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カルバーシティの勢いとDTサンディエゴの影

ビジネス再開が目前のカリフォルニア。私の住む地域はかなり落ち着いた状況が続いているので、今まで避けていたお店やちょっと遠出にも安心して出かけるようになってきました。

好きだったお店が閉まってしまっていたり、新しい住宅が建っていたりと、家にこもっている間に街は確実に変化しています。ソフトウエアの仕事をしていても、お客さんの動きなどを感じる事はありますが、やっぱり直接的でない。街を歩いていると、肌で感じる変化があります。

ロサンゼルスのカルバーシティ、オレンジカウンティ、オレンジカウンティからサンディエゴに続くビーチシティ、そしてサンディエゴのダウンタウンを見て感じたことを書いておきたいと思います。

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地域によってかなり差が出てきている印象を持ちました。多くの地域を回っているわけではないのでかなり偏っていると思うんですが、どこもダウンタウン地区が勢いを失い、郊外エリア&アート系地区、開発が始まったばかりだったり、ビーチ沿いの地域は活気に満ちている感じがします。在宅勤務にシフトして、オフィスを閉める企業も多く、ダウンタウンから外に人が流れていったのは確かでしょうね。

おしゃれなレストランやカフェも次々と開いています。この頃ビックテックのオフィスが移ってきているプラヤデルレイにも近いし、もっと人気が高まっていく気がします。

対照的だったのが、最近遊びに行ったサンディエゴのダウンタウン。閉まっているお店が増えて、ホームレスの数も激増。そんなに頻繁に行っているわけでないので、比較対照が適当ですが、SFのマーケットストリートにいるような感覚を覚えました。SFも直近1年半行っていないので今の状況は分からないですが。

ダウンタウンから車で20分くらいのビーチエリアには数ミリオンする豪邸が並んでいます。FOR SALEの看板はほとんど無し。お金が集まる所にはあるんですね。

特に今年に入ってから、ソフトウエアのビジネスは結構好調です。ECも。DMBAで読んだThe Fourに代表されるビックテックは益々勢いを増しています。ソフトウエアに特化していたら、在庫を抱えるトラディショナルなビジネスが利益率で勝てるはずはありません。ビックテックも多角化してきてはいますが、どこもフィジカルな体験はSecondaryな位置付けではないでしょうか。

私は手に取って見ること、場所に紐づく体験はコミュニケーションを大事に思うタイプなので、リアルな体験を提供するビジネスが無くなってほしくないし、リアルでちゃんと収支が確保できるようなビジネスモデルができると良いなーと思います。

ソフトウエアの仕事をしていると、目の前のユーザーの遷移に囚われがちですが、その奥にリアルな生活やビジネスがあるわけで、街を歩いてそのあたりを常に感じて仕事したいなーと思います。

経済再開とともに、リアル体験型のビジネスの復興?を楽しみにしています。


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