、10、15のセンターラインが一年生で、そこを天理に狙われた格好。FHがアタックラインの深さをコントロールしたり、クロスやカットインアウトを使えれば、面白かったかも。
いずれにしても、天理は高校生のお手本のようなチームで、桐蔭OBの私としては、明後日のゲームが楽しみであり、あの低いタックルは脅威だなと感じてます。
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