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データサイエンス業界とUX/戦略デザイン業界:成長分野という共通点

現在の職場でデータサイエンス&AI分野に関わるようになり、データサイエンスの分野に興味を持つようになりました。自分の関わってるプロダクトのユーザーたちをもっとよく知りたいとの想いから勉強をし始めたのですが、知らない事・分からない事が多すぎる世界にハマっていって、意外なことに数学大嫌いな私でもまだ続いています。

データサイエンスの勉強と並行し、ワークフローやプロジェクト設計みたいな視点もとても興味があるので調べていたところ、なんだか数年前のUXデザイン業界と似ているなーと思い始めました。

以前、下記の記事で「デザイン関係の職種多すぎ。。」とこぼしたのですが、同じような現象がデータサイエンスの業界でも起きているようです。

もともと定義されていなかったような専門分野で、近年すごいスピードでニーズが増えている分野という所が共通項でしょうか。

戦略デザイン業界の方は、この頃は新しい職種を目にしなくなったので、デザイン系の職種は一般的になりつつあるのかなぁと感じています。データサイエンス業界の主な職種はざっとこんな感じだと思います。データサイエンティストを中心として、1人でデータの整備から運用までを行う場合もあれば、大きなチームや企業では細分化して担当しているようです。

・データアナリスト
・データサイエンティスト
・データエンジニア
・ML エンジニア
・AI エンジニア
・ML Ops
・DevOps
・IT オペレーション
・ソフトウエアエンジニア

出所:The art of Data Science / 101 Data Science / Linked in search など

デザインの世界でも、最初はグラフィックデザイナーからUX、UXデザイナー、UXエンジニア、UXリサーチャー、デザインストラテジストへとニーズが増えるにつれ細分化されていきました。こういった、1つの代表的な職種から分岐していくイメージも共通点だと思います。

データサイエンティストは、米国で需要の大きな職種上位に位置する職種です。ビックデータの整理分析から、MLモデルを作って業務で使っていくフェーズに突入したという事だと思います。これからAI/ML分野は業界を問わず当たり前のように活用されていく事でしょう。AI専門の企業などでなく、一般のプロダクトチームに配属されていたりという話もよく聞きます。となると、需要が拡大しているのも頷けますね。特にスタートアップでは、差別化や効率化の為に重要になってくる分野ではないでしょうか。スタートアップの初期メンバーにも加わっている事も多いのでは。

データサイエンスと戦略デザインの共通点は、分野横断的な所にあると思っています。データサイエンスは、ビジネスとテクノロジーの境界領域で、戦略デザインは、ビジネスとデザインの境界に位置します。データサイエンスというと、サイエンス的な要素が多いイメージを持たれるかもしれませんが、ビジネススキルもかなり重要。

コーディングも重要なスキルですが、そもそも何の課題を解決しようとしていて、どんなデータを使うのか。膨大なデータから当たりを付けるにしても、勘を働かせるにはビジネスセンスが重要なのではと思います。デザインの世界でも、職人的な所+美的感覚に加え、戦略デザインではビジネスにどう生かすかといったエクスペリエンス設計が求められています。

個人的には、データサイエンス業界では、もう少しビジネス寄りの職種も増えていくのではと思っています。機械学習のモデル、運用、データの持ち方を設計するコンサル的な職種とか、私が知らないだけで既に確立しているのかも?ビジネスデザインという面では、戦略デザイナーにも必須の知識になっていくように思います。

データサイエンスは、これからまだまだ重要になってくる業界だと思うので、私も試行錯誤しながら勉強していきたいと思ってます。まさか高校でつまづいた数学を、今になって勉強する事になるとは。私は基礎が全く無いので、統計学や微分積分から学んでいます。

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